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ねじとねじ回し-この千年で最高の発明をめぐる物語
 
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ねじとねじ回し-この千年で最高の発明をめぐる物語 (単行本)

by ヴィトルト・リプチンスキ (著), 春日井 晶子 (翻訳)
3.2 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)
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Product Description

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   1999年にニューヨークタイムズマガジンの編集者が、著名な建築と都市計画の研究者であるヴィトルト・リプチンスキに、この千年間で最も優れた、利用価値の高い道具についての短いエッセイを書くことを提案した。この提案をリプチンスキは受け入れ、仕事場にある道具―― 金づち、鋸(のこぎり)、水準器、鉋(かんな) ――の歴史を調べていったのだが、そうしたものの系統をたどってみると、ほとんどははるか大昔に端を発したものなのだった。これはもうダメだと思った彼は、妻に意見を求めた。彼女の答えは刺激的なものだった。「あなたが何かしようとする時には、たいていねじ回しが必要でしょう」と。

   確かにそうだった。ねじ回しは、人類の道具箱の仲間としては比較的新しいものであることをリプチンスキは発見した。それは中世ヨーロッパ時代の発明で、中国の影響を受けていない発明品なのだ。もちろん、他の多くのこと同様、レオナルド・ダ・ヴィンチはごく早い時期にねじ回しのアイデアを思いついており、交換可能なギア付きのいろいろな種類のねじ切り機を設計している。それでもなお、ねじ(および、ねじ回しと旋盤)が一般的に使われるようになるまでには何世代もかかり、マイナスドライバーやソケットなどのねじが登場したのは最近になってからだ。

   ねじの発展を1冊の本にまとめ上げたリプチンスキの探求は、とてもおもしろく、読者が日用品の起源に興味を抱くようになるのは確実だ。(Gregory McNamee, Amazon.com)
--このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。



内容(「BOOK」データベースより)

ねじとねじ回しの起源を探りながら、著者は甲胄や火縄銃史への脱線を楽しみつつ、ねじにまつわる技術を精密化し、標準化し、改良した天才技術者たちの姿を鮮やかに謳いあげる。技術史の風変わりな一面を見事に切り取った、探偵小説のように愉しい歴史物語。

Product Details

  • 単行本: 181 pages
  • Publisher: 早川書房 (2003/7/11)
  • ISBN-10: 4152085045
  • ISBN-13: 978-4152085047
  • Release Date: 2003/7/11
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.4 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 3.2 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)
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18 of 18 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars ものづくり好きな人にお勧めの軽妙な科学史エッセイ?, 2003/8/6
建築専門の大学教授が新聞社から頼まれた「この千年で発明された最も優れた道具は何か」というエッセイを書くための取材の過程で発見した、中世から現代までの道具の歴史が軽妙なタッチで綴られている。タイトルから分かるとおり、それは結局ねじとねじ回しであると筆者は結論しているのだが、「この千年で」という条件をクリアするためには、古代ギリシヤやローマの発明であってはならない。それを確かめるための筆者の丹念な調査がスタートするのである。
筆者はこの調査の過程を忠実に再現することで読者の興味をぐんぐんと引き付けている。そしてねじやねじ回しの発明から六分儀の発明、大航海時代への話しはどんどんと発展していく。

ねじとねじ回しがミレニアム最高の発明だという着眼点は面白い!が、そこからの発展性にはやや限界があり、本書も大きなポイントの活字でページ数も少なく、やや読み足りない気がした。
また、図解してもらわないと何を言っているか分からない部分もある。最後に図版は掲載されていたがちょっと物足りませんでした。

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5 of 5 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 読みやすいがちょっとわかりにくい, 2003/12/15
By mitsumata (東京都) - See all my reviews
都市学の研究家である著者によるねじに関するエッセイ。

確かに読みやすい本であり、
「この千年で最高の発明は何か?」という問題提起の奇抜さにも興味が沸く。

著者は自分の工具箱から一つ一つ道具を取り出しながら考えていき、
そこで本書のテーマである「ねじとねじ回し」にたどりつく。

惜しいことは、そのテーマの興味深さに反して

1図版の使い方が不十分なため、その部分でなにをいいたいのか
文章を読んだだけではわかりにくい箇所があること。

2ねじとねじ回しの歴史は詳細に書かれているが、
それらの何がどのようにすごいのかという説明が不十分であること。

これらの点で物足りなさを感じた。

個人的に一番興味深く読めたのは第七章「ねじの父」の部分である。

そこでは天文観測に使われたアンティキシラの古代コンピュータや
アルキメデスの水蒸気砲など長い間見落とされていた
古代ギリシャ人の技術レベルの高さ、発明の実用性・独創性の高さなど
についてかかれている。

わたしたちはつい単純化して
実用技術文化のローマ人、思弁哲学文化のギリシャ人というような
かたちを考えてしまいがちだが、

どうもそうではないということに気付かされたことが本書に収穫であった。

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5 of 5 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars おもしろそうなトピック。もっと掘り下げてほしかった, 2003/12/1
 「この千年で最高の発明は何か?」文献にあたったり、博物館へ行ったり。著者がモノの歴史を調べる課程は、楽しめる。

 ねじとねじ回し、この仕組みは力学的に何かすごいものらしい。ねじとねじ回しが、いつ頃、どんな風に使われ始めたのかという歴史も興味深い。でも、肝心のねじのすごさの核心が説明されていない。日曜大工に詳しい著者は、自分では納得しているようだが、素人読者には伝わってこない。もっと詳しく説明してくれたら、おもしろそうな気がするのに。

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