単品コンポ聴き比べ ミニコンポからのステップアップ

ミニコンポより高音質を求める際の選択肢として「プレーヤー」、「アンプ」、「スピーカー」を単体化し高音質化を図る「単品コンポ」。そのモデルの組み合わせを音楽ジャンルに合わせたレビューでご紹介。

企画概要

ミニコンポより高音質を求める際の選択肢として「単品コンポ」があります。
単品コンポの魅力は、ミニコンポでは一体型だった「プレーヤー」と「アンプ」を分離し単体化することで高音質化を図れる点と、「スピーカー」を好みのブランド・モデルから選択して組み合わせられる点です。
しかし、この魅力が時として「どの組み合わせで選んだらいいか分からない」というモデル選びのしづらさにも繋がります。

本企画では、DENON・ONKYO・Pioneer・ヤマハ協力のもと、各ブランドからプレーヤー・アンプ・スピーカーのエントリーモデルをチョイス。ブランドをまたいだ4つの組み合わせを作成し、4人のAmazonスタッフがミニコンポとの違いを視聴・レビュー。
さらに、4人それぞれ異なる好みの音楽ジャンルにベストマッチの組み合わせをご紹介
視聴ジャンル:ジャズ、アニメサントラ、エレクトロニカ、ヘヴィーメタル

単品コンポへのステップアップでモデル選びにお悩みの方は、近いジャンルのレビューをご参考にしてみてください。

Amazonスタッフが選んだ、視聴ジャンル別の単品コンポ組み合わせ

【アニメサントラ好きが選んだ】DENONとONKYOの組み合わせ

Amazonスタッフのレビュー

視聴楽曲:『機動戦士ガンダムUC オリジナル・サウンドトラック』より「UNICORN」

視聴した曲は、アニメサントラであるがフルオーケストラ編成で世界観を再現しており、劇中でも同じ音源を使っている。劇中ではセリフなどでかき消されてしまっている部分もあるが、印象に残る曲が多くサントラを購入し放映が終わって年月が流れているが、繰り返し聴いている。

普段音楽を聴く環境は、「CDレシーバー+スピーカー」で聴いている。単品コンポで聴いた時にまず感じたことは、ミニコンポにはない音場を感じれた。ミニコンポでは、各楽器の音がひとつのまとまりとして流れている印象を受けたが、今回視聴した単品コンポではコンサートホールとまでは行かないが、各楽器の音が本来の音として分かれている臨場感を感じれた。パーカッションの鼓面を叩いて響く音がリアルで、ヴァイオリンでは音に透明感を感じ、余韻も心地良い伸びを感じた。

同タイトルのオーケストラでの生演奏イベントに行ったこともあるのだが、クレッシェンドとデクレッシェンドのメリハリも強く感じ、曲の終盤に向かってコーラス含め盛り上がって行く高揚感が、生演奏の時に聴いた時に近いと感じた。アンプとプレーヤーを物理的に分離して更にCDレシーバーの倍以上の大きさになるのも納得だ。

4つの組み合わせの中で「DENON+ONKYO」を選んだ理由は、一番楽器ごとの音を体感できたからだ。特に衝撃的だったのは、2分6秒あたりでフルートがグリッサンドを行っているのだが、今まで何回も聴いているのに「DENON+ONKYO」の組み合わせを聴いた時に初めて気付いたのだ。気を付けて聴けばたしかに聴こえるのだが、今までその音に気付かなかったが、この組み合わせでは「あれ?こんなフルートの音あったっけ?」と自然に気付かされた。

私は、このサントラで一番好きなのはフルオーケストラでの主旋律の曲調だけでなく、後ろで動くホルンやフルートなどの副旋律の動きが素晴らしい点で「DENON+ONKYO」の組み合わせが一番好みのバランスで再現したと感じた。今回は単品アンプのエントリー機での組み合わせだったので、更に上のクラスの組み合わせだとどのような音を感じれるのか非常に気になるところだ。

Amazonスタッフ T.Y(36歳 男性)

【ジャズ好きが選んだ】ONKYOとPioneerの組み合わせ

Amazonスタッフのレビュー

視聴楽曲:→Pia-no-jaC←『First Best』Disc2より「夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2」

視聴したのは「ハイブリッド・ジャズ」「ハイブリッド・インストゥルメンタル」と呼ばれ独自のジャンルを確立している→Pia-no-jaC←の楽曲の中でも、クラシックの名曲をアレンジした一曲。

このアルバムはどの曲もスピード感があって飽きがこないので、掃除などの家事をしながらワイヤレスのポータブルスピーカーで繰り返し聴いている一枚。
普段聴いているスピーカーでは低音が強調されていて、ピアノの旋律が一部かき消されてしまっているが、ミニコンポで聴いてみると低音が弱まってピアノが少し前に出た分、平面的に感じてしまった。

一方、今回視聴した単品コンポではどの組み合わせでも、ピアノの旋律がひとつひとつはっきり聞こえたのと、これまで聴いていたよりもカホンの打音の存在感をはっきり感じ、ライブで聴くほどではないが臨場感があった

その中でこの「ONKYOとPioneerの組み合わせ」を選んだのは、ピアノの細かな技巧のひとつひとつが最もよく聞こえてこれまで気づかなかった音をいくつも発見したことと、そして何よりかっこいいグリスが一番際立って聞こえたこと。
静かにしっとり聴かせる部分も、カホンと一緒に盛り上がる部分も、どちらも臨場感たっぷりにピアノの音を満喫できて、音楽としてのまとまりという意味では他にも気に入った組み合わせがあったが、ピアノの音色が好きな私はこの組み合わせが一番お気に入りだった。時間があれば他のアーティストのピアノ曲も聴いてみたかった。

Amazonスタッフ M.U(38歳 女性)

【ヘヴィーメタル好きが選んだ】ヤマハとDENONの組み合わせ

Amazonスタッフのレビュー

視聴楽曲:Slipknot『5: the Gray Chapter』より「Custer」

このジャンル、特にSlipknotに関してはメンバーと音数がバンドにしては多いので、ボーカルをはじめ、それぞれの楽器がバランス良く聴こえること。さらにこの曲に関してはスピードと迫力で押し寄せてくるタイプなので、楽曲の迫力、細かく言うと各メンバーが発する音をバランスよく表現できているかが比較ポイントになりました。

私が選んだのは「ヤマハとDENONの組み合わせ」。もうとにかく聴いていて楽しい!
他の組み合わせでは2つのスピーカーで鳴っている感じを受けたが、この組み合わせは空間を作っているような感じで、音にまとまりを感じました。まとまった空間の中に、ボーカルや楽器隊ははっきりと存在しています。
特にミニコンポでは弱かった低音が特徴的で、適度な量感と明瞭さ、聴いていて気持ちの良い低音でした。
1つ1つの音の表現にも長けていて、この楽曲の持つ重量感、タムの移動感も臨場感の表現も充分
盛り上がる箇所では、ミニコンポよりもしっかりとしたドライヴを感じることができ、総称して迫力演出がうまいと思いました。

Amazonスタッフ M.I(32歳 男性)

【エレクトロニカ好きが選んだ】Pioneerとヤマハの組み合わせ

Amazonスタッフのレビュー

視聴楽曲:BOOM BOOM SATELLITES『SHINE LIKE A BILLION SUNS』より「A HUNDRED SUNS」

エレクトロニカの中でも、この曲はエコーを多用した音の広がりが特徴的。
そのため、楽曲の持つ空気感の表現とその中に持つビートの表現を中心に視聴しました。

私が選んだのは「Pioneerとヤマハの組み合わせ」。
エコーのかかったボーカルや電子音の伸びが良く、余韻もあますことなく表現されていると感じました。透明感も抜群
左右の音のまとまりが良く、作られた音場の中に空気感が表現されている。それでいて一音一音がハネていて、ビートがイキイキしているよう。
低音に関しては“ズーン”と沈み込むような低音も、環境音のような低音の押し出し感もどちらも気持ちよく表現され、空気感の演出に活きていました。量感もちょうど良い。

組み合わせによってここまで鳴り方が違うのか!と改めて驚きました。

Amazonスタッフ H.S(33歳 男性)

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