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この人を見よ (岩波文庫)
 
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この人を見よ (岩波文庫) (文庫)

by ニーチェ (著), F.W. Nietzsche (原著), 手塚 富雄 (翻訳)
4.0 out of 5 stars  See all reviews (9 customer reviews)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

『この人を見よ』が書かれたのは1888年の秋、ニーチェ(1844‐1900)44歳のときであり、以後彼は死の年まで11年間を狂気の闇に生きることになる。この破天荒な自伝は、あらゆる価値の根本的転換を説きつづけたニーチェの全思想について自らなされた解明であって、われわれはこれによって彼の内面的全体像を把握することができる。

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17 of 22 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 20世紀最高の名著の1冊, 2005/6/7
By A Customer
ニーチェの『この人を見よ』は、ニーチェの自叙伝であり、事実を主とした自叙伝ではなく、ニーチェの思想が中心に語られるので、初読の際には、理解しがたい。しかし、二読・三読するうちに本書の本質を理解でき、20世紀最高の名著の1冊であることが分かる。本書の理解を助けるには二ーチェの伝記を併読すると役立つだろう。
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27 of 36 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars ニーチェを読むものへ, 2004/5/22
By 不逞鮮人 (大阪府守口市) - See all my reviews
ニーチェの他の著作もそうであるが、自伝において彼はもはや隠すことなく吐露する。私を見ろ。私をききのがしてくれるな。私は生きていたのだ。「わたしは人間ではない。わたしはダイナマイトだ」これは脅し文句ではない。なぜ彼がこんなことを言ったのか。誰が彼にこの危急の叫びをあげさせたのか。人間どもはニーチェを救ってやれなかった。確かにテキストは作者と切り離されなければならないかもしれず、何よりもそれを願っていたのがニーチェであろうし、彼本人が自身の思想への同情を危惧していたことは識者が指摘するまでもないことなのであるが、そのことを百万回繰り返し確認してきたにもかからわず、本書においては人は徹底的に彼に同調し彼とともに感じざるをえない。血の色が違うものが読むようには、彼は書いてはいないのである。また本書を読むと、彼の他の著作を読んだものには奇異に感じられる記述が散出するが、それが理解できたものでなければ、ニーチェを単なるストレス解消剤として読む読み方を脱せれまい。彼の晩年の存在論はあまり知られておらず、仏教とほとんど僅差なかったその境地があまりに端的に本書では述べられるので、戸惑いを覚えるかもしれない。それはすでにツァラツストラが語っていたのであるが。だから手塚富雄の訳は心底読みやすいにもかからわず、「わたしはいかにしてわたしとなるか」という副題を訳しそねた。ニーチェは40をすぎた歳で広々とした大洋の未来を見つめ、これまで自分にはいかなる奮闘努力もなかったという。同時に彼は、自分が史上最も恐ろしい人間でありキリスト教を初めて暴いた者であると言う。ここには無限に人間にいじめられたがゆえに無限に世界を肯定するしかなかった1個の孤独な魂がある。
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34 of 46 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 精神疲労絶頂旅行、それでも読むけ?, 2004/10/28
By ★くん - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
ニーチェ特有の極端過ぎる潔癖思想、分かるんだけど付き合いきれないやり過ぎ思想。寛容さを欠いたある意味カッチコンコッチンな人間美学。これを読むと、どうしてニーチェが発狂したのかがよく分かる。実際彼はこの作品執筆後に我慢出来なくってしまったのだ。本来少しずつ少しずつ変化を加えていく思想性を、一気に、全部、転換せねばならんというあの考え方にはマズ多くの人間は頭はで理解出来ても、気持ちがついていかないはずです。

一つ言えることは、文字を読んで解釈するという意味ではそんなにムズカシイ一作ではないのかもしれませんが、あの極端さと底の抜けの疲労感、絶望感、倦怠感を受け入れるのはチョット無理。少なくても僕は無理。面白いんだけど、胸が痛い。頭の問題というより、心の問題。好奇心で手を出して、痛い思いしてしまいました。ただ、スゴさと面白さは折り紙つき。

「どうしてあなたはそこまで言ってしまうんだ!!?」というぐらいに、自分自身の精神タブーの一切を「何が悪いっ!!」と自分自身に怒鳴りつけてでもいるかのように書きなぐる作業を、彼は必要に必要に何度も行うのである。その様は苦行以外の何物でもありません。天才やズバ抜けた知識人でさえ戸惑う、自分が天才であること、自分が恐ろしく頭が切れること、を誰よりも自分自身が知っていながら知らないフリをしているということを隠している、という事実の暴露。これほど惹きつけられる物はありません。正直過ぎることがいかに偉大で、いかに危険かよく分かりまいした。

いろいろ言いましたが、一度ぐらい読んでみてもいいと思うし、べつに読んだからって性格が悪くなったり、死にたくなったり、するというわけではありません。そういう人もいるかもしれませんが...。

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3.0 out of 5 stars ルックアウト!
 難解なことで有名なニーチェの代表作の一つ。まあかなり覚悟がいりますね、全部読むには。興味本位では買わないほうがよろしいと思います。
Published on 2004/10/16 by はぐれ

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