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会計不正―会社の「常識」監査人の「論理」
 
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会計不正―会社の「常識」監査人の「論理」 (単行本)

浜田 康 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

不祥事の温床となる“倫理なきシステム”。「内部統制時代」の財務報告と監査のあり方を真正面から問う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

浜田 康
1952年生まれ。1975年早稲田大学理工学部卒。1977年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。1979年公認会計士登録。中央青山監査法人勤務を経て、現在、あずさ監査法人代表社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 403ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2008/03)
  • ISBN-10: 4532313945
  • ISBN-13: 978-4532313944
  • 発売日: 2008/03
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.8 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 日本の組織の「閉鎖性」セクショナリズムについて, 2008/5/28
By K (東京都港区) - レビューをすべて見る
 カネボウ事件や他の不正事件に関連した書籍は多数出版されているが、浜田氏によるこの書籍は、その問題提議の論点の明快さと財務会計の専門家以外にもわかりやすく会計監査の具体的手順を説明している点で、広く学生から社会人までが日本(の企業)で起きている問題点を今一度考えるために一読すべき書籍であると思う。
 同氏が第2章「経営者はなぜ会計不正をするのか」で指摘している企業や組織の「閉鎖性」や「集団愚考」は、決して新しい指摘ではない。しかし、この組織の閉鎖性、セクショナリズムが監査法人内にも存在することが、監査人が会計不正を見逃す理由のひとつであるという指摘により、さらに身近な地域社会、職場、学校と、セクショナリズムによる歪みが日本のいたるところで蔓延している事実を改めて思い知ることとなった。
 仲良しグループは居心地が良い。しかしその(表面的な)仲良しを維持するには、我慢や「見て見ぬふり」も必要である。私たちは、監査人でないにしても、過度の居心地の良さを求めることなく時には孤独に耐える覚悟も必要であることを実感する読後であった。
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5つ星のうち 5.0 監査の現場から会計監査とは何かを徹底的に考察, 2008/5/26
本書は、単に会計不正の事例を紹介するものではない。また、教科書な監査理論を説明するものでもない。浜田氏の監査人としての経験や様々な事例から、帰納的に会計監査のあり方を理論化しようと真剣に試みたものである。従って、浜田氏の独自の理論や解釈が多く含まれる。

私自身「会計監査とは何か」について自分なりに考えてきたつもりだが、この本を読んでハッと思った。何故なら、私が自分なりに持っている価値観は、浜田氏とほぼ同一のものであったからである。それはやみくもに監査報酬の増額を志向するような監査人とは異なる価値観であり、会計不正を絶対に許さないという監査人の「のれん」が監査報酬を生み出しているという前提に立つ価値観である。

第1章のカネボウ事件等の各会計不正事件の分析は極めて理論的。第5章「監査人はなぜ会計不正を見逃すのか」は、現場を知る者からすると生々しいほど冷静的確である。監査論の教科書には書かれていない「生きた監査論」がここにある。会計監査に従事する公認会計士ないしはそれを志す方、関心がある方に強くお薦めしたい書である。

一つだけ批判を書かせていただく。浜田氏が中央青山の代表社員であったのは事実である。粉飾を起こした会社に関与していなければ責任がないというわけでもなかろう。本書の内容が素晴らしいだけに、その点についての反省がないことは残念である。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 監査を考える際に、有用な一冊, 2008/8/8
著者は、中央青山監査法人を経て、あずさ監査法人代表社員の浜口康氏。本書は、いわば会計不正と戦う監査人の立場から、会計不正の要因や背景を分析した上で、会計不正防止のための提言を行う一冊である。

内容は、大きく前半部分と後半部分に分けることができる。

前半部分では、なぜ、会計不正が行われるのか。なぜ、監査人は不正を見抜けないのか。こうした会計不正・監査不全といった問題に対して、会計不正の具体例や監査の知識を交えながら体系的に論じる。

一方、後半部分では、どうすれば不正を許せないシステムを構築できるのか。監査人は会計不正にどう対応すべきか。こうした問題に対して、事例や指針にそって提言を行う。長年の経験から紡ぎだされた提案は、きわめて重要な示唆を与える。

公認会計士の方々はもちろんのこと、その業務に関心のある方々まで、内部統制時代における監査のあり方を考える上で有用な一冊である。
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5つ星のうち 4.0 監査人の論理がよく分かり、明晰な論述で読み応えがある
中央青山監査法人の解体に至る渦中に居て同僚の逮捕を間近で経験された著者が、会計不正に正面から取り組み、原因分析と対策をきっちりと論述されており説得力がある。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: 茲愉有人

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