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本書は、携帯電話を中心に各国のIT革命の状況をリポートした第1部から始まり、以下日本の問題点とその解決策の提言に2部から5部までを割いている。日本に関しては、ベンチャー支援、教育問題、税制、金融問題の4つが主題となっているが、どれも日本の置かれている現状とグローバルな流れとのギャップを、数字や実例をもとに明示している。そのため、独創的な著者の提言も、すんなりと理解できる構成になっている。
ただし、語り口を重視するあまりか、細かな話があちこちに展開しすぎるきらいがあるようにも思える。もちろんテーマがしっかりと定められているため、途中で話題を見失うようなことはないが、やはりテレビの再現には限界があるように感じられる。また出版を急ぎすぎたためか、途中で文章が切れていたり、句読点がだぶっていたりという不備が目立つ。インターネット時代には、とにかく論を広め、細かな改訂はあとからという出版方式もアリということなのだろうか。(朝倉真弓)
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取り上げられている主なテーマは「ビジネスにおける革命」「ベンチャー」「教育」「税金・金融」です。旧態依然な日本をブレークするという観点で述べられていますが、結局は「世界規模で考えて、自らの周りから行動を起こす」ということが原点なのではないでしょうか?どうしても日本人は「みんながしているから」「前例がないから」ということで右へならへの傾向が強く、また「出せる杭を引っ込めている」ところが多くて、それを最終的にサラリーマン社長や総理におけるタナボタ人事では事勿れ主義に走っているというのが、現在問題になっていることだと思われます。「失敗してもその勇気をたたえる」環境・仕組み・風潮が徐々にではありますが、出ていると思いますが、それでも失敗者はまだ悪いイメージを持たれているのも事実ですよね。その対応としては、「みな中流社会」を脱すること、情報を正確に見極めることがこれからますます必要になってくるのだと思います。
また巷では「大学」の位置付けがいろいろと議論されていますが、やはり何年も前の講義ノートを棒読みするような先生がいらっしゃる大学はダメですね。小中高校とそのような大学入学のために頑張るのかと思うと、悲しくなります。ソニーのように一芸に秀でた人間のみ採用するような風潮が高まり、大学において(大前さんがおっしゃるように小中高は社会的基礎知識と社会の中で生きていく方法を知る)出る杭を伸ばすような、それを教授陣が自ら実践しているような形になると理想と思います。
本書ではそのほかにも「ディベード手法の重要性」や「地域体の成功方法」などについて警鐘を鳴らしたり、提言されたりされています。すべてを吸収・実践することは難しいのですが、いろいろと本やお話に接することにより、刺激を受けて自分なりの解釈を実施し、自らの糧にしていくことを実践しなければと改めて思わせる一冊でした。
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