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文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)
 
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文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸) (文庫)

筒井 康隆 (著)
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出版社/著者からの内容紹介

これは究極のパロディか,抱腹絶倒のメタフィクションか! 大学に内緒で小説を発表している唯野先生は,グロテスクな日常を乗り切りながら,講義では印象批評からポスト構造主義まで壮観な文学理論を展開して行くのであったが….「大学」と「文学」という2つの制度=権力と渡り合った,爆笑と驚愕のスーパー話題騒然小説.


内容(「BOOK」データベースより)

我らが若き主人公・唯野仁。彼は早治大学英米文学科の名物教授にして、実は隠れて小説を発表している新進作家、何やら不穏な幕開きである。「大学」と「文学」という二つの制度=権力に挑んだ衝撃の長篇小説。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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5つ星のうち 5.0 大学って恐ろしい・・・と思ってしまう, 2006/9/23
物語の構成が「大学内部のドタバタ劇」と「唯野教授による文学批評講義」でワンセットになっています。

前半のドタバタ劇と後半の講義のテンションの違いが非常に印象的です。私が読んだのはハードカバー版ですが、本のカバーやレイアウト、注釈の部分まで学術書のパロディになっているところも面白かったです。

講義は純粋な講義としても楽しめるものになっていて、文学部出身の私としては当時の雰囲気を思い出しながら読んでしまいました。
同様に大学に通っていた当時の先生方の顔を思い出しては、「あの人たちもこんな馬鹿馬鹿しいことやってたのかな?」と多少本気で考えました。助手が刃物を持って暴れまわるところや、エイズ差別の部分は多少現実離れしていますが、その他いろいろな細かい部分で妙なリアリティを感じさせます。
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22 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 本物より優れた贋作としての思想入門書, 2005/5/18
By kaz0775 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
もし、文芸評論や現代思想がどのようなものか、勉強してみたいと思ったら、筒井康隆氏による本書をお奨めしたい。実は本書は大学・アカディミズムの風刺であり、文芸批評・思想の研究のパロディなのであるが、筒井氏の力量によって凡百の入門書を見事にまとめあげてしまったのである。まさに贋作が本物よりもすばらしいできばえだったというメタ・ノンフィクションと言えよう。

19世紀の文豪フロベールのマイナーな短編「ブヴァールとペキュシェ」の現代版の感もある。固い批評はぬきにしてパロディ・ユーモア作家の大家である筒井氏の作品だけのおもしろさは保証できる

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28 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 警世の書, 2008/4/12
大学学長までがセクハラで捉まるなど、大学教員たちのセクハラや愚行が治まらない。日本の将来はどうなるのかと心配だ。退屈と怒りを同時に癒そうとて、もう一度笑いたくて、怒りたくて、本書を読んだ。教師になる前、若いときに読んだときは、ただあははあははと笑っていたが、読み返すほど、本書は大学人の資質や本性を底の底から予測的に描き出していたのではないかと、慄然とした。ドタバタナンセンス、せいぜいパロディとして読んだ向きは、今一度本書を警世の書として読み直すことをお薦めしたい。
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5つ星のうち 5.0 後期分も読んでみたいものだ
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麗しくもおぞましい「バブルの時代」真っ只中にあり、... 続きを読む
投稿日: 2006/8/24 投稿者: アジアの息吹

5つ星のうち 4.0 野望は果たされか
本書は、いうまでもなく、テリーイーグルトンの代表的著作のひとつ「文学とは何か」の模倣である。いわゆる「文学」には固有の領域があるわけではなく、政治的社会的文脈を... 続きを読む
投稿日: 2006/7/19 投稿者: かがりひらく

5つ星のうち 5.0 ただ者ならざる唯野教授の異常な日常
大学版『大いなる助走』、今度のターゲットは大学教員=文学評論家。
文芸批評理論の講義と、講義外での生活が同時進行的に叙述される。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/30 投稿者: yjisan

5つ星のうち 3.0 文芸評論の何たるかを知る
大学内の醜聞を面白おかしく楽しみながら、難解な文学理論も学べる一石二鳥の書です。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/26 投稿者: kentmild

5つ星のうち 5.0 冒険的で入門的?
なかなかの読みごたえ。冒険的な小説だと思う。こういう小説を書いてゆくのは、かなりの労力がいることではないかと思う。唯野教授の日常と、文学批評理論の解説が同時に行... 続きを読む
投稿日: 2005/11/10 投稿者: いじさま

5つ星のうち 5.0 「一般解」への終りなき度
 全9講(章)からなる本書は、大きく2つの物語から構成される。... 続きを読む
投稿日: 2004/5/4 投稿者: kono16

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