日経BP企画
早く肉をやめないか? 狂牛病と台所革命 ベストセラー『買ってはいけない』の著者が、狂牛病の正体から現代人の食卓への影響までを書く。狂牛病は動物が同種の肉を食べることにより体内に生まれる異常なたんぱく質が原因だ。牛だけでなく、親族の死体を食べるニューギニアの種族や、産後に胎盤を食べる羊に狂牛病によく似た病気の発現例が多いという。また、当初から対応のまずさが指摘される日本政府の動きを整理しているが、改めて政府の危機感のなさが浮き彫りにされる。
本書は最後に肉を食べない生活を提案しているが、肉好きの現代人にとってそれは「言うは易し…」というのが本音だろう。論調が「肉悪者論」に偏り過ぎるきらいはあるが、冷静に一読し、目の前の肉を食べるか否かを判断する材料の1つにしたい。
(日経ビジネス 2001/11/12 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
死の病原体はイギリスを発火点にフランス・ドイツなどヨーロッパで猛威を振るっている。しかもその感染力は種の壁を超え、食肉を通してついに牛から人間へと至った。狂牛病の潜伏期間は10年から20年。忘れたころに発病し、脳がスポンジ化しつつ衰弱死を迎えるという、悲惨な病症だ。それが海を越え、もう日本に侵入している。本書はその真相を伝え、自分と家族を守る方法を説いた。