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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
動物園の在り方を問う,
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レビュー対象商品: ZOOKEEPER(1) (イブニングKC) (コミック)
ZOO KEEPER、つまり動物園の飼育係。赤外線を見ることのできる特殊な目を持った主人公が、新米飼育係として動物園に勤務、その能力を以て次々に問題を解決してゆく……と書くとヒロイックだが、実際には主人公の役割は実に微々たるもの。話の中核は「動物園かくあるべきか」という点である。 学術的意味合いの強い動物飼育施設/種の保存施設でもあり商業施設としての見せ物小屋でもある動物園の本質の部分-----問題点や将来のあるべき姿も含め-----が見えてくる良作。 特殊能力を持った主人公が描写の中核とならず道具に徹する姿勢は、もやしもんとも通じるものがある。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
動物を取り巻く環境を描いた良作,
By ヨシノ (奈良県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ZOOKEEPER(1) (イブニングKC) (コミック)
名前を見かけたこともなかったし、おそらくそんなにキャリアのない漫画家さんだと思うのですが、「上手い」と言うのが第一印象。一話目のチンパンジーの話から考えさせられます。主人公が特殊能力の持ち主(温度を視認出来る)だと言うのは、漫画では良くある手法ですが、それをメインにするのではなくて、あくまで動物を取り巻く環境、ひいては人間社会について正面から扱おうという姿勢が感じられて、好感が持てます。 動物に関する知識もなるほどと思うものが多いですし。読んでいて、玉井雪雄のIWAMALを思い出しました。 登場人物では、動物園の園長が非常に曲者と言うか、作者は、園長に自分の言いたい事を言わせている感じなのかな。とにかく、吐く一言一言が重い。 二巻収録分(イブニングで連載中)も、一巻と同じように結構重い内容を正面から扱ってますし、これからも注目したい漫画の一つです。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
人間だって動物だ,
By
レビュー対象商品: ZOOKEEPER(1) (イブニングKC) (コミック)
面白いわぁ。絵は正直、今時でない。 ペンタッチやトーンの使いどころや、表情の作り方は結構独特。 主人公は温度を見る、という特殊な能力を持っているものの、話はそれを中心に据えて作られたりはしておらず、 動物園と、そこに住まう動物、関わる人々を描いており、カテゴリーするならば「職業もの」になるだろう。 主人公が転々と担当することになる動物たちの姿、特徴等もしっかりと描かれているが、 その飼育を担当するプロフェッショナルな人々の描写もとても面白い。 特筆すべきはやはり、園長。 この人は黒い。とてつもなく黒い。 しかし誰よりも深く、動物園という存在を見つめており、その言葉は価値観を大きく、抉る。 だが、この漫画自体は、安易に結論を押し付けはしないようになっている。 ストーリーは動物たちに纏わる一つ一つの出来事と、それに触れ、行動していく主人公の姿を描く。 この作品としての結論は、これからも描かれていくのだろうが、この一巻でも十分、さまざまなことを考えさせられるのには十分。 面白いなあ。これからも楽しみ。 ところで園長、左手の薬指に指輪してるんだね あの人食い熊の奥さんってどんな人なんだろ…(連載では出てるのかなあ)
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