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アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察 (朝日選書)
 
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アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察 (朝日選書) (単行本)

by プリーモ・レーヴィ (著), 竹山 博英 (翻訳)
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Product Details

  • 単行本: 264 pages
  • Publisher: 朝日新聞社出版局 (1980/01)
  • ISBN-10: 4022592516
  • ISBN-13: 978-4022592514
  • Release Date: 1980/01
  • Product Dimensions: 7.3 x 5 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 4.9 out of 5 stars  See all reviews (11 customer reviews)
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59 of 63 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 過去から学びました, 2002/7/14
By carpe_diem (東京都) - See all my reviews
 『これが人間か、考えてほしい。泥にまみれて働き、平和を知らず、パンのかけらを争い、他人がうなずくだけで死に追いやられるものが。考えてほしい、こうした事実があったことを』という筆者の詩で始まる。筆者がアウシュヴィッツに流刑にされてから、生還するまでの絶滅収容所での一年を綴っている。もちろん真実のみを語っている。

 中でも特に印象に残ったのは、この文だ。『人を殺すのは人間だし、不正を行い、それに屈するのも人間だ。力もなく、無防備な私たちの頭上で、同じ時代の人間たちが、精巧な機械でお互いを殺そうと努めていたのだ。彼らが指を動かすだけで、収容所全体を破壊し、何千人もの人間を殺すことができた。一方、私たちのエネルギーと意志を全部合わせても、たった一人の仲間の命を一分間長びかせることさえできなかった』

 本書では、ユダヤ人大量虐殺が行なわれた収容所の生活を知ることができる。ただ証言だけをしているのでなく、人間の魂がいかに変化していくかが分かる。巻末では、筆者が学生からの質問に答え、時代背景の考察もしている。早く続きを読みたくて、睡眠時間も削って読みました。決して暗い内容ではありません。考えさせられます。

 読み終わった後、私は実に多くのことを学んだ。人間的に成長した気がした。できるだけ多くの人に読んでほしいです。

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9 of 9 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars アウシュヴィッツを理解し、戦慄する最高の名著, 2007/6/26
大学のゼミで読む文献の理解を助けるかもしれないと思って、以前買ってあったこの本を、二日かけてよむ。


内容はまさに戦慄だ。
少年時代、『アンネの日記』を読んでホロコースト=ユダヤ人虐殺についてのイメージを植えつけられた我々にとって、この内容はあまりにも衝撃的過ぎる。
”ここより下が無い”という意味でまさに地獄と形容された「強制収容所」。そこで人間以下の、いや、以下というような上下の観念ではない。最早「人間ではない何か」として扱われた筆者の体験は想像を絶する。この本を読まずして、我々はナチスによるユダヤ人虐殺の何を知ったと言えるのだろうか。今までの自分を深く反省したい。この本に書かれているのは、歴史的考察でも、学術的な理論でもない。単に、強制収容所を生き延びた男の回想録だ。そして、その証言の持つ真実の重みの前に、我々は最早立ちすくむしかないだろう。

内容も難しくないし、電車の中で読める感じ。
第二次世界大戦というものがどういうものだったのか、その恐怖を理解するうえでも必読の一冊。
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31 of 34 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「なぜ?」が存在しない収容所, 2002/7/1
By carpe_diem (東京都) - See all my reviews
強制または絶滅収容所からの生存者が書いた書物は今まで数冊読んだが、本書は「真実の証言」だけが記録されているのではない。もちろん収容所での生活や過酷な労働、誰もが人間性を失っていき、衰弱していく過程を知ることもできる。

私が特に心を打たれたのは、筆者が収容所やドイツを憎んでいないことだ。個人的な感情なしに、客観的な視点からアウシュヴィッツを覗くことができる。読み進めるうちに「人間とは何か」と考えさせられる。

本書の最後に「若い読者への答え」として、筆者の考察が掲載されている。筆者の力強い考えに、私は何度も衝撃を受けた。今までとは全く違った視点から、歴史そして人間を見つめることができたからだ。

「戦争を知らない」と言われている、同年代の人たちに読んでほしい。歴史と向き合わなければ、私たち人間は、ふたたび同じ過ちを繰り返してしまう。ヒトラーだけの罪ではない。彼を受け入れる基盤がドイツにあったからこそ生まれたのがナチスなのだ。

好奇心から読み始めた本書だが、ページをめくるごとに新しい事実を知り、筆者の考察も含め、自分が思慮深くなった。絶対に、読む前より成長できたと思う。

ファシズムは完全に消え去ったわけではない。だからこそ、現代を生きる私たちは、未来に一歩踏み出すために歴史上の「事実」を知る必要がある。筆者が若者からの質問に答えて、最後に述べていた---(なぜ、そういう時代だったのか)「理解できなくても、知る必要がある」

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Published on 2004/2/9 by laici

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Published on 2004/2/5

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