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敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人
 
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敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人 (単行本)

ジョン ダワー (著), John W. Dower (原著), 三浦 陽一 (翻訳), 高杉 忠明 (翻訳)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

敗戦後日本人の苦難の歩みを描いて,日本中に感動を巻き起こした名著の写真増補版.旧版の2.5倍以上に増補された貴重な写真は,著者みずからによって本文といっそう緊密に組み合わされ,敗北を抱きしめて立ち上がった民衆の類まれな経験を語り尽くす.ヴィジュアル史料と文字史料が織り成す陰影深い戦後史像の誕生.


内容(「BOOK」データベースより)

一九四五年八月、焦土と化した日本に上陸した占領軍兵士がそこに見出したのは、驚くべきことに、敗者の卑屈や憎悪ではなく、平和な世界と改革への希望に満ちた民衆の姿であった…新たに増補された多数の図版と本文があいまって、占領下の複雑な可能性に満ちた空間をヴィジュアルに蘇らせる新版。

登録情報

  • 単行本: 379ページ
  • 出版社: 岩波書店; 増補版版 (2004/02)
  • ISBN-10: 4000244205
  • ISBN-13: 978-4000244206
  • 発売日: 2004/02
  • 商品の寸法: 21.2 x 14.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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    63位 ─   > 歴史・地理 > 日本史 > 一般 > 戦記・体験記
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5つ星のうち 5.0 普通の人々の物語, 2007/6/19
By 小僧 (東京都小平市) - レビューをすべて見る
米国における日本史研究の大家、ジョン・ダワーが著した本書『敗北を抱きしめて』は、敗戦からサンフランシスコ講和に至る占領下の日本の7年間を生き生きと描き出すものである。占領軍による改革は勝者による「押し付け」であったとし、その産物である戦後民主主義に対して否定的なスタンスを取る言説は今なお根強い。しかしながら著者は、「押し付け」の構造があったこと自体は肯定しつつも、しかし敗者の側を一方的に受動的な存在であったとみることを拒絶する。単に「勝者が敗者に何をしたか」ではなく、日本占領を「抱擁」として捉え、敗者が勝者にどのような影響を与えたのかに着目するのである。

そのような問題意識の下に、著者は、占領期日本の社会・文化に焦点を当て、「民衆意識」を掬い取ろうとする。「瓦礫となった世界において、社会の全ての階層の人々の声を回復し、全てをやり直すということ、それがどんなことを意味したかを感じ取ろうと努力した」(P9)というのである。

そんな本書は、まさに日本の「社会の全ての階層の人々」が、敗戦をどう迎え、あの戦争をどう認識し、占領軍とその改革にどう向き合い、平和と民主主義についてどう考えたかを描き出す「敗北の物語」である。上巻では、あの戦争のもたらした破壊と絶望、虚脱感を克服せんとするかのように登場してきた新しい文化、そしてGHQの改革とそれに対する民衆の呼応が描かれる。「戦後レジーム」からの脱却が叫ばれる今、そもそも日本の「戦後」とは何だったのかを考え直す上で本書は避けては通れない一冊であろう。戦後日本の「普通の人々」の生き様を描いたこのドラマティックな「物語」をじっくりと味わいたい。
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27 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 戦後日本史の知識の空白を埋める本, 2004/3/22
 ある国際シンポで、ある外国研究員から、日本は敗戦時にイラクと違って全く抵抗せず、アメリカの支配を国民全体で喜んで受け入れたが何故なのか、という質問があり、日本人パネリストは苦労して答えていたが、まさにその答えがこの本に詳しく実証的に描かれている。

 日本では戦中、戦後史の教育を学校が教えないので、我々はえてしてこの方面に無知だ。その意味でとても興味深い事実が満載されている。日本敗戦はイラクの敗戦と似ていることがいくつかあった。例えば、イラクと一緒だったのは、敗戦時にエリート層が国有財産を私腹に入れる広範な略奪行為があったこと(教わったか?)。役人が行政指導でえばる習慣は、役人の上にGHQが神のごとく存在し指導した経験を、独立後も役人がそのまま引き継いだため。日本を民主化したGHQは日本について全くの無知だった(今のネオコンがイラクについて全く無知なのと状況は似ている)。また、日本人はマッカーサーを畏れつつ敬愛していたというのにもびっくりした。
 日本の戦後のあり方を知りたい人には必読の書。

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36 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本人にとって必読の名著, 2006/7/25
戦後の日本の歴史について知るうえで、非常に役に立つ貴重な証言を含む名著である。さすがにアメリカが誇る優秀な日本学者であり、俗っぽいマスコミ芸者の多いジャパノロジストとは一線を画す、優れた学問の成果であることがよく分かる。このような本をなぜ日本人がかけないかというところに、日本の学問の底の浅さを痛感してしまう。それを感じさせてもらえたこの本は、是非とも一億人に読むことを勧めたいと思った。
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投稿日: 2005/1/22 投稿者: 白頭

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