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官僚とメディア (角川oneテーマ21 A 62)
 
 

官僚とメディア (角川oneテーマ21 A 62) (新書)

魚住 昭 (著)
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商品の説明

内容紹介

佐藤優(起訴休職外務事務官) 絶賛!

「国家もマスコミも内側から壊れていく。本書は官僚とメディアの凄まじい癒着と腐敗をえぐり出した衝撃的なノンフィクションである!」



メディアと官僚の癒着は、ここまで進んでいる!

耐震偽装事件に見る国交省とメディアの癒着、最高裁・電通・共同通信社が仕組んだ「タウンミーティング」やらせ事件・・・なぜメディアは暴走する官僚組織の支配に屈するのか?独自取材で驚くべき真実が明らかに。


内容(「BOOK」データベースより)

官僚の爆走と、すり寄るメディアの深い闇。

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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 昔から変わらない, 2007/4/22
国家権力とメディアの持ちつ持たれつの構造を具体的な事例を挙げて紹介している。そう言えば、NHKの番組改編と朝日新聞の誤報疑惑は結局解決されたのだろうか?太平洋戦争当時の元参謀が著者に向かってこう言ったそうだ。「あなた方は我々の戦争責任を言うけれど、新聞の責任はどうなんだ。あのとき新聞の論調は我々が弱腰になることを許さなかった。我々だって新聞にたたかれたくないから強気に出る。すると新聞はさらに強気になって戦争を煽る。その繰り返しで戦争に突き進んだんだ。」本書を読むとこのような権力とメディアの関係が現在でも何ら変わっていないことに気づかされる。著者は、メディアは経営者や株主や広告主のものではなく、無数の読者のものであるはずだと書いているが、これを実現させるための具体的な提言を著者に期待したい。
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33 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 メディアに何かを期待すべきなのか?, 2007/5/31
本書を読むと、現在のメディアを巡る問題状況−いやメディア自身だけに留まらず、それが関わる森羅万象を巡る問題状況と言ったほうがより適切か−が一つの揺ぎ無い構造の上に成立していることをいやが上にも痛感させられる。

メディアが文字通り「媒介者」でしかない以上、その入力を掌握するもの=公権力がいかようにも動かすことができるというのは、あまりにも自明な、そして磐石な構図である。逆にそのような構図にも関わらずメディアが反権力であるという妄想が許された時代が牧歌的であったという気さえするほどだ。記者個人の姿勢はともかく、総体としてのメディアは権力と一体である。哀しいかな、代議士の世襲を批判しようにも、今や政治記者の身分が三代に渡って世襲されるご時世なのだ。

言論統制といえば今だに北朝鮮を例に挙げることが多いが、かの国のように公然と「言論統制する事」を行うような仕組みは、メディアへの入力としての「情報」は統制できても、言論の基盤となる人々の意識を制御することはできない。比較してわが国は言論の自由がタテマエとなっているために、情報を統制することが意識=言論を制御することに直結する。 何でも言えるはずのメディアが黙っているということは、そこに何か言うべき事実が存在しないと見なされる。少なくとも国民はそう見るように馴らされている。

魚住氏は元記者であり、かつての同僚たちの一片の良心に期待しているようだが、その点については少々異論がある。記者個人個人の努力や力量よりも、むしろ、大企業の広告と公的機関の発表情報に牛耳られたメディア空間で、高額所得を保障された記者が記事を書く、というこの構造の抱える欺瞞を多くの人々が認識することからしか、突破口は開けないのではないか。
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 誰が正義を背負えるのか, 2007/4/26
By 革命人士 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
魚住が「現代」に取材メモを発表したNHK放送改変問題のほか、耐震偽装マンション問題、村上・ライブドア事件をテーマに、公権力の行使とメディアの捕らえ方という複眼から見た。魚住は、これらの現状から、メディアは公権力に「操られて」意に沿う報道を行っていると指摘する。新聞情報の7,8割が官庁情報という体たらくでは…

また、最後に裁判員制度の記事と広告を巧妙に織り交ぜたPR活動の実態を暴露する。これが実にいやらしい。まず最高裁と共催で裁判員制度のシンポジウムを開催すると一般記事で書き、シンポを開き、後日行うシンポ詳報の下に裁判所出稿の裁判員制度の記事下広告が入るというもの。詳報も一般記事だから、裁判員制度を正しいものと思ってしまうが、実は裁判員制度は半分以上の国民が反対しているという意味で議論が割れている問題だ。広告、記事が一体になって裁判員制度の普及に努めるのはどうなんだということだが最もだ。(ちなみに同様の手法は原子力発電でも使われているらしい)

国もメディアも正義を果たせない中、一体誰が正義を背負っていくべきなのか、やはりメディアなのだろうが、道はかなり遠そうだ。
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