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狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)
 
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狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫) (文庫)

支倉 凍砂 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ロレンスたちがケルーベまで追うこととなった美しき女商人エーブ。貴族だった彼女が、いかにして今のような商人となったのか―。“もうひとりの狼”エーブの過去を描く、読みごたえ満点の書き下ろし中編『黒狼の揺り籠』。ホロとロレンスが立ち寄った村では、村人が諍いを起こしていた。そこでホロが思いついた驚きの解決法とは!?旅の一幕を描く短編『狼と黄金色の約束』。晴れた日、一枚の地図を見ながらホロとロレンスが思い立った寄り道と、その顛末を描く短編『狼と若草色の寄り道』。書き下ろし中編+「電撃文庫MAGAZINE」掲載の短編2本を収録した、絶好調の新感覚ファンタジー・短編集第2弾。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

支倉 凍砂
1982年12月27日生まれ。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 ホロ(激甘仕様)とエーブに萌える巻です。, 2009/5/10
既に発表された短編2本に、
書き下ろし中編1本
で構成されています。
このシリーズは、経済とロレンスとホロのかけあいが魅力です。短編は、ロレンスとホロとのかけあいがよくでたものになっています。

・短編1 狼と黄金色の約束
4巻と5巻の間のエピソードです。
5巻でホロはロレンスとの旅が楽しすぎると嘆息するわけですが、その楽しさの一端をかいまみれる短編になっています。

・短編2 狼と若草色の寄り道
1巻から5巻の間のどこかのエピソードですが、私の判断としては、3巻から4巻の間っぽいかなと思います。
ロレンスの鈍さっぷりとそれにため息をつきつつも、愛情を感じるホロの甘酸っぱさを感じる短編になっています。
この短編を読む前に、7巻の短編、「狼と琥珀色の憂鬱」を読んで、ホロの心象を想像しながら読むと味わい深いです。

・書き下ろし中編
エーブ・ボランの話です。
「いかにして世間知らずの淑女は守銭奴の狼となりしか」という話です。
これを読んだら、5巻で出てきたエーブは、どのような辛酸をなめてきたのか、思いを馳せると、ちょっとかわいそうになります。

狼と香辛料は、大きく言って5巻、10巻がターニングポイントになっています。
12巻から始まるであろう新展開へ向けた、小休止の巻であるとともに、既刊を読み返すのにいいきっかけとなる良い短編・中編集です。
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16 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 凄腕商人の誕生物語, 2009/5/9
By くまくま (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 短編二本と中編一本の構成。短編二本の方はロレンスとホロのさや当てが主な内容で、二人のほのぼのとした雰囲気が味わえる。あわせて、植民者の村での出来事は時代観や風俗などを伝えていて、物語世界を深める役割も果たしているように思う。
 中編は、エーブ・ボラン誕生の物語。本編では凄腕の商人として登場した彼女だが、没落貴族から商人としての覚悟を決めるまでの出来事が描かれている。貴族という背景もあり、ロレンスの様な一般人とはかなり違う恵まれた修業時代だけれど、そこから一転した先で得る覚悟の深みも違う。彼女の抱える闇の部分を垣間見た気がするし、ロレンスとホロに出会った時にエーブは何を感じたのだろうか、とも考えさせられた。
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11 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 エーブ・ボランの話, 2009/5/11
ボランが一つの甘さを克服して、覇道へ一歩踏み出した話ですね。
没落前の話からかと思ってましたが、没落後の話でした。
まだ甘さがあり、他人の善意を信じていたエーブが初々しいです。
この手の話では
『浮かれる = 痛い目に遭うフラグ』
『皮算用 = 失敗するフラグ』
『信じる = 裏切られるフラグ』
なので、3拍子揃ったエーブが酷い目に遭うのは、
ほとんど全ての読者が予想したんじゃないでしょうか?

それにしても、こうしてみると、エーブとロレンスって失敗パターンがそっくり……
エーブはロレンスを気にかけていたようですが、
彼女から見れば、自分がかつて捨て去った甘さをどこか残したまま、
商人として見事に独り(?)立ちしているロレンスが眩しかったのかもしれません。
非情となる事でしか一人前になる道を見出せなかった彼女からすれば、
彼のありかたというのは、自分が見つけられなかった、しかしできればそうありたかった、別の可能性だったのかもしれませんね。
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