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自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 890)
 
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自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 890) (新書)

宇沢 弘文 (著)
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登録情報

  • 新書: 180ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1974/01)
  • ISBN-10: 4004110475
  • ISBN-13: 978-4004110477
  • 発売日: 1974/01
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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66 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 宇沢弘文先生の偉大なる書の一つ, 2003/9/13
 この書は、自動車を中心とする交通体系に対する警鐘するものである。事実、現在のモータリゼーション社会は、環境問題や交通事故等の諸問題により大きな外部不経済を生み出している。
 この書については、多くの評論がされているので、多くを述べることは必要もないと思う。しかし、特筆すべきは1974年に出版されていることであり、宇沢弘文先生の現在の諸問題を予測した慧眼には驚かされてしまう。
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29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「社会的共通資本」のあり方を深部から再考する!, 2006/10/29
By TKMT (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
日本が高度経済成長を遂げた1970年代、大企業批判が展開され、経済成長至上主義の負の側面として環境・公害問題が大きくクローズアップされるようになった。1974年に刊行された本書はそうした時代的風潮に先駆ける形で登場し、先進諸国の発展を支えてきた自動車がもたらすさまざまな社会的費用とともに、社会的共通資本のあり方を真摯に模索した意欲作である。著者である宇沢弘文氏は、近代経済学(新古典派理論)の発展に大きな貢献をなした学者であるが、本書ではその著者自らが、新古典派理論によって自動車の社会的費用の問題を明らかにすることには限界があることを強調しており、そのことがかえって宇沢氏の深刻な問題意識を浮かび上がらせている(自己批判の発露かもしれない)。自動車の飛躍的普及がもたらす諸問題を丹念に解説し、それを経済学的なフレームワークを通じて客観的に分析するスタンスはきわめて説得的である。自動車の普及を生物体に侵入したガン細胞であるとみなし、それはガン治療よりもはるかに困難であるという。なぜならば、「自動車は経済社会のなかで有用なはたらきをしている側面があって、有害な面だけを切り離すことが不可能に近いからであり、また生物体とは異なって、経済社会を構成する個々の細胞は人間だからである」(30頁)。労働を生み出す生産要素としてのみ人間を理解する新古典派理論が、こうした問題に不十分にしか対応し得ないのは自明なのだ。「社会的費用の発生をみるような経済活動自体、市民の基本的権利を侵害するものであるという点から、許してはならないのである」(175頁)という主張を噛み締めつつ、人間にとって暮らしやすい安定的な経済社会のあり方とその実現に向けて、自分なりに考え続けてみたい。それはいかなる経済学がこれからの時代に要請されているのかを問い直すこととも密接に関連する。本書の問題意識は輝きを増しているに違いない。
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26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 古典です, 2005/5/3
自動車とは確かに快適で便利である半面、自動車の排気による
環境破壊、交通事故による死傷者数の多さという面もある。著者は
新古典派の人間的側面を忘却してきた思考様式、つまり命などを
金銭として算出して社会的費用化することで自動車社会の問題を
解決しようとする思考である。しかしそれに著者は賛同しない。

新古典派と思想的決別を宣し、自動車の社会的費用を、その思考様式とは
別のやり方でいかに内部化するかを探求し、あるべき住みよい社会とは何かを
著者は示唆する。

最近の新書になく、30年前の新書にあるもの、それがこういった
社会哲学力ある本である。真摯に問い詰める。この姿勢をもった新書である。
自動車社会であることの異常さを認識するためにも非常に今日的意味をもつ一冊。
まさに一読の価値あり。
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投稿日: 4か月前 投稿者: ヨリ

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~71年にかかれたこの本の内容が、今なお説得力を持つ(!)とはなんてことだろう。
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投稿日: 2004/5/24 投稿者: a-saito

5つ星のうち 5.0 30年前の本とは思えません
「使える新書」で紹介されていたことと、題名の分かりやすさに惹かれて購入しました。... 続きを読む
投稿日: 2004/2/6 投稿者: 希望を探して

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