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幸福論―“共生”の不可能と不可避について (NHKブックス)
 
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幸福論―“共生”の不可能と不可避について (NHKブックス) (単行本)

宮台 真司 (著), 鈴木 弘輝 (著), 堀内 進之介 (著)
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

不透明で流動的な社会、将来不安に脅かされる人々…いま、「幸福な社会」とはどのようなものか。幸福への設計は、一握りの「エリート」に任せられるか。幸福につながる「教育のあり方」とはどのようなものか。どんな社会も、なんらかの選別と排除を抱えこむ以上、万人の幸福な“共生”は不可能とする考えから出発し、統治権力が巧妙に演出する「幸福像」を超えて、真の幸福はいかにして可能かを徹底討議。人文科学の粋を集めた迫力ある鼎談。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宮台 真司
1959年仙台市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。専攻は理論社会学(社会システム理論)。首都大学東京都市教養学部准教授

鈴木 弘輝
1970年神奈川県生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。社会学博士。専攻は教育社会学・歴史社会学・知識社会学。現在、首都大学東京非常勤講師

堀内 進之介
1977年大阪府生まれ。東京都立大学大学院修士課程修了。専攻は政治社会学・歴史社会学。現在、首都大学東京大学院博士後期課程在籍、現代位相研究所首席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 339ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2007/03)
  • ISBN-10: 414091081X
  • ISBN-13: 978-4140910818
  • 発売日: 2007/03
  • 商品の寸法: 18.2 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 ゼミの延長?内容は興味深いがキモチ悪い・・・, 2007/4/13
By kenken96660 (東京都江戸川区) - レビューをすべて見る
3人とも同じような言い回しで、読んでいてキツいなぁ。同じテーマなら同時期に出ている『計算不可能性を設計する』の方がお薦め。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「設計主義」への抵抗はいかにして可能か, 2007/5/4
By テスカトリポカ (宇宙、日本、東京) - レビューをすべて見る
宮台真司氏とその「弟子」、鈴木弘輝氏と堀内進之介氏の鼎談本。「弟子」としたのは、二人が宮台氏の議論に徹底して反論している点による。
まず、分かりにくい。どうして分かりにくいのか考えたところ、終始議論がチグハグだからだと分かる。特に、堀内氏の問いかけに宮台氏があまりきちんと答えられていない点が大きい。その中で、宮台氏独特の議論を、2人が少しずつ論理で追い込んでいく様は、さながら詰め将棋みたい。これまで宮台氏の議論に、「何だか正しいような気もするし、煙に巻かれた気もする」といった感想を持った人には、その「煙に巻かれた」感が何によるのかよく分かる。その意味で本当に良書。星5つ!
本書は「幸福の条件」をキーに、政治、教育、オタク論等幅広く論じた本であり、「幸福とは何か」という哲学的な問題を語るものではない。その意味で社会科学的な本だと思われる。しかし、宮台氏の立場は、「幸福の条件をいかに設計するか」という問いによって、「幸福とは何か」まで踏み込んでしまっており、結局2人ともそれに引きずられてしまっている感がある。が、2章での堀内氏の議論と、4・5章の鈴木氏の追いつめの様は圧巻である。
「リベラルな権威主義の既成事実化が人びとの意識の外でじりじりと進行するなかで、腹を括れず良心的にものを考える者は、美学的な生の充実が政治的な関心へと至ることを期待する、麗しいが無力な理想と、幸福になれるという理由で人びとの同意を先取りして動員する、有効だが節操のない支配欲の間で進退に窮する。」
とは、あとがきにある堀内氏の言葉だが、この言葉に本書の全てが集約されているように思える。
個人的には、「美学的な生の充実が政治的な関心へと至る」ことを同じく理想としたいが、ではどうやって?の部分には答えてくれない。美学的な生を考えることから、美学的な生は始まるということか。
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21 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 対決ですか?, 2007/4/27
タイトルと目次にひかれ購入。宮台は時折テレビなどで見て知っていたが、本にはなじみが無かったので、どんなことを考えているのかと思い買ってみた。私には正直、ちょっと難しい内容だったが、堀内の厳しい反論が印象的で真剣勝負という感じがして、こんな本もあるのかと驚いた。最初、宮台は同じことをずっと主張していて、それに堀内や鈴木が異議を唱えていると思ったが、よく読めば宮台は途中から言っていることが変わっている。苦戦のため補うたごとに揺らいでいく感じがある。そのことを本文中で何気に揶揄されている。しかし宮台への反論に始終せず、鈴木や堀内は自らの考えをもっと展開すべきであったと思う。語りという形式での限界はあると思うが勉強にはなった。
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