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<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス
 
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<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス (新書)

永井 均 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介
悪いことをしてなぜいけないか。ぼくはなぜ存在するのか。この超難問を考える。

青年の哲学・大人の哲学・老人の哲学――子どもの哲学の根本問題は、存在である。森羅万象が現にこうある、というそのことが不思議で、納得がいかないのだ。ここでは問いは、どうしたらよいのか、ではなく、どうなっているか、というかたちをとる。人生や自己が問題になる場合でも、それは変わらない。存在論はもちろん、認識論や意味論、そして科学哲学や言語哲学のすべての根底には、子どもの哲学がある。哲学発祥の地古代ギリシャでも哲学の徒は〈子ども〉だった。ローマ人やヨーロッパ人の多くは、意味もわからず、そのまねをしてみただけだろう。青年の哲学の根本課題は、人生である。つまり、生き方の問題だ。いかに生きるべきか――このひとことに青年の問いは要約される。――本書より



著者紹介
1951年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、信州大学教授。専攻は哲学・倫理学。著書に『〈私〉のメタフィジックス』『〈魂〉に対する態度』―勁草書房、『翔太と猫のインサイトの夏休み』―ナカニシヤ出版―など。


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5つ星のうち 4.0 むむむ、な一冊, 2007/3/10
 若い頃(私にとっての現在:中学生です)考えがちな二つの問題、
 「自分とは何か?」
 「なぜ良いことをしなければならないのか?」
 という二つの問題に焦点を当てて、突き詰めて考えてみる一冊です。そのほか、随所に永井先生の哲学の概念が見られます。
 「ぼく」という言葉は一体何を示すのか、記憶が全て別の物にすり替えられたときにそれは相変わらず〈ぼく〉なのか、など具体的な例を引き出し、そこへ永井先生の考えやコメントなどを交えて進行していきます。前書きによると、哲学入門の本としては少々異色であり、哲学の仕方を学ぶための物らしく、哲学史などはほとんど出てきません。ですから永井先生の意見にいちいち賛同しなくても良いようです。実際、私も二つめの問題、「なぜ良いことをしなければならないのか?」という事に関する永井先生の意見には反対です。
 付け加えておきますと、子供の、とありますが、中学生でも完全に理解するのには少々難しく、首を傾げることも少なくありません。特に、問題の議論が、結論(正確には結論ではありませんが)に近づくにつれ、ウィトゲンシュタイン云々、ニーチェ云々、と哲学ド素人の私が決して素直にうなずける内容では無いところも多々あります。前書きには「何某という人物が、何と言ったかと言うような事は全然気にしなくてもいい」とは書いてあるのですが、言及の仕方が深く、理解しなくては素直に飲み込めない事がありました。
 以上の様に難点も多いですが、内容はすごく面白いです。が、前述したように「異色の入門書」でありますので、正統に哲学を学ぶ(それがどういう事かは私自身分かっていないのですが)のを目的とする方には多分、あわないかと……
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 探究心旺盛な<子ども>へ, 2008/7/20
哲学者の永井均さんが書かれた本。
面白かった!

はるか昔、

「なぜ、わたしは一人しかいないの?」
「なぜ、人は死ぬの?」
「わたしは、どこからきたの?」

などについて、
ただただ、「知りたい」と思ったことはないだろうか?

この本の中には、永井先生が子どもの時に考えた

「なぜぼくは存在するのか」
「なぜ悪い事をしてはいけないのか」

という、2つの問いに対する考察が書かれている。
子どもの時の「知りたい」を、ずっーっと考え続ける事。
そこに、哲学の原点がある。
だから、人の哲学の本を読んで、「人の哲学のまね」をするのでは、本当に自分が知りたかったことに辿り着くことはできない。
自分にとっての重要な問いを考えつづける事、自分の哲学をする事が「哲学」なのである。
自分は、「何も知らないのだ」ということを知っている、<子ども>にしか出来ない哲学。
この本を読んで、それを知ることが出来た。

処刑されていくソクラテスの、自分だけが真実を知っているという快感に近い勝利感、そして、偽善の匂いに敏感だったニーチェの道徳的概念体系などの話は、特に印象に残った。

知りたいと願いつづける<子ども>へ、オススメの一冊♪
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 入門書ではなく哲学のすすめ, 2008/1/26
なぜ僕は僕として生まれたのか、他の誰でもなくて。いや、ひょっとしたら他の人はみんな僕を盛り上げるために存在するだけでは?僕の体の中にいて僕の目を通して世界を見ている人(僕)は本当はどこにいるのか?などなど。こんなことを考えたことがあるのは自分だけだと思っていた。これを独我論と言うらしい。中学生にも分かるように書かれたとされる本書だが、そうは思えない。哲学者がこれまで考えてきたことを紹介しているのではなく、自分ひとりで哲学をすることを薦めている。だから書かれているのは結論ではなく、考え方の一例。ただ一つ明確に答えている問いは、「なぜ学校に行くのか?」著者の答えは、「権力によって行かされるにすぎない」なるほど。
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 本書では2つの問題が考察される。
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5つ星のうち 4.0 哲学の本は読者を選ぶ――ある意味では
「ところで、あなたは〈子ども〉ですか?」
そう訊かれて、
「いやおとなです。見りゃわかるでしょ。まあ、子どもっぽい面もあるにはあるけど」
と答... 続きを読む
投稿日: 2003/10/15 投稿者: ザキノ

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