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「おたく」の精神史 一九八〇年代論
 
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「おたく」の精神史 一九八〇年代論 (新書)

by 大塚 英志 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

ロリコンまんがの誕生、岡田有希子の自死、キャラクター産業の隆盛、都市伝説ブーム、フェミニズムの隘路。現代日本社会の起源を探る試み。


著者からのコメント

「おたく」なる語が「オタク」と片仮名に書き換えられるあたりから文部科学省や経 済産業省や、ナントカ財産の類がちょっとでもうっかりするとすり寄ってくる時代に なった。ぼくのところでさえメディアなんとか芸術祭という国がまんがやアニメを勝 手に「芸術」に仕立て上げようとするばかげた賞がもう何年も前から「ノミネートし ていいか」と打診の書類を送ってくるし(ゴミ箱行き)、そりゃ村上隆や宮崎アニメ は今や国家の誇りってことなんだろうが、しかし「オタク」が「おたく」であった時 代をチャラにすることに加担はしたくない。国家や産業界公認の「オタク」と、その 一方で見せしめ的な有罪判決が出ちまった「おたく」なエロまんがはやっぱり同じな んだよ、と、その初まりの時にいたぼくは断言できる。国家に公認され現代美術に持 ち上げられ「おたく」が「オタク」と書き換えられて、それで何かが乗り越えられた とはさっぱりぼくは思わない。だから「オタク」が「おたく」であった時代を「オタ ク」にも「おたく」にも双方にきっちりと不快であるべく本書を書いた。新書にして は異例の400頁超だが、『諸君!』で連載が中断したままだった「ぼくと宮崎勤の ’80年代」を加筆改稿したものである。近頃、流行の80年代をノスタルジックに語る 類の書物として本書を刊行する程ぼくは親切では当然ない。できうることなら旧作 『アトムの命題』との併読を強く希望する。

Product Details

  • 新書: 446 pages
  • Publisher: 講談社 (2004/2/21)
  • ISBN-10: 4061497030
  • ISBN-13: 978-4061497030
  • Release Date: 2004/2/21
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.2 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 3.5 out of 5 stars  See all reviews (21 customer reviews)
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12 of 17 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 予想外の展開, 2004/4/15
「13章 岡崎京子の居た場所」と宮崎勤事件との関わりについて書かれた
「21章 あの日のこと」には、不覚にも涙ぐんでしまいました。
漫画のことはほとんど無知なんだけど、大塚氏の著作ならハズレはない
思ってました。でも、タイトルから、まさか「泣ける」本だとは思いませんでした。
著者の意図しない過剰な反応をしちゃったのかもしれませんけど…。

でも、大塚氏の抱えている苛立ち、すっごくよくわかるなあ~。

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22 of 33 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「おたく」文化の、いまのところ「正史」, 2004/3/1
By ソコツ - See all my reviews
(TOP 50 REVIEWER)   
「おたく」と80年代の世相をめぐる評論集です。どれも扱われているネタ(ロリコンまんが、岡崎京子、宮崎勤、オウム、著者と同世代の評論家…)にさえ興味があれば、分析は一流のできなので、おもしろいと思います。当然、興味がなければ、つまらないです(自分にとっては「UWF」を主題とした章がそうでした)。

本書は、「おたく」文化が生まれる現場で仕事をしつづけてきた著者による回顧録です。ゆえに、この方面での最高水準の歴史的資料にもなります。そうした視点からみるならば、誰か他の人間が著者の体験談を聞き出し、そこからより「客観的」な80年代のサブカル論を書くべきだったのかもしれません。しかし、著者は現場にもっともコミットしていた当事者であるとともに、一級の傍観者・分析者・発言者でもあります。ゆえに、この本は現在のところ一番「正しい」「おたく」文化史の様相を呈しているとみてよいでしょう。それが、著者の本望ではないにしても。そして、「あとがき」にもあるように、これから別の観点からの「おたく」論が、本書のパワーを相対化するためにも書かれなければならないにせよ。

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8 of 13 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars コメント, 2004/11/6
By 永澤 護 (非公開) - See all my reviews
厚めだが、よほど忙しくなければ一日で読めるはずだ。この国ではすでに絶滅しかけている「歴史書(物語)」がここにある。ここに書きとめておかなければ(二度と日の目を見ることはない)---という著者の叫びが聞こえてくる。
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思って読み進めていっていたが、随分内容が違うことに気付いた。
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1.0 out of 5 stars 「おたく」の精神構造の象徴
「自伝的記載の占めるウェイトが高い」と評されているカスタマーの方がおられるが、悪い意味で同感。筆者は、読者が筆者個人には必ずしも興味を持っていないという事態を想... 続きを読む
Published on 2005/6/5 by 一刀斎

3.0 out of 5 stars ”自伝”的記載の占めるウェイトが高い。
現在、80年代のリバイバルが非常にブームとなっています。
人によって、そのきっかけは異なるでしょうが岡田有希子や
宮崎勤といった”共通言語”により「... 続きを読む
Published on 2004/12/19 by 88_com

3.0 out of 5 stars ”自伝”的記載が多い。
現在、80年代のリバイバルが非常にブームとなっています。
人によって、そのきっかけは異なるでしょうが岡田有希子や
宮崎勤といった”共通言語”により「... 続きを読む
Published on 2004/12/6 by 88_com

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