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差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)
 
 

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100) (新書)

辛 淑玉 (著), 野中 広務 (著)
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商品の説明

内容紹介

日本の中に蔓延る「差別」。日本人はいつから「差別」と関わり続けているのか?日本のタブーに論客2人が論じる日本の行方と日本人論の決定版。


内容(「BOOK」データベースより)

部落とは、在日とは、なぜ差別は続くのか?誰も語れなかった人間の暗部。差別への無理解と、差別が差別を生む構造。

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5つ星のうち 4.0 疲れきった野中広務が垣間見える, 2009/7/24
野中広務氏のことは個人的には高く評価してきた。
彼のアファーマティブアクションへの批判に強く共感していたからだ。

この本の読後感を一言で言うと
”野中も老いたな”ということに尽きる。

国旗国歌法の制定に際して、
「強要するものでも何でもない」と発言した彼の
「あれは東京だけだ」という発言には正直ちょっとがっかりした。
彼のいう国旗国歌法の制定意図はよく理解できただけに本当に残念だった。

また麻生への批判の一方で石原慎太郎への擁護発言など、
いまいちしっくりこない感じで読み進めていったが、
最後の第四章でなんとなく得心がいった気がする。
彼はもう闘うことに疲れたのではないだろうか。

彼は自分が取り組んだ問題は「解決したと思いたい」状況にあるのか
過去の自分の行動への反省の弁などはあまり見られない。

魚住昭「野中広務 差別と権力」の分析に見られるように
野中氏のあの行動力はおそらく
「一生懸命正しいことをやっていけば、自分が非難される謂れなど何もない」
という強い信念から生まれていたものだろうと思う。

彼は部落差別者の差別への「言い訳」である
「部落利権」を恐らく最も強く批判して是正してきた人間だ。
その彼に向けても世間は、なお冷たいまなざしを、
彼に限らずその家族にまで向ける。
そのことに彼はきっと疲れきっている。

この本の後段部分を読んでそう思った。

他の方も書いておられるが
辛氏はやや暴走気味で眞に情けない限りだが、
彼女の内縁の夫の気持ちが少しわかった。
私もまた辛氏の言うところの
「人権は好きだけど、当事者と一緒に生きることはできない」人なのかもしれない。
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288 人中、241人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 差別の本質とは? 入門書として, 2009/7/25
By dream4ever (鎌倉) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
辛さんと野中さんの対談と言う形になってはいるが、辛さんが背景の解説などを書かれて話が進んでいる様に思う。
入門書としては良いのかもしれませんが(参考文献等も載っているし)、やはりうわべだけな感じがいたします。
差別と日本人と、「日本人」を出すのであれば、やはり、日本人の定義をしっかりして(網野善彦さんの書も文献として記載しているが)、本来多元で多様である日本人のはずが、なぜ現在まで続く被差別問題に連なるのかと。西と東の歴史なども加味しないといけないのではと。

野中さんの態度というかスタンスは非常にバランス感覚が良い様に思う。
そして差別の本質が何処にあるのか?
それは教育でしか追い求められないように思うのである。

民俗学者の宮本常一が村崎修二に話したという。「部落史と芸能史と女性史は、日本民族学であえて目をつぶって避けた三大テーマじゃ」と。

帯に、なぜこの国は未だに差別にまみれているのか?とあるが
逆に問いたい。
差別の無い国が地球上に存在するのか?と
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90 人中、74人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 差別の本質について書かれている本, 2009/9/12
野中氏のことを売国奴政治家の代表格として
認識していたが、この本によって彼の本質を
大いに誤解していたと感じた。
彼は単に現実主義なだけなのだ。

本文中、確かに左右両派で大いに議論の分かれる
部分はあろう。
しかし、例えば「南京大虐殺」と大上段に構えては
日本人の心を捉えられないからどうにかしなさい、
と中国側に忠告するあたり、極めて現実主義では無いか。

また、部落に対する手厚い保護は
部落差別を助長するだけであるので
保護を撤廃しなければならない、との主張にも頷けるし
実際に行動した彼の信念はすばらしいと思う。

結局、野中氏は、どちらが正しいのか、ではなく、
現状を打開するにはどうすればよいか、
を常に考えて行動しているのだろう。
目的を達成するためには日本が悪者でも構わない、
とすら思っているのではないか。
それがときに売国的行為と右派は
捉えるのではないかと思う。

一方、辛氏の主張は真っ当な部分も多数あるが、
勝敗に執着しすぎている感がある。
彼女自身の理想を押し付けようとしすぎている。
例えば、差別は差別する側が
優位に立ちたいがために発生するとの考えは
おそらく正しい。

が、それを証明するために部落以外の日本人は悪、
部落出身者、在日韓国人、朝鮮人は善と、
韓国のインターネット掲示板で繰り広げられる
日本叩きの理論を「解説」で延々と述べ続けるのはいただけない。
日の丸はハーケンクロイツとまで言ってしまっては
国旗を愛する人の立つ瀬が無いではないか。

デールカーネギーは、人を動かそうとするとき
まず相手の主張を認めよと言ったが
認めないまでも、あなたが悪いといわれて喜ぶ人間は
この世にはいないということ理解すべきだ。

辛氏の主張がかなり一方的であるが、
それでも本書は左右に関わらず、
是非一度手に手にとってもらいたい本である。
差別について一考するきっかけとなると思う。
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5つ星のうち 3.0 サクサク読めますね
発言は明瞭だし、ページはすくないしでそれなりに濃い内容なのだが、短時間で読みきれます。

けど”差別と権力〜野中広務〜”のほうが... 続きを読む
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