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雪国 (角川文庫クラシックス)
 
 

雪国 (角川文庫クラシックス) (文庫)

川端 康成 (著)
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出版社/著者からの内容紹介

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。…【無為の孤独】を非情に守る島村に寄せる雪国の汚れのない芸者・駒子の純情。人生の哀しさ美しさをうたった名作。(澤野久雄/サイデンステッカー他)

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5つ星のうち 5.0 さすがに。, 2000/12/4
「国境の長いトンネルを…」というイントロで日本文学の代表作といってもいいほど有名な作品ですが、私は何年か前に初めて最後まで読みました。それまではこの手の超有名文学作品というと「難解で面白くない」というイメージを持っていたのですが、実際にその作品に触れてみると、文章はむしろ平易であり、かつ機知に富んだストーリー展開で最後までスラスラと読むことができました。しかも読む前のイメージとは全く違い、意外なほど人間味のある作品でした。さすがにこれだけ評価される作品にはそれに見合うだけの価値はあるのですね。
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5つ星のうち 5.0 クリスタルな暖かさ, 2006/7/16
By オハラ翔子 (ボストン・マサチューセッツ) - レビューをすべて見る
川端康成の文芸的な、余りに文芸的な作品。完成度から言うと「伊豆の踊子」とどちらが磨かれているんでしょうか?日本の女として駒子は本当に世界的価値があるでしょうか?飲んで潰れて乱れて泣いて甘えて感じる日本の女。この指が覚えていると表現される女。惨めな官能に生きる哀しい女。それが日本を代表する女なんでしょうか?しかし、ここに描かれている風景のなんと冷たく美しい事でしょう。耳まで凍るような戦慄を起こさせる透明感。そして、その冷たさを焼くように夜空の下で炎上する家と女。しかし、見つめる作家の目は暖かです。やさしくさびしく、ゆるやかに見つめています。

この作品の冒頭で、電車の窓に映る女の顔が印象的です。透き通るような日本の女の美しさが闇の中に妖しく浮き上がり、ああ、これが川端だ。と声に出したいような感動に襲われます。

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5つ星のうち 5.0 男心・・・女心・・・, 2003/8/31
「トンネルを抜けると…」というあまりにも有名な書き出しの本作。湯沢温泉を舞台に書かれたこの作品は、川端康成独特の優しく読み易い文章で綴られている。

島村は駒子にはじめて会ったとき、彼女のあまりにも清潔な雰囲気に女として見る事を躊躇った…。この作品は、東京に妻子があり仕事もある島村が、雪国の芸者駒子の純真さに触れ、愛するという内容で、基本的に島村(男性側)の立場で書かれている。

しかし、私は、年に一度しか現れない、しかも自分と将来を歩むことなんて決していない男性を待ってしまう気持ち。本文中、島村が「僕は何にもしてやれないんだよ」と言う。そんなことは十分に分かっていて、それでもそんな男を愛し、待ち続ける…一体どんな気持ちだろう。そんな女心に打たれました。

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