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郵便的不安たち# (朝日文庫)
 
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郵便的不安たち# (朝日文庫) (文庫)

by 東 浩紀 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

著者がデビューから十年をかけて到達した「データベース型世界」の概念を予見させる思考の軌跡―現代思想、批評、サブカルチャーを横断しながら、ポストモダン社会の実像に迫る。文庫化に際しては、単行本未収録の論考を加え、新たに改訂版として世に問う、画期的な評論集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

東 浩紀
1971年東京都生まれ。東京大学教養学科卒業。同大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士。現在、慶応義塾大学非常勤講師。専攻は哲学および表象文化論。99年、『存在論的、郵便的ジャック・デリダについて』でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 文庫: 434 pages
  • Publisher: 朝日新聞社 (2002/05)
  • ISBN-10: 4022613785
  • ISBN-13: 978-4022613783
  • Release Date: 2002/05
  • Product Dimensions: 5.8 x 4.2 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 3.9 out of 5 stars  See all reviews (7 customer reviews)
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14 of 15 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars いいですね, 2006/6/4
By するめいか (さいたま) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
 単行本とは違って大幅に改訂されているもよう。文章の並びの意味がいまいちわかりにくいと思うので、先にあとがきから読んだほうがいいだろう。
 著者の言う郵便的不安とは、現代社会においては、集団は極めて細分化され、さらに、その細分化された集団の上位階層である社会の機能不全により、集団同士のコミュニケーションが困難になっており、手段以外から来る情報(手紙やはがきに例えてます、だから郵便的)に確実性やリアリティを持てなくなってきていることをさす(たぶん)。セカイ系に代表される文学作品においてもこれは顕著なことであり、もはや社会や国家ではなく、新たなメッセージ手段を持って集団同士の横のつながり補完しなくてはいけない、という意見にも頷ける。
 これ、評論集です。郵便的不安をテーマにしていますが、エッセイや文学評論など、様々な評論が載っています。また、東浩紀をサブカル系の評論家だと思っている人も注意か。サブカル系の評論は第二章だけですね。
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13 of 16 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 象徴界なき島宇宙の横断, 2005/9/12
1973年生まれの私にとって1971年生まれの東 浩紀の言葉はだいぶ同時代な感じがします。 自分より一世代前の人たち (主に1960年代生まれの、バブルの影響をまともに受けた人たち) との間に常に感じているカルチャーギャップ (意思疎通の困難) について、この本の「ポストモダン再考」(2000年)の80年代の分析 (総括) は、一つの説明を与えてくれたと思います。

80年代のいわゆる「知的」言説は、今から振り返ればいかにも傲慢でナルシスティックで役立たず。 バブルが終わって状況が改善するかと思えばさにあらず、その後の90年代、島宇宙化が進むことで私たちのコミュニケーションの語彙は島の中では豊かになったけど島の外に届く言葉はほとんど存在しなくなってしまった (もはや60-70年代の「熱く理想に燃えた」世代の言葉も、単なる島の一つになってしまった)。 そんな中、東 浩紀の言う「共通の言葉を強引につくろうというタイプ(新保守)か、あるいは小さい趣味の共同体のなかで脱力して生きればいいというタイプ(宮台真司)か」 (本書「郵便的不安たち」より) のいずれとも異なったオルタナティブ (象徴界に保障されない島どうしの横断) を目指すという方向は新鮮で、野心的に響きます。

本書第一章 (「棲み分ける批評」(1999)、「ポストモダン再考」(2000)、「郵便的不安たち」(1998/1999)) が私にはとりわけ力強い言葉として響きましたが、後半に納められているアニメ・SFについての批評も、私は読んで楽しい分析だと感じました。 真摯な哲学者であり、同時に (かなりディープな) アニメファンでもある東 浩紀の断片集、なかなか興味深いと思います。
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1 of 1 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 懐かしさを感じる, 2009/8/13
By hamachobi - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
ちょっと古い本だけど、たまには固い本も読もうかと思って読んでみた。

というか、ウィリアム・ギブスンの新作『spook country』を読み始めたので、たしか、東浩紀が書いた『アイドル』の解説が収録されていたなぁって思って、読み始めたら、なかなかこれが面白い。

デリダとか、浅田彰とか、ずいぶん懐かしい名前が出てきた。『逃走と力』ってたしか高校生のときに出たんだよな。読んでも何もわからなかったけど。

ただ、そういったフランス現代思想ブームの真っ只中で高校生活、大学生活を送った身としては、当時を振り返るいい本だと思う。自分がこの20年間何を考えてきたのか、何を読んできたのか。もしかしたら、高校生のときの方が知的関心、知的能力は高かったのかもしれない。最近の現代思想の潮流はまったく終えてないしなぁ。
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2.0 out of 5 stars ただの読書好きには読み進むのが厳しい本だった。
残念ながら僕にはまったく合いませんでした。
筆者初の評論集だそうですが、まずは評論している対象そのものに興味がもてなくて。... 続きを読む
Published on 2007/2/13 by 久保田夏彦

4.0 out of 5 stars 小論・試論集っていうところですね。
網状言論が『オタク』『サブカルチャー』といったテーマに絞っていたのに対してコチラは、文学からエヴァンゲリオンまで幅広いテーマに関して論じています。
個人的... 続きを読む
Published on 2004/6/6 by ykamo5

3.0 out of 5 stars 過渡期の小論。楽しく読めますよ。
東浩紀は元来哲学徒であり、若くしてデリダ論の著作を上梓して注目を集めた。私自身、彼のデリダ論を高く評価している(何故なら明解だからである)。しかし今日日、彼はオ... 続きを読む
Published on 2004/1/3 by プリンス・プリンス

4.0 out of 5 stars 知ったかぶりに。
東浩紀は哲学者である。オタクである。
その両方をきれいに収めたのが本書である。
哲学方面に知ったかぶりしたいひとにも、
オタク文化に知ったかぶ... 続きを読む
Published on 2003/5/6 by エリマキウサギ

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