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憲法
 
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憲法 (単行本)

芦部 信喜 (著), 高橋 和之
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

法科大学院・新司法試験に対応して新判例を大幅に追加。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

芦部 信喜
1923年、長野県に生まれる。1949年、東京大学法学部卒業。1963年、東京大学法学部教授。以後、学習院大学法学部教授、放送大学客員教授を歴任。1999年、逝去

高橋 和之
1943年、岐阜県に生まれる。1967年、東京大学法学部卒業。1984年、東京大学法学部教授。2006年、明治大学法科大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 410ページ
  • 出版社: 岩波書店; 第四版版 (2007/03)
  • ISBN-10: 4000227645
  • ISBN-13: 978-4000227643
  • 発売日: 2007/03
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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105 人中、89人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 やや独自色が出始めた, 2007/3/15
第三版と同様、芦部先生の原文には手をつけず、[]や本文外での補充に留まっているので、改正点が分かり易い。主要な変更点はここ数年に出た在日外国人の管理職選考受験資格確認等請求事件や、在外邦人選挙権制限違憲訴訟といった重要判例の追加であるが、今回はそれだけに留まらない。

例えば船橋市西図書館蔵書破棄事件に関する記述が含まれる部分は単なる判例の補充ではなく、完全に「表現の自由と国家による援助」という新論点の追加である。この部分は今までの憲法教科書ではあまり説明されていなかった所であり、是非ともチェックしておくべき内容となっている。

更に、補訂を行った高橋先生自身の見解が前面に出ている箇所も増えている。先の管理職選考受験資格確認等請求事件の解説では「要するに、制度を人権に優先させているのである。」とあからさまな判例批判。最近の教育基本法改正に関しては国旗・国家の取り扱いと絡めて内心の自由の侵害可能性を説いたり、小泉首相の靖国参拝にも触れたりと、若干イデオロギーが入った内容となっている。ここらへん、中立性の高かった芦部先生の記述と比べるとやや違和感のある所である。

また、私人間効力に関して非適用説の再評価という項目を追加しているが、この非適用説、「立憲主義と日本国憲法」(有斐閣)で書かれている、高橋先生の自説である。

全体としてのページ数増加は第三版と比べて10頁程度に留まっているが、以上のようにかなり大掛りな改訂が行われており、旧版を持っている人もとりあえず一度は目を通しておいた方が良いと思われる。
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99 人中、80人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 新版でました!!, 2007/3/17
 3年半ぶりの改訂。
 高橋先生が前書でおっしゃるには、
・新判例・新法令を追加。
・文章自体はいじっていない。[]書きで新判例・新法令などを付け加えただけ。
 だそうです。前々から統治が弱いといわれていたけれど、芦部先生の方針を第一にしてそ
のあたりも変えなかったそうな。
解説も高橋先生の見解や、高橋先生が推測した芦部先生の見解を入れることは極力避けて
いる。原典を大事にしてらっしゃる。その辺は「芦部憲法学を読む」とはエライ違い。

 旧版を持っている人は買うほどの改訂ではないかも。新判例は殆んど十字の引用符や[]
書きで引用してあるので、その部分だけ誰かのをコピーする事も可能かと。量も激増して
いるわけでないし。裏の判例索引で、15年度以降の判例を引いてそこをコピーすればオッ
ケイ。

 百選の改訂が2、3月にあったのでそれを買えばいいもと思われる。

相変わらず定番の一冊。
 
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 真に“行間”を読む力。, 2009/5/30
この本は名著といわれる一方、受け付けない方もいらっしゃるようですね。
簡素とか、中立でないとか。
しかし、これらはこの本の真価を看過しており、大変もったいないことをしています。 一見、簡素であることは疑いありません。
そのためか、俗に言われる“行間”を他書で補うものと勘違いされる人もいます。

実はそうではありません。
本書でまず芦部先生は歴史が重要だと述べています。
古くは市民革命にはじまり、そこから現代に至るまでの歴史的経緯を把握することは極めて重要です。
ここに思いを致すことができてはじめて憲法が何たるか、何故に最高法規性なのかを知ることができるのです。
…もっとも、予備校先行の今日ではそこまで至らないでしょうけど。

また、芦部先生の評価は極めて参考になります。
というのは、芦部先生は単なる感情論や感覚的な基準で評価してはいないからです。
芦部先生の評価は、その判例が何を表しているのか、何を指しているのかを掘り下げるキッカケ・指針になるのです。
法科大学院では長い判例原文のみで授業が進行するわけで、漫然と読んでるだけでは何も得られません。
そこに芦部先生が一点の光を当ててくれているわけで、これほど有り難いものはないです。

改めて、本書を熟読することを薦めます。
一文、一単語、とにかく無駄がないのです。
なお、私は試験委員の方の授業を受けていますが、この方が唯一褒めた本はこの「憲法」だけです。
そして、いかに本書が凝縮されたものであるかを常々口にしています。
私もそこそこ読みが深くなったとは思いますが、それでも全くの未熟者です。
つまり、本書はその人の今の実力を反映するのではないでしょうか。
だから、謙虚な姿勢で臨めば、いつ読み返しても新たな疑問や発見がみつかるのです。

最初から最後まで、決して本書を手放さないでください。
ちなみに、勉強のうえでは第三版で全く差し支えありません。
また、高橋先生の追記には十分注意して読んでください。
本書での高橋先生のイデオロギーが近時増しつつありますから(たとえば、92Pの「制度を人権に優先させている」など)、芦部先生の思考とは一線を画すべきと指導されました。
その意味でも、第三版で不足はないわけですが。
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