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The Future of Ideas: The Fate of the Commons in a Connected World
 
 

The Future of Ideas: The Fate of the Commons in a Connected World (ハードカバー)

by Lawrence Lessig (著)
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Product Description

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   アメリカでは著作権にまつわる問題が噴出している。もはや著作権の本来の意義を大きく超え、創作活動に悪影響を及ぼすまでになったと主張する向きも多い。この潮流はインターネットの世界においても同様であり、ソースコードを公開する「オープンソース」の立場と企業が中心となるソースコードを明かさない立場が互いの優劣を競い合っている。どちらが真に優れたコードを作り出し、発展に寄与するものなのか? さらに拡張してフリーなリソースとはどのように発展に寄与するものなのか? 本書はこの部分について解説を試みている。

   本書のキーワード「コモンズ」は共有性、すなわち多数の人々によって平等に保有または享受されることを意味する言葉だ。話はインターネットの創生から始まるが、電話網に代表されるワイヤードにおける「コモンズ」の寄与、そして無線世界でのアプローチなどを踏まえ、「コントロール」するべきものとするべきでないものを明確に定義し、インターネットでの所有権のあり方について議論を行っている。昨今のアメリカでは音楽の配信・映画の配信に伴う著作権の問題や一部企業の製品による独占的な市場のコントロールの問題に対して重要な判決が下されているが、このような事態に対して著作権は企業が利益を確保するための手段に成り下がり、本来の目的から大いにゆがめられていると世間からも非難の声が上がっている。ましてやアメリカではミッキーマウスの著作権に代表されるように行き過ぎた面が見られる。

   本書はそのような流れに対し、最も進歩を促すリソースの所有形態を提示している。当然、本書の意見については企業としては賛同できない部分もあるかもしれない。しかし自社の製品を生み出す源泉がいったい何であるのかを考えれば、そして市場の成長を促すものが何であるのかを考えれば、行き過ぎた所有権はトータルでマイナスに働くということに気が付くだろう。

   本書はインターネットでの所有権のあり方について、その意味と理由を含めて学ぶことのできる書籍として大いに役立つだろう。インターネットを信奉するすべての人におすすめしたい。(斎藤牧人) --This text refers to the 単行本 edition.



出版社/著者からの内容紹介

サイバー法の第一人者レッシグ氏による待望の新刊!

前著『CODE』は昨年春刊行以来、坂村健氏(コンピュータ学)、東浩紀氏(哲学研究者)、西垣通氏(メディア論)をはじめとした有識者たちにジャンルを超えた反響を起こし、いまやサイバー法議論においてそれ抜きには語れない名著となった。インターネットがあたりまえになった現在、いま起きているネットと法律にまつわる最高にホットな論点を、レッシグ&山形浩生(翻訳)のコンビで贈る!

既存のネット関連の本は、所有権強化こそが技術革新につながるという議論を展開し、ネットについても著作権侵害のツールという面だけが強調されることが多かった。本書はこれにまっこうから対立し、所有権強化はかえって技術革新の可能性を殺し、われわれすべてにとって悪い結果をもたらすと明確に論じている。アメリカに追随して各種所有権強化の声があがっている日本にとっても、いま考えなければいけない重要なことだ。
前作『CODE』より内容の具体性も高く、マイクロソフト裁判の背景なども詳解する。あまり理解されていない司法省側の議論が、ここで明示され、知的財産権の分野で働く人のみならず、ネットに関心のある一般の読者にも必携の一冊。
AUTHORBIO: ■ローレンス・レッシグ…スタンフォード大学法学教授であり、サイバー法の世界的な第一人者。
邦訳『CODE』(翔泳社刊)はネットとサイバー法の新しい視点を提示した。
--This text refers to the 単行本 edition.

Product Details

  • ハードカバー: 368 pages
  • Publisher: Random House; 1 edition (2001/10/30)
  • Language: 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 0375505784
  • ISBN-13: 978-0375505782
  • Release Date: 2001/10/30
  • Product Dimensions: 9.5 x 6.6 x 1.3 inches
  • Average Customer Review: 4.0 out of 5 stars  See all reviews (15 customer reviews)
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4.0 out of 5 stars 日本的著作権を考察する前に読むべき文献, 2005/1/21
米国ではミッキーマウス法が制定され、日本ではWinny製作者が逮捕される
JASRAQは著作権期間の延長を求めて、IT企業は著作者人格権まで放棄しろと利用規約で謳う
法律家は著作権が相対的な排他的独占権であることの説明も無しに依頼者に証拠が必要だと勧誘する

複製手段の独占がPC・インターネットの爆発的普及によって崩れ
既存の工業的な商業手法が通用しなくなっている

日本が国家生命を賭けるギャンブルである知的財産戦略
しかし国家も企業も知的財産であるものは何かそれを侵すものは何か
それらを峻別できる素養を有してはいない
blogなどの商品は、より早く輸入されることになった
しかし、著作権という社会的問題に関する社会の盛り上がりはそうでもない
幾年か後に本著書のような議論は大々的になされるものと思われる
より多くの既得権益者・商業主義に陥ったアーティストや
自己の心服する著作物を作成する作者自身に金銭を支払いたいと思うパトロン
彼らに対してこの著書および前著を読むことを強くお勧めしたい

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26 of 47 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars インターネットの本質的な自由さとその消滅, 2002/5/4
著者が前著『CODE』で展開した「素朴なリバータリアニズムに対する批判」と基本的に同じ観点から、社会全体のイノベーションを促進するためには、法律とコマースによる制約に意識的に介入する必要があると論じる。著者は、インターネットの成長とそれに伴うイノベーションを可能にしたのはインターネットが持っていた共有地としての本質的な自由さであり、これを法律とコマースが壊しつつあるという危機感を抱いている。

Napsterやオープン・ソースなど、インターネットと知的所有権の衝突に関わる昨今のさまざまなトピックを、テクノロジーに強い法学者の視点から明快に解説している。これらのトピックを細かく追っていない人にはハンディな情報源となるだろう。

著者は本書で、インターネットの自由さを守るべき理由として、社会全体のイノベーションの量の最大化という概念を持ってきたわけだが、私は「イノベーションをつねに最大化することが必ずしも望ましいわけではない」という反論がありうると思った。特に著者が例として示すコンテンツ・レベルでのイノベーションはあまり魅力的ではないので、いまひとつ説得力がない。

しかしいずれにせよ、インターネットの自由を守るためには意識的な介入が必要なのだという「規制による自由」論者の理論武装に役立つ刺激的な本である。テクノロジーにそれほど詳しくない人には、日頃深く考えずに使っているインターネットの意義を考えるきっかけとしてお勧めする。

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29 of 57 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 産業は進化を求めている。, 2002/12/7
このレビューの引用元: コモンズ (単行本)
技術革新の可能性の必要性。所有権強化の声があがっている日本にとって重要なこと。オープソースのOSなどが注目され続ける理由がここにある。
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Published on 2003/7/12

4.0 out of 5 stars 僕たちの問題として
特に法律に詳しくはないのだけれど、著作権とか知的所有権の取り締まりに対して時々疑問に思ったりすることがある。
MP3とかファイル共有とか、そういった技術が... 続きを読む
Published on 2003/5/16 by 茶飲

4.0 out of 5 stars コモンズを保っていけるかどうかの戦い
¬°CODE¶¨μ¨¨... 続きを読む
Published on 2003/1/25 by Tack

5.0 out of 5 stars この問題作をわずか短期間のラグで日本語化した営みに敬意!
まあ、何とか無理して時間をかければ英語でもこの本を読めなくはない。私はその程度のものである。で、山形さんの訳がこれほど早く出ることも予期せずに、原書をえっちらお... 続きを読む
Published on 2003/1/7 by nakagawa

4.0 out of 5 stars 自由の価値を具体的に論じた本。やや不満もあるものの、ためになる良書です
本書の主張は、自由はイノベーションを促す(面もある)、だから自由はだいじなんだよ、ということだ。... 続きを読む
Published on 2002/12/14 by ryoma komiyama

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