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朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)
 
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朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫) (文庫)

NHK「東海村臨界事故」取材班 (編集)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

私は大量の放射線が人間にもたらすものについて、
わかったつもりになっていた。そのわかったつもり
を打ち砕かれたのが、本書によってだった。

                     柳田邦男

1999年9月に起きた茨城県東海村での臨界事故。核燃料の加工作業中に大量の放
射線を浴びた患者の命を救うべく、83日間にわたる壮絶な闘いがはじまった─
─。「生命の設計図」である染色体が砕け散り、再生することなく次第に朽ちてい
く体。最新医学を駆使し、懸命に前例のない治療を続ける医療スタッフの苦悩。
人知及ばぬ放射線の恐ろしさを改めて問いかける、渾身のドキュメント。
(『東海村臨界事故 被曝治療83日間の記録』改題)



内容(「BOOK」データベースより)

1999年9月に起きた茨城県東海村での臨界事故。核燃料の加工作業中に大量の放射線を浴びた患者を救うべく、83日間にわたる壮絶な闘いがはじまった―。「生命の設計図」である染色体が砕け散り、再生をやめ次第に朽ちていく体。前例なき治療を続ける医療スタッフの苦悩。人知及ばぬ放射線の恐ろしさを改めて問う渾身のドキュメント。

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5つ星のうち 5.0 真実がここに, 2008/4/22
大内さんの体に起こったことは、私が教科書で学んだ通りのことでした。当時臨界事故のニュースをテレビで見て、助からないと思っていました。しかしこの本を読むことでそんな一言では片付けられない大変な戦いが行われていたことを知りました。延命のためでしかない医療というものについても考えさせられます。何より、突然こんな状況におかれてしまったにもかかわらず、すべてをこういった形で公表してくれた、大内さんの家族の方には頭がさがる思いです。この本を手放すことはないと思います。永久保存します。
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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 最良のドキュメンタリー, 2008/4/6
By 1584 (神奈川県) - レビューをすべて見る
日本国内では初の臨界被曝事故における被害者である大内さんの治療記録を中心に、それに関わる人々の苦悩と延命治療のあり方を、関係者の証言を交えてまとめられている。
感傷的な表現は抑えられており、ひたすら事実だけが綴られているが、その迫力は圧倒的だ。
そして、そこで語られている内容は、あまりに深く、あまりに重い。

最高度の医療資源をもってしても、致死量を大幅に超える放射線を被曝した人は救えない。
生存の可能性がまったくの"0"である患者の延命を行うことの意味は?
ただ苦痛を伴うだけの延命は一体誰のためなのか?
医師がもの言わぬ患者のいのちにどこまで関わることができるのか?

生きることの価値と、死ぬことの価値は、実は誰にも分からない。
でもその答えに少しでも近づくために、本書を読んで思索されることをお勧めします。
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39 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 身体が内側から溶けていく・・・, 2006/10/28
By driven (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 10 REVIEWER)   
1999年の東海村臨海事故被曝患者と医療チームの壮絶・凄絶な83日間の記録。

被爆治療の限界。延命治療はどこまで必要なのか。被爆した大内さんが意識がある内に放った言葉「おれはモルモットじゃない」。被爆直後の様子から、意識を失った後、加速度的に悪化する皮膚の状態・内蔵の状態。

医療チームスタッフのインタビューから、延命治療の是非という重すぎる問題の前に懊悩する家族・スタッフ。致死量を大きく超える放射線を浴び、「医学的」に生存の見込みはほとんどない患者なのに延命治療をする意味は?変わり果てた大内さんの姿を前にして心が揺らぐ。

放射線という現代医学の知識を遥かに超えた悪魔を前にあがき苦しむ様には一抹の虚しさを感じつつ、家族とスタッフの気持ちに通底する、大内さんの奇跡の回復にかけた愛に息が詰まる思いで読了しました。本書のもとになったNHKスペシャルを観ていないので是非再放送を望みます。
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