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そうか、もう君はいないのか (ハードカバー)

城山三郎 (著)
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商品の説明

内容紹介

甦る面影、声にならぬ悲しみ。最期まで天真爛漫だった君よ……。亡き妻との人生の日々を綴った、凛として純真な愛あふれる「妻との半生記」。感涙の絶筆。


内容(「BOOK」データベースより)

五十億の中でただ一人「おい」と呼べる妻へ―愛惜の回想記。新発見遺稿。

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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 夫婦とは、この世で一番尊い存在かもしれない、と思いました。, 2008/10/17
By 街道を行く (大阪府) - レビューをすべて見る
(TOP 10 REVIEWER)   
妻を失う、ということの辛さ、と語るには余りにも大きな喪失感を城山三郎さんの文面から間接的に体験させていただくことが出来ました。きっと自分もそうなるに違いないだろうと思いました。男にとって、それほどまでに妻の存在は大きい。妻は一歩下がって夫を立てているようにみえるも、夫ほど妻に何もかも頼りきっている存在はちょっと他に探せないように思う。「そうか、君はもういないのか」取り残された夫は誰もがそうつぶやいて虚空を眺めることでしょう。城山さんの、率直な語り口が、妻と生きる人生の醍醐味を描いてらっしゃるように受け止められました。いつかやってくる日なのですね。その時、悔いの残るようなことだけはしておきたくない、と考えました。城山さんご夫婦が如何に愛情を持ってお互いが接していたかが良く伝わってまいります。せめて、夫婦でいられる間は、いつも愛を持って暮らしてゆこうと思いました。
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46 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読んでよかった, 2008/6/22
戦前生まれらしく、堅くて古風な文体。
その文体をもってしても、抑えきれない出会いと新婚時代のフワフワしたときめき。
「おかしなやつだ」と苦笑いしつつ、優しい目で描写される奥さんの日々の言葉や暮らしぶり。
何十年もの間の、特に劇的とは言えない夫婦の平凡で平和な日々。

この作品は、2007年に亡くなった城山さんの遺稿とのこと。
書き終わっていたわけではなかったようで、抜けている箇所もあるのを、編集者が構成し、第一部としています。
かなり説得力のある構成と、城山さんの抑制された語り口のお陰か、
抜けている部分も「センチメンタルになりすぎるのを恐れて、城山さんはあえて書かなかったのだろう」と思わされます。
しかし、城山さんの娘さんによる第二部を読むと、ああ、城山さんは「書かなかった」んじゃなくて、辛くて書けなかったんだ、
だから後回しになって、書かないままに奥さんのもとに行ってしまったんだ、と思わされます。
第一部の飄々とした城山さん、第二部の慟哭の中、ボロボロになって生きていた城山さん。
その対比が痛ましく、そのためさらに鮮やかに、平凡な夫婦の日々が輝いて感じられます。
そしてそれは私たちに、平凡な日々のかけがえのなさを痛切に思い出させてくれます。
城山さんが、あの世で奥さんと美しい日々を重ねていますように。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 夫婦とは愛し合うもの, 2009/1/24
夫婦というものは、争いながらもともに戦っていく、敵であり戦友であるように感じていた。が、この本を読み、慈しみ合う事のみでなりたつ夫婦もあるのだな、としみじみ思った。

印象的だったエピソードは沢山あるが、娘さんの文章で、「お母さんが、人生で一番ショックだったのは、お父さんが30代でガンの疑いがあると聞いた時だったと言っていた」というくだりである。
多くの母親は、子供を持つと同時に、子供が最優先になる事がほとんどのように思う。が、容子さんは、「子供ももちろん大事だけれど、お父さんの事がやっぱり一番大事」と言う。
これが言える夫婦がどれほどいるだろう。
そして、それを言える夫婦の元に生まれ育つ子供はどんなに幸せだろうと思う。
自分が幸せになる道を正しく選択できるのだから。

夫婦が互いを卑下する事が習慣化している日本だが、皆が、愛し合い、慈しみ合う事を隠さず生きていく方が、世の中はいいものになると思う。
そんな気持ちにさせられる本である。
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投稿日: 14か月前 投稿者: kensan23

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