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死都ブリュージュ (岩波文庫)
  

死都ブリュージュ (岩波文庫) (文庫)

G. ローデンバック (著), 窪田 般弥 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

沈黙と憂愁にとざされ、教会の鐘の音が悲しみの霧となって降りそそぐ灰色の都ブリュージュ。愛する妻をうしなって悲嘆に沈むユーグ・ヴィアーヌがそこで出会ったのは、亡き妻に瓜二つの女ジャーヌだった。世紀末のほの暗い夢のうちに生きたベルギーの詩人・小説家ローデンバック(1855‐98)が、限りない哀惜をこめて描く黄昏の世界。

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5つ星のうち 5.0 死と永遠, 2005/12/20
大学の授業で何年か前に読みました。
象徴的な意味で、死ぬことなしには永遠という行為が得にくいこと、
永遠であり続けるには、死に続けるしかないということが感じられます。
死に続けるとは、時間を止めることなのか。
無彩色のまち、黒い塔、鳴り響く教会の鐘、死したキリストを賛美する祭り。
動いているはずのお話の中のまちが、時間を止めるように描かれているのは、
まちを穏やかに死に続けさせるためなのかと思われます。
そして死に続けるまちは、ずっとユーグのものとなる。
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8 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 これはこれは。, 2004/10/5
某書評サイトでの手放しの賛辞にひかれて読んだ口です。
全体的な雰囲気はもうお一方のカスタマー・レビューの通り。
破綻なく美しくまとまっています。
しかし・・・この写真(絵?)は必要だったんでしょうか。ローデンバックさんの意気込みは前書きにありますが、私は写真はいらなかった気がします。メディアミックスのはしり???

なにせ終わり方が非常に美しい。美しすぎてちょっとくすりとします。
どんな終わり方かは是非ご一読を。

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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 何とも陰鬱、ここまでやるか, 2008/10/29
By ホレイシア (東京都国分寺市) - レビューをすべて見る
 服部まゆみ氏の「時のアラベスク」がこのまちを舞台に描かれていて逸品だったので、題名にひかれて読んでみた。確かに美しいといえば美しいが、ここまで一つのまちを陰気に描けるものか。大学で教材として使われているそうなので、文学作品として意味がなくはないのだろうが、普通の本読みはあえて手を出すこともなかった気がする。
 恐らく一生行く機会はないだろうが、行くんだったら「時のアラベスク」ツアーになるだろうな。横溝正史文学賞受賞作で、服部作品のベストではないが、こちらは文句なし、限りなく美しい世界を描いて、お勧めである。
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