"Fight The Power"を思わすかのようなヘビーなファンクナンバー"The Pride [Part 1 & 2]"で幕を開けるこのアルバム。一見ジャケット写真を見るとライヴアルバムのように思うかもしれないが、これはスタジオ録音のオリジナルアルバム。
The Isleyの絶頂期は、"3+3"から"Harvest For The World"までと一般に言われているが、その次に発売されたこの"Go For Your Gun"もなかなか捨てがたい一作だ。また、セールス的にもチャートを6位まで昇り詰め、34週チャートインというロングセラーを記録した等、ちゃんとした成功も収めている。
「3+3」体制の核とも言える、Jasperの激しいクラビネットと、Marvinのごりごりとしたベース。そしてそれらが生み出すビート上にRonaldのしなやかな声と、クリーンで伸びのあるErnieのギターサウンドが乗っかる。それは彼らにしか生み出せない、一つの芸術品と言ってもいいと思う。
2曲目の"Footsteps in the Dark [Part 1 & 2]"は何処か"Between The Sheets"の成功を予測させるかのような甘く切ない名バラード。その他にもポップな要素が詰まった"Tell Me When You Need It Again [Part 1 & 2]"も僕は好きな一曲。最後のタイトルナンバー"Go For Your Gun"はErnieの気持ちよいギターソロ。どの曲もクオリティが高く、充分な満足を得られる作品だと思う。