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夜は短し歩けよ乙女
 
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夜は短し歩けよ乙女 (単行本)

by 森見 登美彦 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー!
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった!


内容(「BOOK」データベースより)

私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。

Product Details

  • 単行本: 301 pages
  • Publisher: 角川書店 (2006/11/29)
  • ISBN-10: 4048737449
  • ISBN-13: 978-4048737449
  • Release Date: 2006/11/29
  • Product Dimensions: 8 x 5.4 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.2 out of 5 stars  See all reviews (110 customer reviews)
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6 of 6 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 雑多な豊かさ, 2009/6/17
 世界の豊かさを味わえる一冊。
 しいてあらすじを伝えるなら「天然少女と、彼女に恋した青年を中心としたドタバタコメディ」となるが、これは「となりのトトロ」を「田舎に引っ越してオバケに出会う物語」と書くのに等しい。あらすじにすると、取り落としてしまうものが多すぎる。

 主人公二人もいいのだが、この小説の本当の面白さは二人をとりまく人々の豊かさにある。十数人にも上る脇役が、それぞれ人格をもつ存在として書き込まれている。てんでばらばらな立場の、ばらばらな願望をもつ人々が、つながり結ばれていく面白さ。起こりえない事件、ご都合主義な展開でありながら、網の目のような人間の結びつきにリアリティと温かさがある。
 多くの小説、映画が「目的を持つ主人公と、乗り越えるべき障害」というシンプルな構造で進んでゆくのに比べれば、実に雑多で魅力的だ。
 
 「なにをいいたいのかわからない」という人がいるのも理解できるが、起承転結のストーリー、大上段のテーマばかりが小説の面白さではないだろう。ストーリーとテーマ性ばかりが重視されるようになってから、小説も映画も(ハリウッドを代表として)痩せてつまらなくなったのではないか? そうした作品とは対極の「豊かな」作品として、これは傑作だ。

 なお特徴的な文体は、夏目漱石や太宰治などの古典的作品や、慣用句を下敷きにしたパロディを含んでいる。そうした古い文章になじみのある人なら、台詞回しにニヤっとさせられること請け合い。
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97 of 116 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars なじめたら星5つ、なじめなかったら星1つ, 2007/2/7
By モノクロ (東京都) - See all my reviews
本書の良さについては多くの方が書かれているので、別の面から書いてみたいと思います。

この独特な文章になじめるかどうかで評価は大きく別れてくるでしょう(これもすでに指摘されている方がいますが)。
わたしはなじめませんでした。

その具体的な箇所をいくつか挙げてみます。
ネタバレ注意。

・・・

私の手なんぞ何の面白みもありません。紅葉饅頭のほうが断然可愛いに違いないのです。 p.22

私は頬が火照るのを感じましたが、それは酔いのためではなく恥じらいのためでした。豆ッ恥、豆ッ恥。 p.47

しかも私が中学生の頃から欲しかった本が、百円玉一枚だとは! お財布への信頼に一抹の翳りある我々にとってはありがたすぎるお話です。ビバ、「ビギナーズラック」。それとも私は古本市巡りの才能があるのかしらん。私の興奮はいやが上にも高まります。 pp.81-82

そして樋口氏から、彼女がその絵本を追い求めて古本市をさまよっていたことを聞いた刹那、「千載一遇の好機がついに訪れた」と直感した。今ここに一発逆転の希望を得て、ついにふたたび起動する私のロマンチック・エンジン。 p.117

なぜ先輩はあんなに驚いたのだろうと私は思いました。私の顔に何かオモシロオカシイものが? p.138

この先どんなオモチロイことが私を待ち受けているのであろうか! と我が興奮が天井知らずに高まるのも宜なるかな。 p.156

もちろん私は普段から精神を研ぎ澄ましているような人間ではありませんが、その「ボーッ」は、「ボーッ」の中の「ボーッ」、「世界ボッーとする選手権」というものがあれば日本代表の座も間違いなしと思われるほどに筋金入りのボーッであったのです。 p.228

・・・

こういう文章に違和感を感じなければ読んで損はしないはずです。

いずれにせよ、購入する前に一度立ち読みしてみてください。
10ページも読めば雰囲気がつかめると思いますので。
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13 of 16 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars ステキな物語, 2007/1/21
表紙とタイトルに惹かれ、とりあえず1ページ目だけを読んだ時は、その文体に慣れておらず買おうか迷ったものでしたが、買ってその先を少し読めばあっというまに世界に引き込まれてしまいました。

読み終わった後味も甘くて心地よく、とても楽しくて、ステキな物語です。

いい本に出会えたので、いろんな人にオススメしたくなりました。

面白く不思議な登場人物や、不思議な(それでいてこんなことあるか!という文句は言いたくならないほど気持ちいい)出来事がたくさん詰まっているので、サブカルな漫画などが好きな人にも、是非読んでみてほしいです。
片想い中の方も、青春真っ只中の方も男女問わず是非!
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最初は古めかしい文体、癖のある台詞回しに癖のありすぎる登場人物に、拒否反応を起こす人もいるかもしれません。私もそのクチです。... 続きを読む
Published 1 month ago by mic*

5.0 out of 5 stars パンツ番長お気に入りに追加
1編ごとに舞台は異なり、個性的なキャラクターと奇怪な出来事が、幻想と現実のハザマを行き来します。黒髪の乙女が町を歩き、それを追いかけて先輩も歩く。2人のすれ違う... 続きを読む
Published 1 month ago by ko_taro

1.0 out of 5 stars イタイ文体
奇をてらった表現というのは文章にあくまでスパイスとして入れるものであって、そのスパイスをメインに味付けをされると非常に食傷する、ということが良く分かった本でした... 続きを読む
Published 1 month ago by Ibo

5.0 out of 5 stars 読んだ者しか分からない、お腹の底が暖かくなる迷宮
単行本は2006年11月リリース、文庫化は2008年12月25日。本作で山本周五郎賞、本屋大賞第2位(ちなみにこの年の第1位は佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』)を... 続きを読む
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5.0 out of 5 stars これほど好みが分かれるとは…
これほど好みが分かれる作品も珍しい... 続きを読む
Published 1 month ago by クロック

5.0 out of 5 stars 不思議な世界に惹かれる
これが森見先生の初めて読んだ作品だったので、
初めはその独特な文体に驚きました。... 続きを読む
Published 2 months ago by すずり

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みなさんの評価があまりにも高いので購入しましたが、
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この意見が少数派ということにびっくりです。... 続きを読む
Published 4 months ago by とも

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