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ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
 
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ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書) (新書)

堤 未果 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

貧困層は最貧困層へ、中流の人々も尋常ならざるペースで貧困層へと転落していく。急激に進む社会の二極化の足元で何が起きているのか。追いやられる人々の肉声を通して、その現状を報告する。弱者を食いものにし一部の富者が潤ってゆくという世界構造の中で、それでもあきらめず、この流れに抵抗しようとする人々の「新しい戦略」とは何か。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

堤 未果
東京生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科学士号取得。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連婦人開発基金(UNIFEM)、アムネスティ・インターナショナル・NY支局員を経て、米国野村證券に勤務中、9・11同時多発テロに遭遇、以後ジャーナリストとして活躍。現在はNY‐東京間を行き来しながら執筆、講演活動を行っている。2006年『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか』(海鳴社)で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 自分の経験と照らしても, 2008/4/21
By kaizen (愛知県) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
自由の国アメリカでは、貧困、犯罪の自由もあるのかもしれない。
本書は、その一部をreportage(ルポ;報道)するものです。

問題は、そこに住んでいる人の目で見るのと、外の目で見るのとでは大違いかもしれないという可能性です。
光りだけを照らす普段のマスメディアの報道だけに頼ってもいけないし、
影を照らす本書のような内容に頼ってもいけないかもしれない。

自分がアメリカと仕事をしたり、行ったりする場合には、現実のアメリカに現地で現物を持って考えないといけないかもしれない。

ゼロックスの研究所のあるパロアルトへ行こうと思ったら、パロアルトは貧困区域と上流社会とが隣り合わせになっていて、貧困の差が激しいので気をつけるように言われたことがあります。しかし、貧困地区と呼ばれるところへは行かなかったので実態は分かりません。

貧困の実態は、勇気ある報道者の報告を出発点とするしかないかもしれません。
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55 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「貧困」が経済システムに組み込まれてしまった国, 2008/9/16
By 本が好き - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
大金持ちと貧困が同居する先進国、そういったら言いすぎだろうか....、でも残念ながらアメリカの真実です。 日本のメディアではアメリカの国内問題の実態がなかなか報道されない様ですが、この本は、その実態が簡潔に纏められています。
 プロローグでサブプライム問題から話が始まっています。 ”サブプライム問題は単なる金融の話ではなく、過剰な市場原理が経済的「弱者」を食い物にした「貧困ビジネス」の一つだ。” 裕福層・中間層に対する住宅ローンが一巡し借り手がいなくなったんので通常ローンを借りれない貧困層をターゲットしローンを組ませ債権は証券化して転売して資金を早期に回収してしまう。 あとで、借り手がローンを返済できなくなっても貸し手は痛くもかゆくもない。 利益の極大化が良しとされるアングロサクソン資本主義の行き着く先が「暴走型市場原理システム」そこでは弱者が食い物にされ、人間らしく生きるための生存権を奪われた挙句、使い捨てにされていく。
 一章では、貧困と肥満の関係を取り上げる。 貧困層にたいする福祉、学校給食等がファーストフード産業に巨大マーケットとしてビジネスの対象にされる、そこではコストを下げた所謂ジャンクフードが提供される。 カロリーは高いが栄養価は乏しい。 結果、肥満するが体はボロボロになっていく。
 二章では、民営化と自由化が個人の職場を奪い収入の手段失った方々が経済難民化していく姿を追う。 規制が別の見方でみれば保護になっている場合もあるということ。
 三章では、医療問題、社会保険制度が充実していないため全て個人の自己責任とされてしまう。 個人向け医療保険にも保険会社の利益至上主義が露骨なまでに影響されている。 医療現場でも病院の株式会社化で利益至上主義が蔓延る現実がルポされる。
 四章では、貧困層の若者たちが戦場に送る兵士としてリクルートされていく現実がルポされている。 組織的に貧困に追い込み兵士等で戦場に行くしか生きられない様に仕向けられている。
 五章では、戦場が民営化されていく現実、世界の貧困層がそのビジネスを支えている現実がルポされている。
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20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 米国が抱える問題を手っ取り早く理解できる, 2008/6/16
資本主義を金科玉条とする米国社会の矛盾を、豊富な個別事例から軽妙な筆致で説いている。筆者の表現力やまとめ方の巧さは素晴らしく、現代の米国の問題を手っ取り早く概観するにはオススメである。貧困層の肥満や社会保障制度といった分かりやすい問題から入り、医療制度と貧困、イラク戦争と貧困、と言った今日の米国の社会問題について、やや極端な例もあるのものの、分かりやすく問題点を解き明かしている。

一方で、本書は一貫して社会主義的な思想をベースに書かれているように感じられ、いわば資本主義の負の側面だけにスポットライトを当てた形になっている。また、政府や大企業に対する草の根レベルの抗議活動については触れているものの、現状を打開するための具体的な政策提言には至っていない。本書は米国で起こっていることを逸話的に理解するためには役立つし、米国の後を追う日本の将来について問題意識を高めるためにも有用だが、個別の政策へのインプリケーションのためには、よりマクロ的で冷静な議論が必要であろうと感じた。
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5つ星のうち 3.0 ちょっと疑問な点が多いが。
具体的な数値資料が多くある点は非常に良いと思うが、印象操作も多く見受けられた。ある悪い他国の一例を出して、日本の例をその直後に出して、まるで同質の問題かのように... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: rizhen939jp

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