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マインド・タイム 脳と意識の時間
 
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マインド・タイム 脳と意識の時間 (単行本)

by ベンジャミン・リベット (著), 下條 信輔 (翻訳)
4.2 out of 5 stars  See all reviews (11 customer reviews)
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話題の新刊ノンフィクション
バスに白バイが追突し白バイ隊員は死亡、そしてバス運転手は逮捕された──しかし、バスの乗客は「バスは止まっていた」と証言、一方警察は「バスは動いていた」と主張。どちらが事実なのか?運転手は無実ではないのか?謎の多い事件の闇に鋭く迫った 『あの時、バスは止まっていた』。これを読んだあなたの意見が事件の謎を明かす一歩となるかもしれない。

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Product Description

内容(「MARC」データベースより)

脳だけが知る真実! ヒトは実は「遅れて」生きている! 自由意志、心脳問題、無意識と意識など人間をめぐる究極の謎が明かされる。40年に及ぶ研究による驚くべき発見の経緯と脳や意識をめぐるあらゆる仮説への明解な論評。

Product Details

  • 単行本: 282 pages
  • Publisher: 岩波書店 (2005/7/28)
  • ISBN-10: 400002163X
  • ISBN-13: 978-4000021630
  • Release Date: 2005/7/28
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.4 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.2 out of 5 stars  See all reviews (11 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #136,140 in 本 (See Bestsellers in 本)

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55 of 56 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 世界の見え方が変わる, 2006/3/23
By izumone (東京都) - See all my reviews
 著者の発見の概要は,すでに多くの類書で言及されています。しかし,それらを発見者自身のことばで語ってくれる成書で,日本語で読めるものは今までありませんでした。著者の研究をもっと知りたいと願っていた者にとって,待ち望んでいた本でした。
 外界からの刺激に主観として「気付く」前に,脳はそれをとらえている。行動を起こそうと「思った」ときには,脳はすでに行動化に向けての活動を開始している。これらの「事実」を示されると,「私」という意識は,実は主体の座にいなかったのかと思われはじめ,「自分」という,あたりまえに感じられていたものが突然拠り所を失った感じがします。
 著者の研究の過程では,実験結果が隙なく組み立てられ,見事な構築物を造り上げているようです。そのため,著者の主張は圧倒的な説得力をもって迫ってきます。読後に世界の見え方が一変してしまう。しかもそれは,われわれが日々最も身近に経験している主観的体験に関わる驚きです。
 さらに著者は,「意識を伴う精神場理論」という仮説を提唱します。全てを事実に語らせてきた著者が,未知の「場」という仮定を,説明のために導入するのに面食らいました。しかし著者は,この仮説は実験的に検証可能であるとし,その計画まで提示しています。その評価は今後の研究を待たねばならないのでしょうが,大きなブレークスルーがあるのかもしれません。
主観的意識という,最もなじみのある,しかし最も謎に満ちた現象の理解が,新しい段階を迎えるかもしれない。本書を読了して,とても面白い時代に生きていると感じました。
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48 of 50 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars リベットの研究内容を深く勉強できます, 2005/12/12
By ぶれぐま (Japan) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
 意識・心を扱った書籍には、ほとんど間違いなくリベットの名が登場する。脳科学に興味のある方なら、どこかでリベットという研究者の名前を聞いたことがあるはずである。また、そのリベットが行った研究のうち、最も引用されるものが二つある。ひとつは、光の仮現運動の研究、そしてもうひとつが意識体験がニューロン発火の後に生じる、という研究である。
 彼の研究内容はあまりにセンセーショナルな内容であったこともあり、多くの書籍や文献で引用されている。しかしながらそれだけに実際に原著に当たってみたという人はそれほど多くないのではあるまいか? たくさんの本を書いておられる大先生でも、実はリベットの研究の方法論など、詳しいところは読んだことがない、という人もいるくらいである。ましてや科学が好きな一般の人々は原著論文なんて・・・という感じであったろう。
 そんな中、リベット自身による研究内容のまとめとも言うべき本書が翻訳されたのは非常に意義のあることである。内容はぜひとも読んでその面白さを味わっていただきたいが、まず何といっても研究者自らの執筆のため、記述にあいまいな点がなく、読み進めやすいのが良い。研究内容としてはかなり高度なことを行っているのであるが、一般科学書には珍しい「ですます調」で訳されていることも読みやすさに一役買っている。このあたりはさすがに訳者の力量が光っている。
 また、ただの研究報告書に終わらず、リベット本人の考察が明快に述べられているのも興味深い。「意識と心」というある種あいまいな領域であるがゆえに、一般科学書といいながらも珍説愚説を書き並べた本が多い中で、リベットの大胆な、それでいて現在の研究結果から言えること以上のことを読者に押し付けない謙虚な科学者としての考察は好感が持てる。
 専門的な知識が特に無くとも読み始めることができる。科学に興味のある方にぜひお勧めしたい一冊。
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9 of 9 people found the following review helpful:
2.0 out of 5 stars 神経事象と意識の関係を、実験によって解明しようとする物語, 2008/7/11
By 増田裕昭 (米国カリフォルニア州Menlo Park市) - See all my reviews
脳神経科学者であるベンジャミン・リベットが行った「感覚」「意識」に関する実験から得られた知見の紹介と、その知見に基づいた彼なりの「自由意志」に対する仮説の紹介がなされているのですが、同じ内容の繰り返しが多く、文章が冗長で論点がぼやけてしまっており読み通すのに苦労しました。

著者が実験から得た知見を簡単にまとめると
1.刺激感覚が意識されるのにある程度の時間がかかる
2.その遅れをさかのぼりあたかもその時間の遅れがなかったかの様に補うメカニズムが脳にそなわっている
3.刺激時間が短く意識されない感覚であっても脳としては認識している
4.「自由意志」で何か行為を始めようと決定したと本人が思った瞬間よりも前に実は脳で神経活動が始まっている
の4つです。これらをどの様な実験によって確かめたかを延々と紹介しているのですが、その記述がいかにも冗長です。

後半で彼なりの「自由意志」に対する「精神場理論」と言う仮説の紹介がなされていますが、残念ながら彼が行った系統的ではあるがあくまでも限定された脳活動に対する実験から得られた知見にのみ基づいており、とうてい脳全体の理解に敷衍するには無理があると思われます。

カール・ポパー(科学的発見の論理 上科学的発見の論理 下)の「反証可能である仮説のみが科学的仮説である」の立場から、推測や議論に立脚する形而上学的脳神経学ではなく、あくまでも実験によって仮説を一つ一つ証明することによって脳神経「科学」たらしめようという苦闘の物語とも読めますが、「自由意志」「意識」「魂」「自己」などに関して脳神経科学が答えを出すにはまだまだ果てしなく長い道のりが前途に横たわっているのだなと言うのが本書を読んだ実感です。
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