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無宗教こそ日本人の宗教である (角川oneテーマ21)
 
 

無宗教こそ日本人の宗教である (角川oneテーマ21) (新書)

島田 裕巳 (著)
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内容紹介

「あなたは宗教を信じますか?」。多くの人は答えられず、自分は宗教にいいかげんだと思っている。しかし、実は世界の宗教も無宗教で、日本人は宗教に熱心なのだ。無宗教、その""魅力と可能性""を初めて明かす!!!


内容(「BOOK」データベースより)

「あなたは宗教を信じますか?」多くの日本人は、答えることができない。そして、自分は宗教に無関心だと思っている。しかし、無宗教は大きな価値のある宗教なのだ。無宗教、その“魅力と可能性”を初めて明かす。

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5つ星のうち 4.0 面白いテーマ, 2009/4/10
 読みやすくまとめられている本。ユダヤ教、イスラム教は神道に近く、日本人が信仰深いと思う宗教的行事も習慣化しており、逆に日本人が宗教としてあまり意識していない初詣等は外国人から見れば宗教的行事とみなされるとしている。メッカやバチカンへの参拝者と明治神宮の参拝者は変わらないそうだ。初詣でや寺社の参観を宗教的な位置付けとして捉えていなかったため興味深い指摘である。
 ただ、一般的に言われている日本人は多神教であるという説を一神教に近いと否定しているのは、祭神や本尊を意識せずに拝む場合もあれば、天満宮への参拝等意識している場合も多いので少々強引だ。
 筆者の他者の宗教への寛容さがある無宗教はいいことだというのは同感だ。
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16 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 非常に興味深い日本人論。無宗教の国、日本の将来は明るい!?, 2009/1/27
By ともぱぱ - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
無宗教とは何か?無宗教=無神論ではなく、日本人は多神教でもない。宗教的寛容とも違う。無宗教は宗教や信仰の否定ではなく、煎じ詰めれば特定の宗教・信仰を絶対視しないこと、宗教についてあらゆる可能性を確保しようとする心のあり方だと私は本書から理解した。無宗教であるが故に真摯に信仰を追求する人々を尊重し、宗教・信仰の自由が確保されること、無宗教には無にあこがれる日本人の心性に由来する「無の宗教」の側面があり、他者との壁を設けないことで自己の限界を超えられると説く。後者の考えは新鮮だ。そして、神社や寺等を使い分けることは何ら恥じることではなく、日本人は世界的に見ても宗教熱心であり、あらゆる信仰を分け隔てせず他者と交わる無宗教こそ世界スタンダードとなるべきとする。日本が無宗教化した背景として先祖供養の基盤の上で長い村落共同体での生活から神仏習合が進んだとの説明は明快だ。その他、出家制度、つまり聖職者と聖俗の厳格な区別があるのは仏教とカトリックだけで、そういう観点からは神道とイスラム教は近い等、本書で初めて知ったことは多い。

ただ、怨霊信仰・崇りの観念は密教伝来より前にはなかったように読めたが、そうであれば、日本の古代は怨霊・崇りへの恐れがかなり左右したとの井沢元彦氏の説と齟齬がある。また、宗教勢力の牙をぬく荒療治をした織田信長の功績にも触れるべきだろう。このように本書に若干の不満はあるが、ある宗派が戦闘的になり、自己の信仰を強く自覚するのは他宗派との利害の対立があるときだという指摘は非常に重要。宗派間の利害対立がなく無宗教でいられる日本人であることを幸せに思うし、そういう宗教にオープンでいられる社会が世界、特に宗教紛争で揺れる貧しい国で実現することを強く願う。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 無宗教を恥ずべからず誇るべしと日本人を鼓舞, 2009/4/29
By 松下重悳 (東京都八王子市) - レビューをすべて見る
 日本人の多くは恥じながら自嘲気味に自分は無宗教と言うが、何も恥じる必要は無い、むしろ誇るべきだと、日本人を鼓舞するのが筆者の主要な意図だと感じた。その意図は成功している。その反面敬虔な信仰を持つ強さ、持たぬ弱さが捨象されているように思う。
 無宗教と言っても初詣に行くなど神仏を敬っており、多神教といっても漠然と神仏を礼拝しているだけで個々の神仏の個性を信仰している訳ではない。信仰対象や教義に拘らぬ分他宗教に寛容だから、他国のように宗教でトラブルやテロを起こすことがない。国際化時代に適応しているのだから誇るべきだという論理であった。
 宗教とは何か、無宗教とは何かを歴史的に、社会科学的に、国際関係的に解説していて判り易い。特に日本の宗教の歴史には筆者ならではの知見が光っている 183頁の小冊子は気軽に読破できる。
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5つ星のうち 1.0 読むに値しない本である。
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5つ星のうち 3.0 無宗教という文字にこだわりすぎ
無宗教と言う言葉を見直し、再定義することで日本人の宗教観に正当性を求めようと言う話。
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