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日本語の奇跡―「アイウエオ」と「いろは」の発明 (新潮新書)
 
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日本語の奇跡―「アイウエオ」と「いろは」の発明 (新潮新書) (新書)

山口 謠司 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「五十音図」に代表される論理的な「カタカナ」、いろは歌に代表される情緒的な「ひらがな」、そして中国から渡来した漢字。これらを巧みに組み合わせることで、日本人は素晴らしい言葉の世界を創り上げてきた。空海、明覚、藤原定家、行阿、本居宣長、大槻文彦…先師先達のさまざまな労苦の積み重ねをわかりやすく紹介しつつ、これまでにない視野から、日本語誕生の物語をダイナミックに描く。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山口 謠司
1963(昭和38)年長崎県生まれ。大東文化大学文学部准教授(中国文献学)。大東文化大学文学部卒業後、同大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 2.0 信頼性に疑問, 2008/10/10
本書全体を通じて,文字と音韻,文字と言語,言語と民族・国家・地域を混同した記述が目につくのが気になります。
広く合意が得られているわけではなさそうなことが断定調で書かれています。
たとえば,膠着語は借用語率が非常に高いとし,そうした膠着語が結果的に文明と文明をつなぐ架け橋の役割を果たしてきた,としています(序章)。借用語の多さは,文法構造よりも歴史的事情(征服など)によるところが大きいのではないでしょうか。ペルシア語は屈折語ですが,極めて大量のアラビア語を含んでいます。本書のテーマである日本語は,文明の架け橋になったでしょうか? フィンランド語は?
「キ」の甲類/乙類の違いを「音韻の違い」と書いておきながら,帰化人には聞き分けられたが,日本語ネイティブにはどうでもよかった(第六章),というのは矛盾しているようです。(ネイティブに分かるオトの違いが音韻の違いなので)
肝心の仮名の誕生の説明でも,伝来した漢字からどうにかして表音文字を作ろうとして,平仮名と片仮名が誕生したかのように書かれていますが(第七章),漢字の形をそのまま利用した表音文字である真仮名の段階がすっぽり抜けています。(第三章では万葉仮名が説明されているのに)
サンスクリット語の子音から日本語に存在しない子音を除いたものが「あまりにも日本語の発音とは違いすぎている」(第十章)というのも意味不明です。
どうも,専門外の分野の著作に手を出してしまった本という印象が拭えません。
終章で「〈いろは〉と〈アイウエオ〉の両輪によって情緒と論理の言語的バランスをとることができるこのような仕組みの言語は,日本語以外にはないだろう」とし,「我々はそうした素晴らしい日本語の世界に生きているのである」と結んでいるのは,ある種の人々を喜ばせるでしょうが,私には理解できませんでした。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 やや食い足りない, 2008/3/6
By じっちゃん (東京都三多摩地区) - レビューをすべて見る
「書き足りない・・・・・・。稿を終えての思いはそれに尽きる」・・・と著者は「あとがき」で
書いています。では、「物足りない・・・・・・。読み終えての思いはそれに尽きる」・・・そう
私は書きましょう。

世界に冠たるカタカナとひらがなの誕生物語ということで、とても期待してわくわくしなが
ら読みました。ところが。

カタカナとひらがなが「なぜ」誕生せねばならなかったのか、そこのところはある程度書き
込まれていてまずまず納得がいったのですが、もうひとつの、より大きな興味であるところ
の「どのように」誕生したのかということについての記述がいかにも不足しています。

また興味津々の「いろは」の誕生についても、「あれ?」と思うくらいさらっとした記述で
肩透かしをくらいました。

唯一面白かったのは、五十音の配列が完成するまでの物語。私たちには当たり前と思われて
いる「"い""え""お"があ行で、"ゐ""ゑ""を"がわ行」ということが全然当たり前ではなく、
長いこと国語学上の謎であり、それを解決したのがあの本居宣長であるという事実には「へ
え〜」となりました。さらには、その本居宣長の解決法の見事さにうならされました。やは
り宣長は天才なのだなあ。宣長の伝記が読みたくなりました。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 首をかしげる内容が多い。, 2009/4/8
 面白い内容であるが首をかしげることが多い。三つだけ上げよう。一つは膠着語は借用語が多い。膠着語は文明と文明をつなぐ架け橋の役割を果たしてきたという記述である。まるで膠着語は大文明を生まない、二流の言語であるかのような書きぶりは間違いで問題でもあるように感じられた。二つ目は古事記、日本書紀、万葉集は帰化人が編纂したという部分である。そんな馬鹿なという印象をうけた。
三つ目は「は」はいうまでもない日本語にはなくてはならない主語を示す助詞であるという記述である。「は」は主題を示す助詞であるの間違いである。検証されていないというより明らかな誤りを平気で書いているという印象を受けた。「日本語の奇跡」というタイトルから訓読みの話や文学的な蓄積の話になるのかなと思ったがアイウエオといろは歌であったのは拍子抜けがしたことを記しておく。
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