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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
別の側面からみたアメリカ史,
By 岡野秀城 (広島県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: A Young People's History of the United States: Columbus to the War on Terror (ペーパーバック)
通常のアメリカ史であれば、コロンブスのアメリカ新大陸発見からピルグリムファーザーズのアメリカへの植民、そして、マニュフェストデスティニーによる西部への開拓、民主主義、大統領、世界の警察官となります。
しかし、本書は別の切り口からアメリカ史を物語っていきます。 時には、インディアンの視点、時には、黒人奴隷の視点、時には、被差別有色人種の視点です。 現在のアメリカ政治状況の対立軸として、差別を取り上げ、抑圧され続けた人々の生活を抑圧史として描いたのが本書です。 そのため、白人によるインディアンの虐殺から始まり、お金儲けのための黒人奴隷酷使など、白人の富の蓄積のためにこれでもかというほどの悲劇を物語ります。 しかし、現代、そして、現在に近づくほどに通常の政治史へと変化するわけですが、ここに本書を読んでいて歴史というものがどのようなものかということを考えさせられました。 歴史とは、現在の政治状況を肯定するために物語るものという役割です。 本書は、英語で書かれていますが、若者が読みやすいように、なるべく簡単な単語で書かれており、英語学習者のためにも良いと思います。
5つ星のうち 4.0
通史を知っていることが前提かも。,
By
レビュー対象商品: A Young People's History of the United States: Columbus to the War on Terror (ペーパーバック)
A People's History of the United States (P.S.)を若者向けに縮約したもの。
英雄たちの物語として描かれがちな歴史を、抑圧された側の立場から描くというオルタナティブ的立場をとった本だが、縮約版のためなのかどうか(私は「大人版」は未読である)、普通の歴史では扱われる事柄がなかったり、年代が前後したりと、記述にかなり濃淡がある印象である。本書だけではアメリカ史のおさらいはできないだろう。また、通史をある程度知っていないと、著者が何を批判しているのか分かりにくいと思われる部分も少なくない。歴史年表を片手に備えるか、簡単な通史を読んでから取り組んだ方が、この本の意図するところはくみ取れると思う。
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