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財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書)
 
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財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書) (新書)

神野 直彦 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

自治体の財政赤字がふくらみ、国の借金も世界最高になっている。なぜ、赤字になったり、借金が増えるのだろう?国や自治体の予算はどのように決まるのだろう?税金の体系はどうなっているのだろう?それらの疑問に答えながら、財政のしくみと今かかえている問題を解説し、地域のニーズを実現する財政のあり方を考える。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

神野 直彦
1946年埼玉県生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪市立大学助教授、東京大学助教授などを経て、東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。専攻は財政学。人が平等に生きられる社会のための財政という立場に立ち、公共サービスを切り捨てようとする「財政改革」を批判する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 大人が読んで面白い, 2007/8/9
By ヤツ (栃木県足利市) - レビューをすべて見る
中高生向けに書かれた本だろうが、大変勉強になった。わかりやすく、面白かった。

他の国では議会で決める予算は法律と考えられるのに対し、日本では予算と法律は別であると考えられていること。これは明治憲法下で、天皇の勅令が予算で変えられてしまうことを防ぐために、こういう形式をとったらしい。このことから日本の歳入予算は単なる見積りであること。たとえ歳入予算が成立しなくても、租税法が執行されること。

財政の原則は支出を決めてから歳入を決めるのが原則であること。

スウェーデンの中学教科書の例。
一つの公共サービスにつき、@サービス提供を止める、A他の公共サービスを切り捨てて続ける、Bサービス提供を続けるが料金を徴収する、C増税により全額財政負担でサービスを続ける、といった4つの選択肢で議論させるもの。

日本の財政の所得再配分機能はもともと大きなものではなかった。そのうえ労働市場への参加条件(育児や福祉サービス、再訓練、再教育サービス)が整備されていない今日、格差は増大している。OECDのレポートがこれを指摘している。

などなど。意外と基本的なことを知らなかったことに気づかされた。ジュニアに読ませておくだけではもったいない。是非とも大人が読む本である。
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「小さすぎる政府」への警鐘, 2007/11/22
By misora - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
本書は、ジュニア向けの財政の入門書。でも、単なる初心者向けの解説書ではない。

著者は、いわゆるリベラル派の学者。アメリカ追随型の「小さい政府」に強い疑問を持っておられる立場から、今の財政のありかたに強い問題提起を提唱されている。世界的にみても日本の財政制度は、特徴的なほどに「小さすぎる政府」であり、強いものをより強くするしくみ。ツケがとりわけ貧困、こども、女性、高齢者、非正規雇用組などに回ってきているらしい。

では、ヨーロッパ型福祉国家と比較して、日本では、何が「公共」から「民」に配分されているのか。
「公共」と「民間」でやるべき事業の判断について、「ニーズ(基本的必要)」と「ウォンツ(欲望)」という軸で考えると、市民の目が磨かれる。スウェーデンでは、中学生のうちからこうした意識を持つそうだ。

それからよくいわれる「財政赤字」についても、どこに問題点があるのか、なぜ赤字を減らせないのかがよく分かった。
著者の主張は、より地方に権限を委譲すること。全国画一的な公共サービスを提供するのではなく、地域の柔軟な判断を活かせないのか、ということだ。ただ、この点に関しては、地域格差問題などから、賛否両論がありそうにも感じた。

最後に、著者は財政とは、政治、経済、社会を含んだトータルシステムの要となるものであり、社会の転換期にある現在であるからこそ、未来への望ましい設計図を描く事がたいせつ、とのこと。
効率と公正、市場経済と民主主義のバランス配分をどう成り立たせるのか。公共分野を3つの分野、「生活の場」、「労働の場」、「政治参加の場」と分けて考えると、それぞれの分野で何を望んでいくべきか考えやすい。

本書を読むまで、財政なんて官僚様のお仕事、しょせん他人ごとだと思っていたが、未来の社会を予見するものとして、財政のなりゆきも「要ウォッチ」です!!!
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 むしろ財政についての理解が足りない大人が読むべき書籍, 2008/2/26
中学生・高校生を対象に、「財政(Public Finance)」を中心に、政府が行うべきこと、国と地方政府などについて、平易な言葉で記されている書籍。財政について噛み砕かれて記されており、むしろ財政についての理解が足りない大人が読むべき書籍だ。私には大いに役立った。
ただし、予算請求や陳情・請願の実務体験があった方が理解しやすい部分もあった。そもそも、中高生に「財政」を本当に理解させることは難しいだろう。概念的理解については十二分な内容であった。

以下、本書の構成・簡単な内容紹介を記す

1.財政って何だろう
  ・財政についての説明
  ・市場経済の成立が前提
  ・市場社会では@金儲けをして良い領域と、
   A金儲けをしてはいけない領域を分ける必要がある。
2.予算って何だろう
  ・特定の支出を特定の収入でまかなうこと(目的税)の禁止原則
  ・予算編成の仕組み
3.税はどんな仕組みになっているのだろう
  ・税金と課徴金の違い
  ・控除の意味(累進課税の技術的・方法的側面)
  ・税負担率から見る各国の社会の方向性
4.どんなところにお金を使っているのだろう
  ・財政の使途の内訳
  ・社会的間接資本(@交通A通信Bエネルギー、C人的資源)
5.借金は財政にどんな意味をもつか
  ・借金が許容される場合(建設債、不景気時等)
  ・内国債と外国債
6.国と自治体の関係
  ・機関委任事務
  ・地方分権
7.いま財政がかかえる問題
  ・社会的危機と財政
  ・格差社会 
8.財政の未来像を描く
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5つ星のうち 5.0 なぜそうなのかやさしく説明、とてもわかりやすい
著者は庶民(一般国民)の立場で財政を考えています。新聞などでもよくコメントを出しています(例:09年8月21日の朝日新聞)が、老人や子どもの福祉向上のために財政... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: be3osaka

5つ星のうち 3.0 おもしろかった
けっこう高度な内容で、おもしろかったです。
ただ、対象としている読者が、少し分かりにくかったような気がします。
投稿日: 6か月前 投稿者: 政治まなぶ

5つ星のうち 5.0 国家のお金の出入り。そしてその背景にある思想。
本書の著者は著名な財政学者ですが、岩波ジュニア新書だけに非常に噛み砕いて書かれてい... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: ふとあご

5つ星のうち 5.0 大人の為の財政学入門書
他のレビューにもあるように国家財政の入門書としては大変すばらしい本であり、また税の仕組み、自治体と予算編成、そして議会制民主主義とは何かという事にまで踏み込んで... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: はますた。

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投稿日: 14か月前 投稿者: choe1990

5つ星のうち 5.0 騙されないための財政論/国の借金が増えると本当にマズイの?
... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: 歯職人

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素晴らしいおもしろさでした。
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投稿日: 18か月前 投稿者: そんちん

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