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獄中記―地獄篇
 
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獄中記―地獄篇 (単行本)

by ジェフリー アーチャー (著), Jeffrey Archer (原著), 田口 俊樹 (翻訳)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

アーチャー、刑務所送りに―2001年7月19日、衝撃のニュースが世界中を駆けぬけた。世界的ベストセラー作家にて元英国下院議員アーチャーが、偽証罪に問われ、4年の禁固刑を言い渡されたのだ。アーチャー自身が過酷な刑務所生活を克明に綴り、大きな波紋を呼んだ衝撃作、遂に日本上陸。


内容(「MARC」データベースより)

始まりは、些細な「政治家の嘘」だった…。世界中に波紋を呼んだ著者初のノンフィクション。偽証罪に問われ、禁固4年の実刑判決を受けた世界的ベストセラー作家にして元英国下院議員アーチャーが、獄中の日々を克明に綴る。

Product Details

  • 単行本: 342 pages
  • Publisher: アーティストハウスパブリッシャーズ (2003/11)
  • ISBN-10: 4048981463
  • ISBN-13: 978-4048981460
  • Release Date: 2003/11
  • Average Customer Review: 4.2 out of 5 stars  See all reviews (6 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #417,555 in 本 (See Bestsellers in 本)

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6 of 6 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 2年にわたる囚人生活の最初の3週間を描いた連作の正編, 2004/3/28
By yukkiebeer - See all my reviews
(TOP 10 REVIEWER)   
 英国では国会議員まで務めた世界的ベストセラー作家ジェフリー・アーチャーの獄中記。投獄直後のわずか21日間を300頁以上も費やして詳細に描いています。

 アーチャーは塀の内側で他の囚人たちとの奇妙な交流を結んでいきます。そして彼は時に心を潤されたり、または戦慄を覚えたりといった経験をするのですが、そうした事柄がこの著者ならではのシニカルなユーモアとともに綴られています。彼は英国閣僚の中にも何人か旧知の仲の人物がいて、刑務所の醜悪な現状について彼ら政治家に対する痛烈な皮肉の言葉を織り込みながら告発している箇所などは、大変興味深く読みました。

 ですが、自らが何ゆえ囚人生活を送らざるをえなくなったのか、残念ながらその理由について著者は全く触れていません。英国の読者にとっては彼の偽証罪の経緯は周知のことなのかもしれませんが、日本の読者にしてみれば著者がその点については頬かむりを決め込んだという気がして、公正を欠いている気がしなくもありません。幸い「訳者あとがき」でアーチャー裁判の顛末が簡潔に記されているので、読者はまず巻末から当たることをお勧めします。

 翻訳で気になる箇所がわずかにあります。アーチャーの代表的作品の表題を2箇所で誤表記しています。82頁と163頁で「ロマノフスキ家の娘」と繰り返し書いていますが、邦題は「ロスノフスキ家の娘」です。本書を手にする読者は私のようなアーチャーの熱心なファンが多いでしょうから、この誤りはすぐに目につくと思います。

 またフランク・マコートの新作の表題を269頁では「アンジェラの祈り」と邦題で書いておきながら、直後の275頁では「ティズ」と原題で記しています。これはどちらも同じ作品のことですが、まるで別の作品について触れているような印象を読者に与えます。マコートの作品も世界的ベストセラーです。私のように気がつく読者は多いでしょう。

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4 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 英国の別の側面を知るために, 2003/12/6
By itv - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
 J.アーチャー。日本でいえば作家都知事が牢屋に入れられたようなものだろうか。政治的な主張も似てないこともないし。あれはアーチャーがロンドン市長選に出るときだったか。ロンドンの街中にはホームレスが溢れ、角々辻々に物乞いがいた(今も?)。乞食を非合法化し、監獄にぶちこめ!とかいった公約?をこの御仁は述べ立てていたように記憶する。素晴らしきサッチャー路線、というべきか。
 そんないけ好かない野郎が偽証罪で投獄された、と聞いたとき、ロンドンの物乞いのことエピソードを思い出し、自分が牢屋に入れられたらしょうがないだろ、と思ったものだ。
 そんな偏見に満ち溢れた読者が読んだ感想-面白い!

 この種の人間にありがちな鼻持ちならなさが微塵もなく、英国の監獄制度、教育制度、社会問題の様々な負の側面を(日本で売れてる英国賛美本ではお目にかかれない)余すところ無く記述している。こんな人物が再度政界復帰を遂げたら、皮肉なしにいい仕事をするだろう、と思えた。
 最近発刊された山本譲司元議員の獄中記と比較して読むのも一興だろう。

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6 of 9 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 上院議員にしてベストセラー作家の服役記, 2003/12/17
By keiji44 (東京都港区) - See all my reviews
イギリスのベストセラー作家にして保守党政治家であるジェフリー・アーチャーが刑務所での生活を書いた日記。地獄篇とあるのはダンテの「神曲」と同様に煉獄篇、天国篇と続くからである。

地獄篇は刑が決まって最初に収監されたベルマーシュ刑務所での22日間の日記形式の記録。淡々と綴っているのだが、著者の観察眼による叙述は興味深く読める。刑務所でもそれなりに秩序があり、無期刑囚は大人しく、囚人と刑務所との橋渡し役がいるなども明かにされている。また、刑務所運営の疑問点など政治家としての視点も随所に活かされている。地獄篇のハイライトはフレッチという受刑者の物語だろう。作者もそうセットしているのだが、やはり衝撃は大きい。
「ハイライフ」(河出文庫)という上流階級ネタコラムの作者であるタキのイギリスでの服役記「Nothing to declare」(未訳)にもあったが、服役者のほとんどが彼ら有名人や上層階級の人間に対して敬意を持ち、卑語を使うのを差し控える傾向があるのは面白い。

日本でも最近「刑務所の中」というマンガが評判になり、映画化もされたがこうして本の中で比べる限り日本の刑務所運営における人権意識は低いようである。ただし、イギリスの刑務所ではシャワーの最中にメッタ切りにされる危険もあるようで、どちらもできれば避けたい経験であることは一緒のようだ。

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