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愛犬介護ガイド

より長く、ともに生きるために。

7歳からのケア
 小さな変化に気付いてあげよう

人間とは違うスピードで成長し、そして老化していくペットたち。飼い主にはまだまだ元気に見えていても、ある年齢に達するとペットの体の中では老化が始まっています。

ペットの小さな変化に気付いてあげること。そして早めにケアを始めることが、ペットと過ごす時間をより長くすることにもつながるのです。
明るい介護、無理しない介護
飼い主の表情や気分を、ペットは敏感に感じ取るもの。
ペットの老化がつらい…と飼い主が嘆くばかりでは、ペットも気が滅入ってしまいます。まだ動くことができるのに、過保護になって、一日中寝たままにさせるのも、考えもの。 ペットに無理のない範囲で刺激を与えながら、飼い主にも無理のない笑顔の介護を心がけたいものです。

フード
カロリーを減らして、栄養素は十分に与える
ペットも人間と同じように代謝が落ちてくるため、若いころと同じカロリーを摂っていると肥満になります。かと言って安易にフードの量を減らすと、必要な栄養素が足りなくなることも出てきます。 シニアに必要な栄養素、カロリーがバランスよく考えられたシニア用のフードがお勧めです。

 高齢犬用フード

さらに老化が進んできた場合には、一度に摂る食事の量が多いと、内臓に負担になることも出てきます。 これまで1~2回だった餌やりを、3~4回に分けて少量ずつ与えることで、その負担を減らしてあげましょう。

 食器を高くしてあげよう

下を向いて食べるのが、つらそうに見えたら、食器台で高さを調節してあげることも大切です。

首にかかる負担を減らし、口から食べ物もこぼれにくくなります。
 シニア用食器

快適な環境を作ろう
ベッド選び
シニアになってくると、ベッドで過ごす時間が増えていくもの。
ペットにとってベッドが快適な場所になるよう、ベッドを選びたいものです。
・ペットの体の大きさにあったもの
・洗濯しやすいもの
・冬はあたたかいもの。夏は風通しがよく涼しいものを。
・柔らかく。クッション性のあるもの。

 ベッド

 ベッドの場所

飼い主や家族の愛を感じられるように、リビングなどに置いてあげましょう。

静かに眠りたいとき、来客時のために、別の部屋にサブスペースを作りベッドを置いてあげると、体調や気分で選択できるようになります。

人間よりも体温調整の難しいペットのために、冷暖房の風が直接当たる場所は避けましょう。

またトイレなどをベッドの近くに置いてあげることも優しい心づかいです。

スロープ・階段
以前は簡単に登ったりジャンプ出来ていた段差も、年をとると登れなくなったり、無理して登ろうとしてケガにつながることもあります。
そのままにしておくと、行動範囲が狭まり、運動不足にもつながります。
スロープや、段差を埋めるステップで、ペットに優しい環境づくりをしましょう。

 ステップ

運動・刺激
 外に出よう

シニアになると、ペットも動くことが億劫になりがちです。

足腰が弱くなることも原因の一つですが、運動をしなければ筋力は落ち、寝たきりになる時期を早めることになりかねません。ペットの状態に合わせ、適度な運動を行うようにしましょう。

立ち上がるのは難しいけれど、立ち上がれば歩けるペットもいます。その場合は立ち上がりをサポートしてあげましょう。

外に散歩に出ることは、足腰の筋力トレーニングになるばかりでなく、他の動物との遭遇など、外界の刺激を多く受けられるため、老化を緩やかにする効果があります。

シニアになったペットも恋をする可能性だってあります。

足腰が弱くなって、歩くのが難しくなったペットには、飼い主が体を支えてあげられるハーネスや、キャリーなどもあります。

年をとったからと家に閉じこもりにさせず、良い刺激を与えてあげましょう。

 介護用ハーネス
 お出かけ用品

寝たきりになったら
床ずれにさせない寝床づくり
起き上がることができず、寝たきりになったペットには、人間と同じように床ずれが起きる可能性があります。
まずできることは、適度に柔らかい寝床を作ってあげること。低反発素材のマットなども効果的。
そのまま排泄した場合に困らないよう、表面のシーツの下に気泡シートを敷いてあげてもいいでしょう。
排泄する可能性がある範囲にはペットシーツを敷きます。
紙オムツもあります。ペットの状態に合わせて使い分けましょう。

 トイレシート
 パッド・床保護シート
 紙オムツ
 マット

寝返りをさせる
床ずれを防ぐために、ペットに寝返りをさせることになりますが、足だけをつかんで体を逆向きにさせると、食道に残っているものが逆流して気管に詰まったり、内臓の位置が急に動くことになりとても危険です。
犬の上半身を一度抱え上げ、腰部分を軸にお座りに近い形にして足が下に来るように体を回転させ、静かに寝がえりを打たせてあげましょう。


※本ページのモデル、オーディンのインタビュー記事はこちら

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