出版社/著者からの内容紹介
アメリカの幼稚園では、絵にしろ工作にしろ、両親や先生が、手本を示してはいけないことになっている。模倣を排し、個性を尊び、新しい表現と、知識の創造を目ざす風土と伝統なのであろう。西欧文化の輸入に頼り、「いかに知るか」ではなく、「何を知るか」だけが重んじられてきた日本では、問題解決のための論理はいつも背後に退けられてきた。本書は、「なぜ」という問いかけから始まり、仮説を経験的事実の裏づけで、いかに検証していくかの道筋を提示していく。情報洪水のなかで、知的創造はいかにしたら可能なのだろうか。著者みずからの体験をとおして語る画期的な理論構築法が誕生した。
著者紹介
1931年東京に生まれる。1954年学習院大学政治学科卒業。1963年、渡米。スタンフォード大学修士、カリフォルニア大学(バークレー)社会学博士。カリフォルニア州立大学助教授、上智大学教授を歴任。1981年逝去。編著書に、『日本の政治エリート』──中公新書、『未来のための知恵』──東京新聞社、訳書に、E・ホッファー『大衆運動』──紀伊国屋書店、E・コーエン『強制収容所における人間行動』(共訳)──岩波書店──などがある。