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サウス・バウンド
 
 

サウス・バウンド (単行本)

by 奥田 英朗 (著)
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Product Description

出版社 / 著者からの内容紹介

僕の父さんは元過激派とかいうやつで、いつも家にいて小説を書いている。学校なんか行く必要ないとか言うのだけれだけれど……。少年の視点を通して、変わり者の父に翻弄される家族を描く、長編大傑作!


内容(「BOOK」データベースより)

小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、ほかの家はそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。

Product Details

  • 単行本: 535 pages
  • Publisher: 角川書店 (2005/6/30)
  • ISBN-10: 4048736116
  • ISBN-13: 978-4048736114
  • Release Date: 2005/6/30
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.4 x 1.3 inches
  • Average Customer Review: 4.6 out of 5 stars  See all reviews (79 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #120,309 in 本 (See Bestsellers in 本)

    Category Ranking:

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    #63163 in   > フォーマット別 > 単行本

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29 of 31 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars この清々しさは何だ?, 2006/1/31
By いおなお (大阪府吹田市) - See all my reviews
何故かモップス(吉田拓郎)の「たどり着いたらいつも雨降り」(子供バンドがカバー)を思い出した。
決してハッピーエンドではない。決して大団円ではない。レジスタンスは成されなかった。資本により自然は破壊される。
でもこの清々しさは何だ?

「心の中に傘をさして裸足で歩いてる自分が見える。」

少年は少年なりに素直で、恥ずかしがりで、母親に頼り、妹を想い、気になる女子がいて、友が好きで、父を煙たがる。
妹はロマンチックに憧れ、母に甘え、兄の後を追いかけ、父を煙たがる。
姉は父を煙たがるが、父を大人として理解する。弟妹を大人として愛する。
母は父を理解する。徹底的に愛する。
父は誰にも媚びない。そして自分を最も理解する。息子に向けて
「俺のようにはなるな。少し極端だからな。」
だが自分の立つべき位置は決して変えない。そしてその位置を家族全員が理解した時、家族の持つ美しさが立ち上がってくる。

家族をとりまく人達も生々しい。どこにでもいそうで、いなさそうな愛すべき人達。

例えこの世が土砂降りでも、心の中に傘をさして歩いていく。周りから見ればびしょ濡れでみすぼらしいのかもしれない。
しかしその心の中が見えた時、彼の姿はあくまでも誇り高く、気高い。
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24 of 28 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars どの様なジャンルでも面白い作品にしあげてしまう, 2005/11/6
By ナツナオ - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
一言で言えば、面白い作品であった。534ページという大作であるが、長さを感じることなく、スラスラと読むことができた。
第一部は主人公二郎の家族が元過激派の父親に翻弄され中野から転居せざるを得なくなるまで、第二部は沖縄の西表島に転居後の生活が描かれている。
小学生から見た大人の世界、そして子供同士の世界がうまく書けている。なんと言っても主人公の一郎の人物像が強烈で、自分の身の回りにいたら確実に関わりを持ちたくないタイプの人物であるが、彼の発言・行動は、一見めちゃくちゃでありながら、現代日本の問題点を的確に捉えて筋が通っており、読んでいて面白かった。作者の全ての作品に共通するところであるが、泣かせどころ、笑わせどころを作るのが本当にうまく、楽しめる作品であった。

「最悪」「空中ブランコ」「泳いで帰れ」そして本作と、どの様なジャンルでも面白い作品にしあげてしまう作者は本当にすごい!

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18 of 21 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 面白くて、熱くなる1冊。我々のパイパティローマは、果たして、何処に?, 2005/9/4
By hide-bon (名古屋市) - See all my reviews
(TOP 50 REVIEWER)   
 とにかく、目茶目茶面白く、そして、胸が熱くなる傑作だ。「空中ブランコ」に引き続き、奥田英朗は、またしても、魅惑的な独自の世界を構築させた。今作は、“元過激派闘士”の父を持つ小学6年生の二郎の視点で終始展開するが、登場人物たちが交わす会話や行動に対して、二郎が抱く感情、洞察力の文章の上手さ、鋭さは、奥田の真骨頂といえるものだ。この物語は、二部構成が取られているが、第一部の「東京」のパートでは、彼を取り巻く家族や友人たちの「日常世界」が、大層面白く、ユーモアたっぷりに描写される。中でも、12歳なのに、やたら年寄りくさい博学な印鑑屋の息子向井との会話や、母方の祖母の四谷の邸宅での、スペアリブを食べるシーンの二郎の小市民的な反応は、爆笑モノだ。中学生の札付きの不良であるカツをめぐっての、片親者でツッパリの黒木との確執や友情も、ぐいぐいと読ませる。そして、他のレビュアーの方たちも指摘する様に、居候していた父の友人の、“ある行為”が引き金となって、家族一同が西表島に移住する、第二部の「沖縄」のパートに舞台が移るにつれ、物語は、どんどん熱くなっていく。それまで、定職にも就かず、国家の制度にことごとく反発し、役人たちを罵倒するだけの、今日では化石の様な存在に思えた父が、沖縄の鮮やかで澄み切った青空と海を背景に、どんどん魅力的になっていき、“父”として、“男”として、そして、“人間”として、尊敬できる存在になっていく様が、スリリングに描かれる。父のみならず、二郎本人や、母や姉、妹迄もが、嬉々として、生き生きとしてくるのも良い。終盤、家族で釣りに出かけるシーンは、短いながらも泣ける。ラスト、“パイパティローマ”を目指す両親が、子供たちに託す言葉は、甘いかも知れないが、やはり、感動的だ。
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5.0 out of 5 stars 軽いけど奥深いおもしろさ!
前半はやや単調だが、
中盤からどんどん物語がおもしろくなり、
沖縄に舞台が移るとそのおもしろさは倍加する。... 続きを読む
Published 11 months ago by かさこ

5.0 out of 5 stars 常識的な息子と非常識な父親のギャップがよかった
因縁を付ける中学生とのやりとり、過激派の父の言動、沖縄への移住、何にも縛られず生きることの難しさなど、読み応えたっぷりだった。父親一郎の常識離れした極端な言動、... 続きを読む
Published 16 months ago by コーキ

3.0 out of 5 stars 少年の通過儀礼
小学6年生の二郎くんの目を通して描かれる中野界隈のガキどもの模様、ちょっと変わった家族たち(特に家でフリーライターを自称し、作家を志す体もでかいが声もでかく、体... 続きを読む
Published 17 months ago by 月本夏海

5.0 out of 5 stars 自分が5年生だった頃を思い出しました。
面白い。あっという間に読んでしまいました。

小学生高学年(5年生?)の主人公の視点がいい。... 続きを読む
Published 17 months ago by いとが えいいち

4.0 out of 5 stars 今はもういない「父親」像を思い出させる作品
奥田さんの作品は「伊良部」シリーズやジョン・レノンを題材にした「ウランバーナの森」、青春小説の「東京物語」など、種々のジャンルの作品がありますが、どれも楽しく読... 続きを読む
Published 18 months ago by kirin70

5.0 out of 5 stars 学校なんて行きたい人だけ行けばよい
久々のおとり置き決定♪

なんていうか、生きていくのって、そんなにがむしゃらにならなくてもいいのだな。... 続きを読む
Published 21 months ago by しーちゃんミ,,゚Д゚彡y━~~ 

5.0 out of 5 stars この展開の奇抜さが作者らしい!
奥田 英朗はサービス精神にあふれた作家だ。
本作は、作者でなければありえない驚き笑える展開を見せる。... 続きを読む
Published 22 months ago by シュウ

2.0 out of 5 stars 無駄が多い。
読み進むのを苦痛に感じるほど冗長だった。... 続きを読む
Published 22 months ago by グウェンフイバル

5.0 out of 5 stars 一気に読み終えた
かなり長編の小説ですが、一気に読み終えてしまいました。

過激な父親に振り回される少年が、... 続きを読む
Published on 2007/11/9 by RLeaders

5.0 out of 5 stars 南風(ぱいかじ)の吹く場所へ
“父は元過激派だ”帯にこんな文字が躍っている。
浅間山荘事件に代表される学生運動をテーマに、時代を遡って描いているのかと思えば、... 続きを読む
Published on 2007/10/4 by Justin

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