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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
彼らの感性と同期できる人にオススメする「大人の軽音楽」,
By Kazuno (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: dreaming pupa (CD)
他の方のレビューでは賛否両論のようですが…前作よりも「良い」とか「悪い」とか「進化」とか「退化」とか、そいう観点でこのアーティストに接すると、単純に主観に左右されるだけなので、試聴してから購入されたし。 30年間の幸宏の音楽を愛してきた人ならなんの違和感も物足りなさも感じないはずです。「Changing Skies」の歌詞を聞いて、幸宏がこんな赤裸々でストレートな歌詞を歌っていることに涙が止まりません。先立った音楽仲間に捧げつつ、これからも「音楽」を続ける決意を感じます。そして、それぞれのメンバーも「YMOに憧れたアラフォー世代」であり、古き良き時代をそのままに進化させたサウンドを持ち寄り、シンプルさの中にもさまざまな工夫が聴こえてきます。人々の感性が多様化した時代、もうリスナーを意識した曲作りは不可能。幸宏をはじめ、彼らの耳を信じ、彼らの感性に同期できる人にオススメします!
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
バンドになったアルバム,
By
レビュー対象商品: dreaming pupa (CD)
高橋幸宏の色がハッキリと出ていた前作と比べると、そうした幸宏色がいい意味で薄れ、他のメンバーの個性が前に出てきた感じになりました。高橋幸宏がドラムとヴォーカル、そしてリズムプログラムだけで、シンセサイザーなどは他のメンバーが演奏しているのが大きな要因でしょうが、バンドとしてのまとまり感はこの方がグッとアップしています。また、生楽器の比率も増え、音の隙間が気持ちよくなりました。特に権藤知彦のホーンはなかなか効果的です。メロディーラインでは、前作でも素晴らしい曲を書いていた堀江博久と高野寛の美メロ具合がアップしており、前作よりもかなりメロディアスな作品が並んでいます。前作よりも親しみやすく、わかりやすい、美メロの滑らかなエロクトロポップとでも言いましょうか。良い作品に仕上がっています。次作に期待することは原田知世のソングライティングへの参加率のアップですね。ソロアルバムでは多数の曲を作曲しているようなので(結構良い曲が多かったと記憶しています)、作詩だけではなく作曲作品の導入をすることでまた新たな展開ができそうな気がします。あとは堀江博久のヴォーカルも増やしてもいいかもしれません。高橋幸宏は今回ぐらいの感じが良いでしょう。生ドラムとあの歌声でその存在感は充分長年のファンにも満足できますから。
40 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
より逞しく、人間味を増した音楽へ,
By
レビュー対象商品: dreaming pupa (CD)
個人的には数日前出会ったばかりだが、ある種の人工美みたいなものを感じ早速愛聴盤となったpupaの前作。間髪入れず手元
に届いた2枚目、前作から2年を経て彼らがどのような方向へ進化していったのか楽しみに聴いた。 端的に本作の特徴を表現すると、よりバンド色が強くなり曲・詞・歌共に生々しさ・逞しさが増した印象だ。 第一の特徴として感じたのがリズムやビート感が強くなったこと。ビートを刻む手段は曲により電子音だったりドラムだったり様々だ が、豊富なパターンを以って刻まれるリズムによって、音楽自体がよりメリハリの効いた聴き易いものになっていると思った。 第二の特徴として、前作でやや比重の高かったプログラミングや電子音が後退し、ギター・ホーン・ドラムス・バンジョー…といった 豊富な種類の生楽器の音がより前面に押し出されている。それに伴う様に歌や詞も良い意味で人間臭くなった。例えば前半の「 Changing Skies」や「Azalea」等での優しい音色のアコースティック・ギターと素朴な風情の歌はどこか懐かしさを感じさせ、前作 には見られなかった作風の曲だ。 また今作では新たに高橋氏がメインボーカルを務める曲が入っており、「Your Favorite Pain」や「Let's,Let's Dance」等では、自 身が組んだ軽く跳ねる様な心地良いプログラミング・サウンドと彼の声が絶妙の相性だ。 もちろん電子要素の心地良さも随所で健在である。ラストのロマンティックなワルツ「Kaleidoscope Waltz」での原田氏の声と背後 でうごめく細かい電子ビート、さらにギター等とアンサンブルは最高に美しいし、「Circadian Rhythm」で高田氏の低音で這いつく ばるような歌声とパーカッシブなプログラム・ビートの対比が創るシュールな世界は思わず癖になる。 全体的にポップ感が増し多くの人に受け入れられる音楽になっている印象があり、初めてpupaを聴く人に1・2作目のどちらかを薦 めるとしたら本作を選ぶ。一方で前作固有の浮遊感や透明感の様なものを好んだ方には評価が分かれる作品かもしれない。 心配な方は購入前に本頁の試聴にてどのような音になっているか、各々の好みに合うか否かご検討されることをお薦めする。 しかしサウンド志向に関わらず、細部までよく練られ何より心地良いポップス集であることには違いないので、本作の音楽が彼らが 今最も表現したい音楽の形と考えれば、個人的には長く愛好できそうな良作だ。
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