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ムギと王さま―本の小べや〈1〉 (岩波少年文庫)
 
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ムギと王さま―本の小べや〈1〉 (岩波少年文庫) (単行本)

エリナー ファージョン (著), エドワード・アーディゾーニ (イラスト), Eleanor Farjeon (原著), Edward  Ardizzone (原著), 石井 桃子 (翻訳)
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

幼い日,本のぎっしりつまった古い小べやでひねもす読みふけった本の思い出―それはエリナー・ファージョンに幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました.みずみずしい感性と空想力で紡ぎだされた,国際アンデルセン賞作家の美しい自選短篇集.


内容(「BOOK」データベースより)

幼い日々、古い小部屋で読みふけった本の思い出―それは作者に幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました。この巻には、表題作のほか「レモン色の子犬」「小さな仕立屋さん」「七ばんめの王女」など、14編を収めます。小学5・6年以上。

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5つ星のうち 5.0 言葉にするのが難しいほど繊細な味わい, 2006/11/19
ファージョンを人にすすめるのはとてもむずかしい。
読み手を選ぶ作家なのだと思う。
派手なしかけや冒険があるわけではないし
下手な人にすすめるときっと退屈してしまう。
クールな人にすすめると幼稚っぽいと感じてしまう。
でも、ファージョンがわかる人にはわかりすぎるほどわかるの!!
宝石のようなお話だということが。
わかってもらえないと悲しいので、あまり人にはすすめないのです。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 第一回国際アンデルセン賞受賞作品です。, 2007/10/23
ファージョンはこの作品で1956年第一回国際アンデルセン賞を受賞しました。
ファージョンの作品はどれも少女的に繊細で、美しい描写にあふれ、同時に少しもの悲しいような、確かにどこかアンデルセンにも共通する要素に満ちています。
イギリス本国ではすっかり忘れられた作家と言うことですが、日本でいまだに愛されるのは、石井桃子さんのすばらしい翻訳によるところが大でしょうが、
日本人の繊細な感性に合うためかもしれません。
挿絵も本にぴったりで有名で、本当にすばらしいです。つい見とれてしまいます。
全体に少女向きかと思いますが、確か宮崎駿さんも推薦していたはず。
私のお気に入りはかわいい小品の「レモン色の子犬」です。最後の最後の不思議なおちでアクセントがついていますね。
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 古巣に戻って, 2006/5/18
By くにたち蟄居日記 (Surabaya,Indonesia) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
 この本も実に不思議な短編集である。

 ファージョンという作家は知られているとは思うが 何となく忘れられやすそうな感じも受ける。実際 彼女が描き出している世界は 非常に美しいが どこか脆い話だ。ファンタジーというジャンルかと思うが 指輪物語や ナルニア国物語に比べると 遥かにつつましい。そんな骨細の話ゆえ 印象がどこか薄い。圧倒的な物語があるわけではないのだ。

 しかし その美しさは例えようがない。実際 彼女のいくつかの作品は 彼女でしか描けないような世界である。そうして そこに嵌ると ものすごく心地よい。そんな 古巣に帰ってきたような読み心地が 彼女の作品の「徳」である。

 サリンジャーが童話を書いたら こんな感じだった かも しれない。
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