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ボケてたまるか!―痴呆は自分で防ぐ家族で治す 二万七千人の治療実績が証明する浜松方式の成果 (角川文庫)
 
 

ボケてたまるか!―痴呆は自分で防ぐ家族で治す 二万七千人の治療実績が証明する浜松方式の成果 (角川文庫) (文庫)

by 金子 満雄 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

老人性痴呆は生活習慣病!ボケない秘訣、治療・予防策が満載の医療エッセイ

ボケる人は、ボケてしかるべき生き方をしているーー。どんな生活をしている人がボケるのか?あなたやあなたの家族は大丈夫か?27000人の治療経験を持つ筆者がボケ治療と予防策をユーモラスに説く。



内容(「BOOK」データベースより)

ボケる人は、ボケてしかるべき生き方をしている―。どんな生活をしているとボケるのか?あなたや家族は大丈夫?「痴呆の原因の大半は“心の生活習慣病”。生き方のツケがボケに出る!」と明言する筆者が、二万七千人もの治療経験に基づき、ボケないためのポジティブな生き方の秘訣を紹介。「妻のボケに拍車をかける夫のタイプ」「多趣味でも安心はできない」「打つ手のあるボケ、ないボケ」「ボケには三つの節目がある」など、具体例をあげながら、家族による早期発見、早期治療の重要性と、その介護方法のコツもユーモアたっぷりに説く。

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15 of 16 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars ボケの認識を変える!, 2003/12/31
母親の物忘れがひどくなってきたので専門病院で診察してもらったらアルツハイマーの初期症状とのこと。アルツハイマーは進行を遅らせるのがせいぜいで回復することはできないという一般論に悲観的になってしまいましたが、この本を読んだら、本人や周囲の努力しだいで老人のボケ症状はまだまだ回復できるのではと楽観的な気持ちになりました。できれば、浜松方式の治療をしてくれる全国病院リストなどもあるとありがたいのですが……。
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9 of 10 people found the following review helpful:
2.0 out of 5 stars ボケは「自業自得」なのか, 2008/5/6
「若い頃から勉強や仕事はできたかもしれないが、音楽にも絵画にもスポーツにも感動せず、碁も将棋 もトランプもしたことがない」「決まって親友や異性の友達もいないし好奇心も少ない、精神的にゆとりが なく人生を楽しむということもないヘンクツ、出不精、遊び知らず」
 
 これらが序文から一部引用したボケる人の特徴だそうです。そして本人のみならず家族もみんな自己中心的で非協力的な連中ばかりだからなお悪いのだと言いきります。もちろん著者が実際に多くの患者と接してきて実感しているのだろうし、私自身もそういう人はたしかにボケやすいのだという意見には納得することが出来ます。

 しかし、私には本書におけるこうした物言いが単に事実を述べるという以上に、痴呆になりやすいタイプの人間に対する蔑視やヘイトすら漂っているように感じられ(上記では「決まって」なんて言い方してますし)読んでいて非常に不快な気分になりました。
 逆に、自分がいかに感受性に富んで、好奇心いっぱいで生きているかを対比で語るのも少々鼻につきます。

そもそもこうした生き方の違いは全てが本人の心がけの問題と言い切れるのでしょうか。私などは恵まれた戦後世代ですから子供の頃から趣味を持ちそれに没頭できる程度には経済的および精神的余裕がありましたが、現在定年を迎えている終戦直後あるいは戦前生まれの世代では、生きるだけで精一杯という子供時代を過ごし、大人になっても自分の幸せうんぬんよりひたすら「家族のため」といった気持ちで目の前の仕事に邁進してきた方も多いでしょう。実際定年を迎えたとたん生きる目的や目標を見失う熟年世代の問題などがしょっちゅう報道されているわけですが、それらを一方的に本人および周囲の人間が自ら蒔いた種であるかのような徹底した「自業自得」的なスタンスに世代は違えども疑問を抱かずにはおれません。

 ボケは自分が変わることにより自分で治すのであり、そのためには家族の協力も不可欠なのはわかります。 今までの生き方を見つめ直し根本から改めることがどれほど重要でしかし高齢者にとって困難か、それを伝えたいからこそあえて少々手厳しいくらいの言い方をされているのだと解釈したいですが、痴呆になる人がみんな貧しい感性、人間的に冷たくユーモアもない家族などと徹底して決め付けこれまでの他人の生き方を頭ごなしに全否定するかのような物言いは、心当たりのない人にはとても素直に受け入れがたいのではないでしょうか。「いやそれは本人達が自覚してないだけだ、だから目を覚まさせるために厳しいことを言っているのだ」ぐらいのことを著者はおそらく思ってらっしゃるのでしょうけど、本書の語り口を読む限り著者の考えはすごく自己完結的な印象を受けます。陳腐なたとえで申し訳ないですが学校教育でも罵倒に近い叱責をされて伸びる生徒もいれば、かえって強い自己否定に捕らわれる生徒などがいるわけで、もう少し柔軟なアプローチは意識できないものでしょうか。

 ちなみに私は、物忘れが目立つようになった友人の親(とても人当たりのよい優しくて気配りのある方です)がこの先生の噂を知り本書を買ったあと実際にカウンセリングを受けに行ったはいいが、その後大変落ち込んでしまった(理由は上記レビューより察して下さい)という話を聞き、試しに借りて読んでみた次第です。
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