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制度と文化―組織を動かす見えない力
 
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制度と文化―組織を動かす見えない力 (単行本)

by 佐藤 郁哉 (著), 山田 真茂留 (著)
4.4 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

常識を覆し、革新を生み出せるか? それとも、旧いルールに縛られ、呪縛に陥るか? 組織内外の制度や文化の「危険性」を認識し、その「見えない力」を最大限に引き出す論理を解き明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

常識を覆し、革新を生み出せるか?それとも、旧いルールに縛られ、呪縛に陥るか?組織内外に潜む“見えない力”の論理を解き明かす。

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22 of 25 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 組織論の新たな展開を知る, 2006/3/20
 力作である。社会学に分類される分野のようだが、組織論を考えている者にとっても、近年の組織理論の変遷を学ぶことのできる格好のテキストである。
 著者の先生方は組織理論に関し、企業文化論、組織文化論、組織アイデンティティ論、そして「組織は制度と文化にしたがう戦略にしたがう」新制度学派組織理論について、一挙連続集中講義を本書で行っている。
 いたるところで、新制度学派組織論を理解する上でのキィワードについて触れる。「技術的環境」、「共有価値」、「行為戦略」、「効率性モデル」、「社会化過少」、「社会化過剰」、「成員性の認知」、「制度的環境」、「組織フィールド」、「同型性」などなど。多数の概念を用いながらも、初学者にも何とか理解してもらおうとする、著者らの熱意が随所に現れる。これが、読んでいてやや混乱を招くという一面もある。
 しかし、これまで「組織内部の文化と社会制度にかかわる問題について一貫して論じた文献は、ほとんど見あたらない」(p.iv)のは事実である。制度と組織の関係や理論としての問題(の見つからないものはない)とその克服に向けた糸口も提唱され、何度も参考文献を当たりながら読み進んだ。ほとんどが、アメリカの文献なので骨が折れた。
 今後、この分野のリーダーであるスコットやパウエル、ディマジオ、マイヤー、フリグスタインらの著作を日本語で読めるように、著者の先生方に是非もう一押しのご尽力をお願いしたい。
 体裁も最近になく秀でている。目次は詳しく、索引付き、注釈参考文献付き、ひも付きである。
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3 of 3 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 組織を動かすパワーを社会学的に分析, 2010/2/1
By koken (東京都) - See all my reviews
企業組織が個人の意識をどう規定するのか、また個人が集まった組織がどのような行動をするのかを
社会学的に分析した書籍である。関連する学説を体系的に取り上げ分析しており、この領域での全体の動きを理解するには大変有益な書籍である。
まずは、企業文化が個人の意識を一方的に規定する考えとして、1980年代にBEST SELLERとなった「セオリーZ」、「エクセレントカンパニー」、さらには「シンボリック・マネジャー」を取り上げる。共通する考えは、「共通の理念や価値観あるいは信念のもとに組織全体として統合されており、それによって従業員が全社的に結束し、優れた経営業績をあげている企業の話」である。しかし、中長期的に見ると、必ずしも好業績を維持できておらず、この学説の限界を指摘している。その後組織アイデンティティ論として「集団的なまとまりや集合的なアイデンティティの基礎となっているのは、内集団と外集団とを区別する成員性の認知(自分が特定の集団メンバーであって、他の集団メンバーではないという点に関する自己認識)それ自体であって、その他の諸要因(共有価値・目標や機能的な相互依存性や相互の魅力など)は本質的なところでは大した意味を持たない。」という社会心理学者のヘンリー・タイフェルの」の主張を紹介している。これは大変面白い考えで真実を捉えていると思う。さらに「組織は戦略に従う」という、チャンドラーの考えを紹介し、それとの対比でフリグスタインの「組織は流行に従う」という「企業コントロールの転換」」の考えを紹介している。最後に、「組織(メゾ)⇔個人(ミクロ)」、「制度(マクロ)⇔組織(メゾ)」という関係で、どちらがどちらへより影響を与えるかとの観点で組織理論を分類できるというフレームワークを紹介している。著者たちは、新制度派組織論の問題を解決するモデルとして「複合戦略モデル」を提唱し、「道具箱としての文化」「行為戦略」「制度固有のロジック」という3つのアイデアを織り込んだモデルだというが、どうもはっきりしない。
学説が体系的に整理されているところは高く評価できるが、最後の「複合戦略モデル」の記述が不十分なのが惜しまれる。
より詳細なサマリーに関心ある方は以下を参照してください。http://koken80.blogspot.com/2010/01/blog-post_06.html
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12 of 17 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 距離を置いて自組織を見つめる, 2005/3/20
By ショーン (埼玉県) - See all my reviews
成長機会が稀少となった今日のビジネス環境において、新規事業等の革新が功を奏せず、停滞を余儀なくされることも多い。本書は、組織理論に関する学術的立場で書かれているが、私たち企業の実務家が、自組織から一旦距離を置いて、これまで信じてきた自社の価値観や信念(企業文化)を見つめ直してみることの有効性を示唆している。これまでの成長と成功を遂げてきた過去の組織における価値や信念は、企業内の組織を蝕む危険性さえ持つと言う。本書における「企業文化論」「組織文化論」等に対する批判的な考察は、身に沁みて身近で、決して他人事でない。私たち実務家に重大な警鐘を鳴らすと共に、管理のパラダイム転換を求めている。
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