バイクのバッテリーガイド

バッテリー型式の見方、バッテリーあがりの原因、上手な使い方、バッテリー交換方法ほか。

バッテリー型式の見方

二輪車用バッテリーは主に、開放式の標準型バッテリー、高性能型バッテリー、密閉式のVRLA(MF)バッテリーの3つに分類し、規格として定めている。以前は開放式が主流だったが、現在は車両多様化によるメンテナンスフリー性、コンパクト性のニーズが高まり、VRLAタイプが主流となっている。

バッテリー型式の見方


バッテリーあがりの原因

バッテリーあがりの原因は様々。寿命以外の理由の場合は充電すれば再使用できるケースが多いが、バッテリーは一度あがってしまうと、充電しても以前の性能は発揮できない。2年以上使用したバッテリーの場合は、交換をお奨め。 ※盗難防止装置を取り付けている車両は、エンジンを切っても20~30mアンペアの暗電流が流れている。頻繁に乗らない場合は、こまめな補充電をしよう。

 

バッテリーあがりの主な原因

パーキングライトやメットインスペースのライトの消し忘れ
端子緩みによる接触不良
長期間乗らないことによる自然放電
車両側充電装置の故障による、充電不足
車両側配線の劣化によるリーク
事故等の衝撃によるバッテリー内部故障
バッテリーの寿命

 

バッテリー寿命の判断

バッテリーの寿命は使用環境により大きく異なるが、平均すると2~3年ほど。ただし、降雪地などでバイクに乗らない期間がある場合は、きちんとメンテナンスをしないと1年未満で寿命になってしまう場合があるので気を付けよう。

エンジンのかかりが悪い
バッテリー液の減りが早い
ホーンが弱々しい
ウインカーが正常に作動しない

バッテリーの交換方法(VRLAバッテリー)

取り外し、取り付け時の注意

バッテリーの電解液は腐食性の希硫酸です。(毒物及び劇物取締法で劇物指定) バッテリーの点検,交換,その他作業をされる場合は、保護めがね,ゴム手袋を必ず着用してください。 取り扱いをあやまると大怪我,やけど,失明,機器の破損に繋がります。 プラス/マイナスの順番を絶対に間違えないでください。順番を間違えて作業をすると、スパナ,レンチ等とバッテリー端子の接触により、スパーク(火花)が発生しバッテリー爆発による怪我,バイクの損傷等重大事故の原因となります。

 

1.古いバッテリーの取り外し方

古いバッテリーの取り外し方


 

2.新しいバッテリーの取り付け方

新しいバッテリーの取り付け方


 

3.取り付け後の確認

取り付けが完了したらエンジンを始動してみよう。始動操作は5秒以内とし、1回で始動しない場合は10秒くらい停止後、再び始動操作を行うこと。ただし、この操作を数回行っても始動しない場合は、バッテリーや始動回路を点検すること。 ※最初の始動はキックがついているバイクでは、キックスタートをお薦め。

 

保管について

すぐに使用開始しない場合,バイクに乗られない場合は以下の項目をご参照願います。

1. 保管される場合(買い置き,在庫)
・液別タイプ(即用,ドライ,DRYタイプ)の場合は、使用開始直前まで電解液を入れずに保管してください。
・液入り充電済みの場合は、使用していなくても自己放電が進むため、2~3ヶ月に一度補充電をしてください。
・また、何れのタイプのバッテリーでも使用開始までの保管期間中に自己放電が進むと共に保管期間中にも劣化が進行します。(使わなくても寿命が進行します)
・使用開始の際には、上記項,取扱説明書を確認し、必要に応じて、注液,補充電を行いご使用ください。
・補充電をした場合でも保管期間は、1年までとし早めに使用開始してください。

2. バイクに乗らない場合
・バイクに乗らない場合でも、バッテリーは自己放電すると共に、車両の電気負荷(コンピュータメモリー,時計,セキュリティー等)により放電します。また、バッテリーは放電したまま放置すると、充電不能となることがあります。
・いざという時にバッテリーあがりにならないように、バイクに乗らない場合は、バッテリー端子を外すか、1~2ヶ月に一度バッテリーを充電してください。(尚、バッテリー端子を外した場合でも、自己放電はしますので2~3ヶ月に一度補充電を行ってください)