内容紹介
コンピュータのさまざまな要素技術は、ハードウェアの物理的な制約から解放されて扱いやすくなるように「仮想化」されてきました。ZFSは、ストレージシステムの仮想化を一歩進めた近代的なファイルシステムです。
ZFSを利用すると、ちょうどメモリを増設するような感覚で、運用中のシステムにディスクを追加することができます。また、RAIDやスナップショットなどの機能に加えて、代表的なファイル共有サービスとも密に連携しているのも、システム管理者には魅力でしょう。
ZFSは、サン・マイクロシステムズ社によって開発されましたが、オープンソースソフトウェアとして公開されているので、FreeBSDやMac OS Xなどでも採用が進んでいます。
本書では、ZFSの概念を解説したあとの最初の例として、付属のOpenSolaris 2009.06 Live CDを使用し、CIFS(Windowsファイル共有)ファイルサーバーの作成方法を紹介しています。また、iSCSIを介して他のシステムにZFSファイルシステムを供給する方法や、Linux HAクラスタやXenなどの仮想環境で利用する方法、大規模なバックアップシステムの実事例も取り上げました。
データは日々増えるもの、ディスクはいつか壊れるもの。データの保管にココロをくだいているみなさん、本書でストレージシステムの次のステージへどうぞ!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
長原/宏治
有限会社エヌ・エス・プランニング代表取締役。カーネルの改造、システムインテグレーション、サーバーの設計・構築、技術文書の執筆・翻訳、技術者教育など、Unix系システムのなんでも屋さんと化しつつある
佐藤/通敏
システム管理者
今井/悟志
メーカー系の情報システムインテグレーターで仮想化の仕事に従事。社内のSE向け技術ドキュメント、営業向けガイドドキュメントなど、仕事でもモノ書きが多い。長野県在住
加藤/久慶
Japan OpenSolaris User Groupにて、OpenSolaris勉強会を運営している。得意分野は、システムパフォーマンス解析およびDTraceなどの基盤技術。群馬県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)