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狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論
 
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狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論 (単行本)

by 内田 樹 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

国民総六歳児の道を歩む日本人への提言。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

内田 樹
1950年東京生まれ。都立日比谷高校中退。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学人文科学研究科中退。東京都立大学人文学部助手を経て、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 単行本: 261 pages
  • Publisher: 朝日新聞社 (2007/02)
  • ISBN-10: 4023303771
  • ISBN-13: 978-4023303775
  • Release Date: 2007/02
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.1 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 4.2 out of 5 stars  See all reviews (9 customer reviews)
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6 of 6 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 知とは教養とは, 2007/8/24
By dream4ever (鎌倉) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
帯:「教育再生会議」の諸氏、この本を読んでから議論してくれ!

内田氏のブログを編集した一冊。なので書かれた日時が前後しているが、非常にまとまりがあり読みやすい。日比谷高校を高2で退学(入学時クラストップ、退学時学年最下位)、大検、京大不合格(同年東大入試中止)、東大合格、仏文卒。
ご自身が私立女子大の教授という肩書きをお持ちなので、18歳人口減少による大学入学希望者全入時代を迎え特に人文系学部等の存続危機感をお持ちである。そして、それは大学人も行政も想定していたはずなのに(18歳人口の減少)的確な対応をしなかったと指摘している。約700校ある日本の大学の内、40%は定員割れだそうだ。
大学を減らさないで、定員を減らす事が日本の高等教育(教養的な)の使命だと指摘する。そして、目先の新学科の増設や、有名私大の拡大路線は良くないと。

内田語録
「オレ的に面白いか、面白くないか」と「金になるかならないか」という二つの基準がいまの日本人たちの行動を決定しるドミナントなモチベーションになっている。だが、これは「六歳児にもわかるモチベーション」である。
受験は同学齢集団内の競争であるから、絶対学力の低下は現象として顕在化しない。そして、同額齢集団内だけの競争においては、必ず集団全体の学力は低下する。
「知識を増やす」というのは「同一平面上で水平移動域を拡げること」である。「知識について知識を持つ」というのは「階段を上がること」である。
「全級一斉に個性を開花させよう」とか「均質化の圧力にみんなで抵抗しましょう」というような主張をして、「ねえ、みなさんもそう思いますよね?じゃ、みなさんご一緒に教育を改革して、個性豊かな子供を作りましょう!」というような発想そのものが「日本的システム」を再生産することにすぎないのだということに日本の人々はいつ気づくのだろうか。(02年11月24日)
学習を動機づける人間的ファクターの中には、「努力に対する将来的リターン」の期待だけではなく、「努力そのものから得られる知的享楽」も含まれるということを言っておきたかったのである。そして、たぶんいまの学校教育でいちばん言及されないことの一つが、「学ぶことそれ自体がもたらす快楽」だということである。
いま鑑札されている「学びからの逃走、労働からの逃走」という趨勢は、そういった経済合理性の原理に対する子どもたちの個の違和感や拒否反応を間違いなく原因のうちに含んでいる。
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51 of 59 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 読むと気分が落ち着く, 2007/2/16
By 不審な言動 - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
今朝、車庫入れしててクルマをこすってしまった。修理にお金がかかり、その間クルマは使えない。それだけではなく、好きな道具が傷ついてしまったので悲しいのである(泣)。

こういうとき、内田樹の本を取り出して読むと気分が落ち着く。とくに本書は元がブログで、断章群をある流れに沿って配置した形になっており、スッと入りやすい。もう一つの近著『下流志向』はライブ盤であり、ノリは良いのだが、読み手がリズムに乗れなかったら最後までその価値を感じ取れずに読み終えてしまうという危険性がある。
本作はその点、毎日の素振りというか、ガレージ録音の小品をまとめたお蔵出しアルバムというか、気が張らなくて良いのである。
大観衆を前にした一発勝負でないから気合いが入ってない、なんてわけではなく、日々の素振りなのに裂帛の気合いがこもっているので、読むとグッとくるし、何より文体が楽しめる。私はこっちのほうが好きだ。

良い言葉がいっぱい書いてある。「個性とは個性を頭ごなしに圧殺する環境にあって、それにもかかわらず、どうしても際立ってしまう…ものなのである。個性がつぶされる環境で簡単につぶされるような個性は…もとから個性と呼ぶに値しない」こういうのがいっぱいある。大好きだ(十年くらい前に岡田斗志夫がまったく同じことを言ってた)。

この人は哲学者なので、「実証的じゃない」という批判は見当違いだ。この人の本から功利的なフレーズを引っ張り出そうとするんじゃなくて、この人の言葉からなんらかの力を受け取って、それを各々の日々を生きる力の糧にするのがいいんじゃなかろうか、と思う。すぐに役立たないのが本書の良いとこなのだ。だけど、読むと落ち着くのでクルマをこすったり花瓶を割ったときなどには心のバンドエイド代わりになります。
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31 of 37 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 狼少年の声に耳をかたむける, 2007/2/10
内田樹『狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論』朝日新聞社

またまた新刊。今回も『下流志向』に引き続き、教育問題が主なテーマ。でも、この『狼少年』はいままでのブログを基にしてて、時評論の集まりの体である。まとまりのあるウチダ式教育論を読みたい方は『下流志向』をどうぞ。でも、『狼少年』のほうは、なんたって話にノリがある。時代の匂いがする。だいぶん古い話題も散見されるが、古臭くない。日本のこどもたちが「こんなふうに」なってしまったのは、日本の教育行政があまりにも成功しすぎたためである、とは、なんとも2002年の言である(32頁以下)。なんともはや。5年の歳月は、いかに費やされたのか。

ウチダ式教育論の傑作は、でもやっぱ『先生はえらい』(ちくまプリマー新書、2005年)だと思う。純粋に学びの構造を論じた、痺れるような一品である。どうぞ、こちらもご賞味下さい。

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この内容は、もはや「汚い」 。
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Published on 2007/9/19 by ー

5.0 out of 5 stars 読みやすさの罠
... 続きを読む
Published on 2007/5/11 by POST MODERN LOVERS, Jr.

5.0 out of 5 stars 面白い
教育の問題がよくわかるのみならず、
筆者の人柄がありありと伝わってくる文章。
とくに若い人には読みやすく、好感が持てるはず。... 続きを読む
Published on 2007/4/15 by フランスパン

5.0 out of 5 stars 教育問題の経絡
基本的に講演録である『下流志向』に対して、こちらはブログから収録された文章が中心である。内田樹の「言いたいこと」は、当人が各所で繰り返し述べていることに尽きるわ... 続きを読む
Published on 2007/3/1 by 青ち

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