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シャングリ・ラ 単行本 – 2005/9/23

5つ星のうち 3.2 41件のカスタマーレビュー

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商品の説明

著者からのコメント

東京のシンボルはどこにある?

 以前からずっと探していた場所がある。東京のシンボルはどこにあるのだろうか。超高層ビルが林立する新宿副都心? 新幹線のターミナル駅である東京駅? それとも誰もが一度は昇ったことのある東京タワー? 果たしてどれが正解なのだろうか。
 私が東京のシンボルを探していたのには理由がある。もしいつか東京を舞台に物語を書くことがあるとすれば、東京のシンボルから始めてみたかったからだ。東京には新宿や池袋などエリアを舞台にした物語はあるのに、東京を包含する大きな物語はない。東京はあまりにも巨大でエリアがモザイクタイルのように複雑に絡まった都市だ。これらのエリアを束ねるひとつのシンボルを見つけられなければ、物語は始められない気がした。もしかしたら時代小説における江戸は、東京をまとめるひとつの手段であるのかもしれない。だが江戸は現代の肥大化した東京を的確に捉えているとは思えなかった。
 東京のシンボルを探す試行錯誤は一九九八年頃から暇を見て行った。人に会えば「東京のシンボルって何?」と尋ねてばかりいた。しかしどの答えもしっくりくるものではなかった。諸外国の首都には顔となるシンボルが必ずあるのに、東京の曖昧模糊とした顔のなさはいったい何なのだろう。ある人は、その顔のなさが巨大都市東京の特徴なのだと言った。
 そんな中、私には密かに楽しみにしていた日があった。二〇〇一年一月一日、二十一世紀到来のカウントダウンの瞬間である。きっとこの日、世界中のメディアが二十一世紀の訪れた瞬間を主要都市を結んで衛星生中継するに違いない。日本人に東京のシンボルがわからなければ、外国人に見つけてもらえばよいと考えたのである。私はテレビに釘付けになった。
 二十一世紀が訪れた瞬間、世界各国から祝賀の映像が飛び込んだ。ニューヨークは自由の女神から、パリはエッフェル塔から、北京は天安門広場、シドニーはオペラハウス、ベルリンはブランデンブルク門、モスクワはクレムリン宮殿前からそれぞれ熱狂する市民の映像が届けられた。そして東京は……。どの国のメディアだったか失念してしまったが、なんと浅草の雷門の前から中継していた。これが東京のシンボルなのか、と私は愕然となった。と同時に外国人でさえ捉えられない東京の顔に暗澹たる思いがした。
 時は移り二〇〇三年、ヘリコプターで東京を遊覧飛行する機会に恵まれた。もし東京のシンボルが見つけられなければ『シャングリ・ラ』を新宿や池袋などエリアの物語として書く覚悟で搭乗した。
 予想に反して上空から東京を見た瞬間、私はすぐに東京のシンボルを発見してしまった。眼下に圧倒的な存在を示していたのは、皇居の森である。それから目に入ったのは新宿御苑の森、明治神宮の森、赤坂御所の森だ。東京にある広大な敷地は全て天皇に関連する土地ばかりである。意外にも東京は緑豊かな森林都市の顔をしていた。
 私がストレートに東京のシンボルを捉えられたのは、沖縄人だったというのも大きかったと思う。戦後の天皇タブーのバイアスがかかっていない私は、外国人と同じ視点を持っていた。上空から見た東京は威風堂々たる君主国の顔をしている。しかし多くの日本人がこの視点を無意識に排除しているのではないだろうか。東京のシンボルは森である。それは『シャングリ・ラ』の舞台が決まった瞬間であった。
 皇居の森が見えないなら見える形にしてみせよう。それが東京を包含する大きな物語の入口になるはずだ。私はアトラスという未知の空中積層都市の姿を借りて、初めて東京の物語を紡ぐことができた。
 もし展望台から東京を見渡すことがあれば、東京の中心に眠る静かな森を見つめてほしい。世界の主要都市のような派手なシンボルではないが、東京人は森を心に秘めて生きている。もしかしたら東京人は、世界一豊かな都市生活者なのかもしれない。

                   二〇〇五年 九月 
                                池上永一

出版社からのコメント

「シャングリ・ラ」は、長編小説としては著者初の、東京を舞台にした物語です。著者が得意とする、南国の世界のどこかゆったりした雰囲気や個性あふれる登場人物のやりとりに、東京というエッセンスが加わり強烈な化学反応が起きました。ここで描かれる東京は誰も見たことがない、でも、誰もが知っている東京になっています。地球温暖化というテーマにも真っ向から挑み、政治、経済、文化のすべてをシミュレーションしながら、息もつかせぬストーリーテリングで1600枚を読ませます。ラストにはあっと驚く結末が用意されました。著者みずからも「現時点でできる最高傑作」と語る作品が誕生しました。

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登録情報

  • 単行本: 592ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/9/23)
  • ISBN-10: 404873640X
  • ISBN-13: 978-4048736404
  • 発売日: 2005/9/23
  • 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.4 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (41件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー

45 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Y. Naito 投稿日 2006/3/11
形式: 単行本
出版社のレビューにもあるとおりSFとしての舞台設定としてはハードかつ非常に魅力的。濃い性格付けの登場人物、出し惜しみのないアイディア、怒濤のごとく押し寄せる数多のエピソードと、何もかもが過剰で絢爛たる物語である。

しかし、メンタリティは幼い。舞台装置はハードSFとしても充分に通用しそうだが、作品そのものはジュヴナイルの域をまったく出ていない。レムとまでいわずとも、なにがしかの形而上的な揺さぶり(ハードSF特有の衝撃)を期待して読むと、まったくの肩すかしを食うことになる。少年マンガや宮崎アニメのノリを期待して読めば、最後まで飽きさせない上質のジェットコースターだ。その辺で読者を分けそうな気がする。

個人的な趣味に照らせば、少年マンガ誌にゴロゴロ転がっていそうなこの程度の物語のために、こんなに魅力的な舞台設定を消費してしまったのは、非常にもったいないと思う。専門用語の誤用も散見され、編集者の責任も感じる。特に物語の核心部分の説明で「有意差」という言葉をまったく反対の意味で誤用しているのはプロのストーリーテリングとして大失点だろう。
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38 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 加持 投稿日 2006/4/7
形式: 単行本
日本ファンタジーノベル大賞→直木賞候補と順調に文壇界を進んでいた池上永一が、「賞レースのために受けのいい作品書くのはもう懲り懲り」(意訳)と、編集者が止めるのも振り払い書きたいものを書く!として世に出した意欲作。

この小説は文芸誌では無く、アニメ雑誌「ニュータイプ」にて全十六回連載されたものです。雑誌のアンケートで、ガンダムやら何やら全く土俵の違う分野と戦いながら良い評価を得るため一話一話に渾身の力を籠め、結果大好評を博したとのことです。「毎回必ず見せ場を作る」と言う言葉通りになっています。

設定なんかはもう本当に面白くて、良くぞここまで考えた!と言う感じ。想像力には脱帽。キャラクターも生き生きとしていて、個性も豊かで、台詞も下ネタに塗れつつもイカしてます。

ただ、毎月の連載の中で、「こうしたらもっと面白くなるんじゃないかと言うことを全部実行した」との言葉通り後付けしまくって行ったらしく、大成功してる部分は勿論あるのですが、失敗してしまった部分があるような気も否めません。

例えば親友のはずだった友香ちゃんってすぐ消えたな・・・とか、東京は第三次関東大震災で必ず壊滅的なダメージを受ける。ってその設定今いきなり出てきたよね?!と言うように。(まあ、アトラスの固有振動が伏線だと思うんだけどいきなりでビ
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 スタバでお茶したい 投稿日 2008/2/20
形式: 単行本
特選超豪華素材を使って作られたジャンクフードみたいな小説。

素材はめちゃくちゃ面白い。
でも、ストーリーがごっちゃごちゃ展開するので読むのがつらい。

キャラクターもオカマのモモコさん、ブーメランを扱う女子高生など
アニメチックなのがなんとも安っぽい。
(でも、モモコさん好き)

楽しかった。でも疲れた〜。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 hoge2 投稿日 2006/2/18
形式: 単行本
縦横無尽に活躍する多彩なキャラクターを駆使して、1600枚の長丁場を一気呵成に読ませる物語作りは「見事」の一言に尽きます。

アクションのシーンを連続させていくよりも、キャラクターの魅力を引き立てるシーンを連続させて読ませていく構成は、ハリウッド映画よりもアニメと共通する日本の文化なのでしょうか。

最初から最後まで弛緩することなく、テンポ良く進み、飽きさせません。

ただ、本作のようなSFやファンタジーのジャンルでくくられる作品の多くに見られる、血統に対する憧れ、暴力の使用に対する躊躇の無さは、相変わらず私を居心地悪くさせまるのも事実です。
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20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ひまなやま 投稿日 2006/5/4
形式: 単行本
物語として辻褄があっていないとか、キャラクターがアニメ的で荒唐無稽だとか、無駄に残虐なシーンが多いだとか、細部に目を向ければ疑問、不満点多々あると思います。が、これだけのボリュームある物語を最後まで引っ張っていく力技は「凄い!」の一言です。(かなり暴走気味ですが。)ハイテク、経済、アクション(「キル・ビル」のユマサーマンvsダリルハンナみたいです。)、オカルト(「帝都物語」とか)、アニメ(第九章の空中戦はナウシカ彷彿させます。)と、とにかく内容盛りだくさん。炭素経済、ナノテクを使用した擬態兵器、DNA操作で凶暴化する植物などSF的世界もよく考えられています。後半になって明かされる核心部を読むと、ばらばらに見える物語の芯が見えてきます。ハイテク時代の新しい神話です。
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