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男はなぜ暴力をふるうのか―進化から見たレイプ・殺人・戦争
 
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男はなぜ暴力をふるうのか―進化から見たレイプ・殺人・戦争 (単行本)

マイケル・P. ギグリエリ (著), Michael Patrick Ghiglieri (原著), 松浦 俊輔 (翻訳)
5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

そのように造られているのか?ゴリラやチンパンジーにも見られるレイプ・殺し・戦争―近い遺伝子を持つオスたちの行動から男の暴力の謎に迫る。


内容(「MARC」データベースより)

人間の男だけとされてきた邪悪な暴力は、類人猿のオスに広く見られることが最近の研究でわかった。進化の過程でゴリラやチンパンジーと共にヒトが身につけた性差別や暴力性は平和な社会と両立するのか、多くの観察例から検証。

登録情報

  • 単行本: 366ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2002/10)
  • ISBN-10: 4022576987
  • ISBN-13: 978-4022576989
  • 発売日: 2002/10
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 604,346位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 1.0 厳密な科学とは?, 2004/4/7
By カスタマー
この本を簡単に表現するとすれば、個人的な信念やイデオロギーをあらゆる欠陥のある論理+意図的に偏らされた証拠と他分野の知見に対する無知(この2つで平均して、1pに2個以上は問題点を指摘できる)+雰囲気で「厳密に科学的な説」として見せたものといいうことができる。

進化生物学は決して厳密な科学ではなく、とくにヒト進化に関してはまさに十人十色といっていいほど、さまざまな見解がある。
過去にも厳密な科学という顔で、人種差別、性差別、決定論に基づく政策のためなどに悪用されてきた。この本はまさにその歴史を繰り返したものといえよう。

例えば著者は殺人は適応的であるとし、その理由として、獰猛だとの評判をとれば資源を楽に他人からぶんどれること、さらに、そういう獰猛で危険な男はモテるからとし、その証拠として、ヤノマモ族やマフィアの例、さらにマフィアにひかれた女の証言をあげている。

が、同様にして、殺人は、非適応的だともいえる。女性は著者も引用している研究によれば、世界中で共通して、典型的な殺人者タイプの男性(暴力的で抑制がきかなく、知能が低い。著者によれば)を最も嫌悪する。

さらに、からまれたときに、暴力的な対応をするのも、犯罪者の顔も女性に人気がない。女性は犯罪者の男には、外見が魅力的でも、その魅力を低く評価する。さらに、著者も述べたようにヒトは強調社会で進化してきたのであり、狭い社会で殺人など犯せば、復讐か(武器があれば容易なのはチンパンジーとの違い)、罰かどちらかが必ずくだり、これはほとんどの社会に共通する。
なので、殺人はあらゆる点で非適応的だし、女性の上記の好みとあわせ脳も怒ったときに手がでないように進化してきたし、だから、日本などでは年10万人に1人という適応的な行動にしてはごく稀すぎる数しか見られないなどとも主張できる。

上の偏った意見が正しいというのではもちろんなく、また、この例は特殊なものでは決してない。ようは、こんな段階の学問を社会に適用するのは根本的に誤りということである。

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17 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ここまで言い切ってしまってしびれます., 2003/8/11
By shorebird (横浜市青葉区) - レビューをすべて見る
人類学者である著者が進化の視点からヒト特に男性の暴力の究極因の説明をおこなっている.説明自体にはこれまでいろいろ出ている進化心理学の研究内容の要を得た解説というところだが,「政治的正当性」(Political Correctness)についての激しい敵意とともにそこまで踏み込むかというストレートな記述がこの本の最大の売り.おっと危ないと思ってしまう私はすでに「政治的正当性」に犯されているのか.さらに政策論にやや踏み込んでおり,ほとんどの犯罪はコストベネフィットの条件に反応すること(特にレイプについては犯罪者の目的が自分に危害がない上でのセックスであること)から応報刑を積極的に支持,また米国に関しては銃の所持が犯罪を抑止していることを示すあたりは問題に真正面に向き合う著者の良心を感じる.でもやっぱり社会学者からはめちゃくちゃ批判されるんだろうなあ,その辺が難しいところね.ある意味では胸のすくような本といえる.
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