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決断力/羽生 善治と併せて読もう。, 2005/10/23
表紙裏の扉を見ると、谷川浩司十七世永世名人は私より年上であることを発見した。大山、中原世代から見ると、天才若手世代とよばれていたのは、もう20年以上前の話になったのか。谷川は天才とよばれているが、著者は 『...将棋に強くなるという点では、時間もかけたし、楽もしてこなかったので、「天才」と呼ばれるのは本意ではない。それでは、費やした時間や努力がかわいそうというものだ。』 と書いている。 また、 『...最初の気持ちをずっと持ち続けることと、一つのことを努力し続けることを苦にしないことが、もっとも大事な才能であると考えている。』 とも書いてある。 まぁ、天才の方は、エジソンをはじめとして、皆同じ視点なのだろうし、それが真実なのだろう。 尚、この本に続いて 「決断力/羽生 善治【ASIN】 4047100080」を読んだのだが、両者の着眼点・考え方は驚くほど似ていると思った。 二人が異口同音に、(お互いは、対局中は会話しないし、対局後の感想戦でも、将棋のことしか話さない。日常会話などはほとんどしないが)、 『将棋を媒介にして、私は羽生さんのことを一番理解していると思っているし、一方、羽生さんも自分のことをわかってくれていると自負できるのだ。』 と書いているぐらいなので、考え方に共通点があるのも宜なるかな、なのだろう。 その他、本書の中で感じるところがあった言葉を引用する。 『「...朝が来ない夜はないのですよ。」...更に続けて「夜明け前というのは、実は一番暗いのです。」』 『九十パーセント以上の手は、考えないで捨てる』 『マニュアルとは、本来、熟練のワザや高度な技術を一般化するもので、基礎ではあってもすべてではないはずである。それを使いこなし、さまざまな場面で対応できなければならないはずである。そこには個々の人の思考力が必要とされるはずなのだ。』 『つまり、決断するためには、具体的な目標をしっかり理解しておくことが前提条件である。』 『反省と後悔とは違うのである。後悔とは...いつまでもこだわり...失敗や挫折を...再体験するに過ぎない。...反省は、失敗を客観的に分析して、これからに生かせる未来志向なのだ。』 『一、プロ意識をしっかりと持つ。』 『休息には、消極的休息法と積極的休息法があり、』 『チームの戦力を考えるときに、とかく強力な人材を重用し、目立たない駒を切り捨てることになりがちだが、それではチームのバランスを崩してしまう。』 最後に、本書は将棋を全く知らなくても読めます。 また、今販売されているものは、平成十七年七月にあとがきが追加されている。
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