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5.0 out of 5 stars
-さあ、恋に落ちなさい。愛を語るのはそれからだ-(キャッチコピーより), 2005/3/15
この本は覆面BL小説家「うさぎさん」と大学受験生「美咲」が主人公の表題作「純情ロマンチカ」とうさぎさんの親友で大学院生の「ヒロさん」とこれまた大学受験生「野分」が主人公の「純情エゴイスト」 この2部構成となっております。 「純情ロマンチカ」と「純情エゴイスト」は登場人物だけでなく、話の中身自体も共通しており、 そのキーワードは「長年の片思い」「家庭教師」「年の差」 この3つのキーワードを軸にそれぞれの「恋」の物語が繰り広げられます。 この2つの作品では「何故、相手に恋をしたのか」という部分はあまり語られません。 描かれるのはキャッチコピーの謳い文句にあるように「恋に落ちる」話。 恋は自分の意思で「する」ものではなく、その瞬間に否応なく「落ちる」ものだと高らかに謳い上げている かのような「恋」のお話です。 特にヒロさんと野分の出会いの場面はまさしく「運命の出会い」と言いたくなるようなドラマティックさで、 こちらまでどきどきします。 また作者の中村春菊さんは、華やかな絵柄に加え、作中の言葉の選び方や、画面構成などが実にセンスが 良くて、何気ない一言や一場面の印象が強く、胸に迫ります。 そして、あちこちにちりばめられた切れ味鋭いギャグが良いスパイスとなっていて、感傷的になりすぎること も無く、とてもテンポ良く、何より楽しく読めます。 爽やかな読後感が残る秀作です。是非、ご一読あれ。 また漫画を読み終えただけでは満足なさらず、カバー表紙をめくってみて下さい。 ファンにはおなじみの美味しいおまけもついております。
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