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はてしない物語 (上) (岩波少年文庫 (501))
 
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はてしない物語 (上) (岩波少年文庫 (501)) (単行本)

by ミヒャエル・エンデ (著), Michael Ende (原著), 上田 真而子 (翻訳), 佐藤 真理子 (翻訳)
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Product Description

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   いじめられっ子の少年が、不思議な本の世界に入り込んで、数々の冒険を繰り広げる傑作ファンタジー。著者のミヒャエル・エンデ(1929-1995)は、児童文学という枠を越え、作品を通じて現代社会に対するさまざまな警鐘を鳴らし続けた、ドイツを代表する作家である。1979年に発表された本書は、『モモ』 『鏡のなかの鏡』とならぶエンデの代表作として名高い作品だ。

   デブでチビの少年バスチアンは、古書店で目にした1冊の本に目を奪われ、たちまちその世界に魅了されてしまう。ファンタージエンという国を舞台にしたその物語では、女王「幼ごころの君」が病に倒れ、何もかも飲み込んでしまう「虚無」が王国を滅ぼそうとしていた。女王の特命を受けた主人公アトレーユは、その危機を救うべく探索の旅に出る。しかし、アトレーユの冒険の中には、読み手であるバスチアン自身の話までもが書かれていた。

   幸いの竜フッフールをはじめとするユニークな怪物たち、古今東西の名作をモチーフにした挿話。そして、随所に挿入される「けれどもこれは別の物語…」という意味深長なキーワード。エンデの遊び心が存分に散りばめられた物語からは、世代を問わず誰もが、何度読み返しても、新たな発見を見つけ出すことができる。なぜなら、「幼ごころの君」が象徴するように、本書を通じてエンデが語りかけるのは、すべての人の心にある「永遠の子ども」に対してだからだ。本書にはまさに、果てのない物語が幾重にも広がっているのである。(中島正敏)



出版社/著者からの内容紹介

バスチアンはあかがね色の本を読んでいた-ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前.その国を救うには,人間界から子どもを連れてくるほかない.その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年-ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ,この国の滅亡と再生を体験する.

Product Details

  • 単行本: 329 pages
  • Publisher: 岩波書店 (2000/06)
  • ISBN-10: 4001145014
  • ISBN-13: 978-4001145014
  • Release Date: 2000/06
  • Product Dimensions: 6.7 x 4.7 x 0.7 inches
  • Average Customer Review: 4.5 out of 5 stars  See all reviews (11 customer reviews)
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14 of 15 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars イメージの美しさが印象的でした・・・, 2004/2/13
By 現は夢 (日本) - See all my reviews
私はこの上巻が特に好きです。ファンタージエンの不思議な住人達、
幼ごころの君が住む迷路苑の中にある象牙の塔、
向かい合うスフィンクス、ウユララのいる神殿など、
ファンタジーならではの美しく幻想的な
イメージに満ちていて、とてもいいと思います。私は特にウユララの出てくる
「静寂の声」の章が好きです。韻をふんで話すという設定が面白いです。

もちろん話の内容も、壮大で幻想的な中にも考えさせられるものも
含まれており、名作だと思います。

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29 of 33 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars ネバーエンディングストーリー。, 2005/4/16
By 紺碧の飛行人 (東京都) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
 ただただ素晴らしい。文学作品としての完成度も申し分なく、一気に読みきってしまいました。ファンタジーとはこのように手に汗握るものでなくてはなりません。バスチアンが冒頭で述べている通り、「本は閉じている時、その中で何が起こっているのか」という問いの答えが本書であるような気がします。まるで合わせ鏡の中にいるかのような世界観は圧巻です。

 またその物語としての素晴らしさに加えて、現代への風刺も忘れていないあたり、『モモ』の作者であるエンデらしいと言えるのではないでしょうか。虚無の広がりと言うのは、明らかに子どもの本離れや空想力、想像力の低下を示唆しているものではないでしょうか。作者はそれを「虚偽の氾濫」としてはいますが実際にはもう少し深いところに問題はあるはずです。
 では真実の名前とはどのような意味を持っているのでしょう。『千と千尋の神隠し』でも『ゲド戦記』でも同じような状態が登場しますが、それは物事の表面にとらわれるな、というくらいの意味を持っているのでしょうか。内面にこそ莫大な力がこもっていると考えても良いでしょう。
 三つの門の意味も気になるところです。人生には何かを通過して初めて見える世界というのがあるはずです。上を目指せば目指すほど、上が遠く見えるという事もあるはずです。ですからアトレーュ以外の者が通ったならば、違った意味になるのではないでしょうか。
 
 またはじめは学校においても弱者であったバスチアンがアトレーユの姿を見て勇気をあたえられている場面を見ても、子どもの冒険心をかきたて、弱者でもできる事はあると伝えようとしているのではないでしょうか。まだ上巻のみですが、作者はきっと下巻でバスチアンを活躍させてくれるでしょう。

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11 of 12 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 上下巻で陰陽の関係, 2006/8/9
上巻では、本好きなら誰でも一度は思う「本の中に入りたい」という純粋な願望を叶えてくれる、わくわくする内容です。その当時は、文学界の中でもかなり画期的な試みだったと思います。
本の中の冒険者アトレーユが、冒険に旅立たねばならなかった真の理由が明かされるラストは、本当に魅力的です。ただ単に「世界を救う為」「好きな人を救う為」などという安易な理由ではないところが名作といわれるこの物語の底力だと思います。
何重にも重なり合った深みのある物語からは、エンデの情熱が伝わってきて、それだけでも感動します。




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5.0 out of 5 stars 素敵な作品だな~
ハードカバーの方がいいのは当然ですが、文庫化もありだと思います。手ごろな価格で読めるわけですし、あとは、消費者がお好きな方を。
本で涙を流すことはあまりな... 続きを読む
Published on 2003/7/8 by ヨハン・シュトラウス

5.0 out of 5 stars さすがに考えてます
中身はもちろん面白いです。全てを得た者が自分を見失いながらも追い求め、そして見出していく姿。友情。背景となるファンタジーの国。人間の葛藤と想像世界、両方がしっか... 続きを読む
Published on 2001/3/26 by キク

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