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共同幻想論 (角川文庫ソフィア)
 
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共同幻想論 (角川文庫ソフィア) (文庫)

吉本 隆明 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

国家とはなにか、国家は自分とどう関わっているのか。日常的生活空間と遠く隔たった異空間を包含するこの厄介な代物に、見事な論理的照射を当てて、裸の国家を露呈させる。(川上春雄/中上健次)

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5つ星のうち 4.0 必読の本だが, 2005/10/3
By daepodong (DPRK) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
 本としては明確に欠陥があります。まず、言葉の定義をせず議論を進めてしまっている点。「共同幻想」「対幻想」という言葉自体の概念の説明を明確にすべきでしょう。ブルデューのようにある概念装置を用いて現実の分析をするなら、その概念装置自体を分析の中で「何だかは読者が悟ってくれよ」という姿勢は疑問があるといわざるを得ません。第二に、どう考えても文章の意味が不明な箇所が散見される点。改版に当たって著者は「難解な表現は見直した」とあるが、難解というよりは文章として意味が不明であると言ったほうが正しい。本書が外国語に翻訳されているかどうかは知らないが、もしあるとすると訳者は相当困ったのではないか。また翻訳を読んだ外国人にも意味はわからないのではないか。
 上記の欠点を差し引いても「共同幻想」「対幻想」が魅力的な概念であることは確かだと思うので、一点減点して四点を進呈しておきます。
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39 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 難しい本だが 素敵な文章, 2004/7/25
By くにたち蟄居日記 (Surabaya,Indonesia) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
吉本の代表作ということになると思う。三島由紀夫が文体を絶賛していたというが 確かに簡潔で彫りの深い文体は 例えばカエサルのガリア戦記に比べられるかもしれない。内容は 難解であるとしか言いようが無い一方 詩人吉本の見せる文章の冴えには 関心するばかりである。文章よりは内容が大事であるとする方も多いだろうし 小生もそう思うことも多いが しかし この本の魔力の原動力は 絶対 文章にあります。
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24 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 対の幻想論, 2003/12/2
これは、僕が今までで最も影響を受けた、というよりは、
むしろ、感動した書物のうちの一冊です。
全体を通じて、「対なる幻想」という概念で議論はすすめられて
いきますが、概念的に明確に定義されること無く、
最初からこの概念を利用して進行していくので、
とても解釈が難しいと思います。
岸田秀さんとか、上野千鶴子さんとかが、

国家論の中に、性について初めて言及したものとして
評価なさっていますが、そのような解釈は
若干失敗しているように思います。
その理由は、確かに「対なる幻想」は性関係を
扱っているのですが、むしろ関係性そのものを扱っていて、
吉本氏は概念化の作業からは自由でいられるのに、
他の多くの評者はそうではないからではないかと思います。

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