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ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)
 
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ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫) [文庫]

プラトン (著), 久保 勉 (翻訳)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

自己の所信を力強く表明する法廷のソクラテスを描いた『ソクラテスの弁明』.死刑の宣告を受けた後,国法を守って平静に死を迎えようとするソクラテスと,脱獄を勧める老友クリトンとの獄中の対話『クリトン』.ともにプラトン初期の作であるが,芸術的にも完璧に近い筆致をもって師ソクラテスの偉大な姿を我々に伝えている. --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

自己の所信を力強く表明する法廷のソクラテスを描いた「ソクラテスの弁明」、不正な死刑の宣告を受けた後、国法を守って平静に死を迎えようとするソクラテスと、脱獄を勧める老友クリトンとの対話よりなる「クリトン」。ともにプラトン(前427‐347年)初期の作であるが、芸術的にも完璧に近い筆致をもって師ソクラテスの偉大な姿を我々に伝えている。

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5つ星のうち 4.0 無知の知, 2008/3/9
レビュー対象商品: ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫) (文庫)
青年を堕落させる悪しき人物として裁判にかけられたソクラテス。本書ではその裁判でのソクラテスの弁明が記述されます。デルフォイでの神託にて、ソクラテス以上の賢者はいないと言われるが、それが何故なのかと自ら問うと、どうやら賢者として名高い人たちは、知らないことを恰も知っている風に装うが、自分は何も知りはしないが、知っているとも思っていないからであった。 以降ソクラテスはこの心構えを青年であろうと老人であろうと無報酬に説いてまわる。メレトスは間違った理由で裁判を引き起こしたが、実際はソクラテスに師事を受けた者たちは、ソクラテスを応援する為に席に出たのであった。しかしながら、僅かながらの差で、ソクラテスの死刑が決まってしまう。それに対してソクラテスは、死を恐れるが為に不正をしないという信念の下、自然と結果を受け入れる・・・。

本書では、ソクラテスの執拗なまでに真理を突き詰め正義を求める徳の高さに感動しました。自らの信念の下に正しいことを言い放ち、社会的に公認されている政治家の虚偽性を暴いていく姿には共感しました。高校の時の世界史の知識だけで、ソクラテスは青年を堕落させた人物だと勝手に思い込んでいましたが、それは裁判を起こす側の公な理由付けでしかなく、事実は真逆であったということが、本書にて明らかにされ、これこそ哲学書の原書を読む醍醐味だと得した気分です。現実にも、実際に不当な理由で正しい人が悪い人として淘汰される件は良くあると思います。仮に自分がそのような立場に置かれた場合、ソクラテスのように、他者から虐げられようとも、自らの正義を貫き通せるだけの強い芯があるのであろうかと、自問される想いでした。入門書としても、繰り返し読むにも、耐える一冊です。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 潔い死にっぷり, 2005/5/7
By ひろ×3 (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
レビュー対象商品: ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫) (文庫)
悪事を善事となし、青年を腐敗させた罪で起訴されたソクラテス。

賢者のもとを訪れ、詰問し、実は彼が何も知っていない事を暴露して
歩いて回ったソクラテス。相当、嫌な奴ではあったに違いない。
あまつさえ若者達がそれを真似し出したというのだから堪らない。
老齢になるまでトラブルもなく平和に過ごせて来た事のほうが
不思議である。

そんなソクラテスであるが、高邁な精神を持つ事においては
西洋随一である。

「クリトン」では、脱走を勧められるが、冷静に論理を展開
しながら、国家に育てられ、これまで国にとどまっておりながら、
国法を裏切る事はできないと説く。

死を恐れずに神命と信ずるところに従って生きてきた70余年。
本書には論理性と熱い信念との見事な調和がある。

そんな彼に高々400円程度の本を紐解くことで出会えるのだ。
正味、100頁もない分量。一度は目を通しておきたい名著である。

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31 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 恐るべしソクラテス, 2006/5/7
レビュー対象商品: ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫) (文庫)
中学校の倫理学の中で始めて知ったソクラテス。死を目前にしても淡々と親友に自分の考えを雄弁に語るソクラテスとはやはり神がかっている。紀元前の話であり、弟子のプラトンが師を美化して記載した面もあるかもしれないが、自分の考えに責任を持つことは今でも大切な姿勢。国家vs個人に関わる権利義務を意識させられた。
翻訳が40年前のもので今の世代の人には読みづらいかもしれないが、「ソクラテスの弁明」「クリトン」「翻訳者の解説」の3つを読めば全てが繋がる。プラトンの執筆も芸術的。哲学に興味がなくても、伝説的な偉人の書を一度は読んでみたい。
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